ユニコーンS 可能性の獣を探せ!

先日夜中に酷い腹痛に遭遇いたしましてね。
あまりの苦しさに脂汗ダラダラで、その発汗具合といったら在りし日のエクセラントカーヴ*が思い起こされましたわ
*堀厩舎 牝 2014引退

着替えようと思い服を全部脱ぎ捨てた所でまたもや激痛、全裸で四つん這いになりその場から動けず……
深夜に完全に極まっちゃった埼玉県在住の男性。

もうね、ヤバイヤバイという文字だけがずっと脳内リフレインなの。
そしてなぜか時々『違う、そうじゃない』のあのワンフレーズがカットイン(笑)
『お腹痛い……ヤバイ……ヤバイ……違う違う、そうじゃ、そうじゃなぁいぃ……(以下エンドレスループ)』
これが二週連続で◎が二桁着順の男の脳内ですよ、みなさん……


とにかくこのまま死んだら事件性は無いにせよ、『何か呪いの儀式を行った中年がその最中に全裸で孤独死したのでは?』と誤解を受けそうな案件。まさに現代の闇、埼玉ミステリー。
それにさ、いい歳した成人男性のピンチのときの台詞が「ヤバイヤバイ」ってのも語彙力的にも相当ヤバイ。神の名を呼んだりお経を唱えようにも私が信仰するのはギャンブルの神なので、ツケは払えよと冷たく言われるだけでしょうが。
さしあたって「辞世の句」の大切さもラオウと共に皆さんへ伝えておくべきと感じた深夜の出来事だったわけ。

多分だけど相田みつをもこんな経験からあの心に響くフレーズを残していったんじゃないかな?

わかるよ、みつを。今の俺ならわかる。

そんな中年とは無縁なピチピチフレッシュ三歳馬が今後の「可能性」を賭けて争うユニコーンS。初ダート、前走ハチャメチャな追い込みをした馬、海外で経験を積んだ馬など多彩なメンバー構成。

この中からユニコーンガンダム級の「可能性の獣」をピックアップ。ついにこの予想note初の的中!と洒落込むことにいたしましょう。

・みつを、ユニコーンガンダムって知ってる?

ところでユニコーンガンダムが良く分からない人もいると思うので、簡単に説明を
まあ数あるガンダム作品のひとつなんですけどね。お台場に立ってるアイツ。
「ユニコオオオォォォォンッ!!!」
の声と共にガショーンガショーン言って変形するアイツ。
ちょっと前にパチンコ化して「それでもっ!」って我々大人にお金を貢がせたトンデモネエ悪いやつ。

その物語の冒頭で

『私のたった一つの望み……可能性の獣……希望の象徴……』

ってモノローグからユニコーンガンダムが出撃する名シーンがあるんですわ。
それがパチンカスの手に渡って大ヒットしましてね。
↓ ↓ ↓

お、おう……立派なパチンカスや……


もう『可能性の獣』ってワードがギャンブラーにはたまらないわけで。ガンダミャー知らない人も雰囲気でなんとか頼むわ(笑)。

正直ガンダムどうこうなんて話はオキザリス賞でね。
おうまさんポーズで苦しんだし、ユニコーンって名前だし、こんなもんでいいかな感覚よ。
俺の心の中のみつをもそう言ってる。
みつを、SAY YES
迷わずにSAY YES


さて、東京ダート1600mのコース特性などは詳しい方におまかせすることにして。ここでは数有るポイントの中から
・2F目のポジションとラップ
・直線で差しが来るときの条件
この辺りに注目して出走馬がいかほどのケモノか見ていくことにしますか。

・ケモノ度★★



コンバスチョン 
ヒヤシンスSはHペースといえども前半の負荷が小さかったレース。35秒前半の楽な入りから余力を持ったままラスト1Fまでさほどラップを落とさずフィニッシュ。優等生ではあるがケモノ度は低い。
ガンダムでいうところのジムみたいな立ち位置。事務のお姉さんなら私は大好物なのだが。
みつをはどんな女性が好み?

インダストリアル 
迷走具合では確かにピカイチのケモノ。スピードがあるので重なら、といったところか。
ただ爪がね~、ポリパテで補修したあとのガンプラ感丸出しじゃん。レース名に合ってるんだけど、とにかく馬場を選ぶタイプなのでケモノという感じではない。

バトルクライ 
青竜Sでのこの馬の見所は「2F目に押していってもその後折り合いついて、直線で末脚を使えている」という点。つまり、ある程度のポジションを取った上で差しが可能という贅沢なタイプ。しかし距離的にはギリギリで差し不発ということも今後はありそう。
ケモノ感は薄い。

・ケモノ度★★★



ヴァルツァーシャル 
現状追走能力があまり高く無いゆえに、ワンターンで長い直線の東京向き。戦歴からも明確にわかるのは「最速上がりで遅刻ギリギリ」ということ。これは直線に入るまでに何も出来ていない不器用さの露呈となる。成長必須でタフな相手だとやはり今回も遅刻か。
直線だけケモノ、道中はぬいぐるみレベル。

ジュタロウ 
1勝クラスで刻んだペースを見ると、良馬場としてはなかなかのもの。ヒヤシンスSよりはタフな展開、青竜Sと遜色のないラップどころかタイム的にはそれを上回る。前半34秒で先団付近を追走、終いも2秒以内の減速で抜かれずにフィニッシュ出来る能力。強敵相手に通用する土台は揃っているだけにゲートとコンディションには注意(河内厩舎ってたまにやらかすんよね)。
ケモノというよりはびっくりドンキーのチーズバーグディッシュみたいにそれなりにまとまって「はいどうぞ!」的な印象。

・ケモノ度★★★★

ペイシャエス 
菅原騎手が前で競馬してソコソコ強い、というのはこれ結構強い証。彼は目標に対しての仕掛けが上手いタイプだからね。なので芝とダートでの馬券になるパターンがかなり違う。そんな中、青竜Sでは前半35秒をベストリーガード、グッドディールと共に作り出して、2F目までに結構消耗しそうなスピードに達している。ここで前潰れの下地を作ってしまったのが誤算。ラスト3Fでの減速具合はむしろ良く頑張ったレベルで、前回と同じ轍を踏まなければもっとやれる。今回も同じやや重なら経験値の分◎レベルに扱っても。
ただケモノ感は少し足りない。後ろを潰すくらいの力量をつけることが今後の目標になる。

ハセドン 
ねえ、名前からもう一回審議しよっか?
丼ものなのか静かなるドン系なのかプロレスラー上がりの議員なのか、サッパリ不明。
そして前走青竜Sの刻んだラップが史上最大級に意味不明。3F目からずっーとほぼ加速ラップ。それで最後まで持つのも間に合うのもミラクル。長く追えるので意外と大遅刻が無いタイプなのが購入者の脳を蕩けさせてる罪作りな馬。
ただ今回「位置を取りに行く」というコメントからもやはりこのままでは勝ちパターンが作りにくいことは陣営も理解している様子。じゃあ位置を取りに行ったとき、道中落ち着かせられるのかという課題に答えが出ていないのも現状。芝2000で下ろしたってのもちょっとね。
出遅れれば前と同じやり方で馬券内も望めるのだが、とにかく軸には選びにくい。
ケモノ感はあるんだけどもしかしたら魚とかそっち方面の可能性もあるよね。ハセじゃなくてハゼだった的な。馬だけどさ。


・ケモノ度★★★★★


リメイク 
初のマイルとなる今走だからこそ今回のテーマ「可能性の獣」にふさわしい一頭。距離をこなせると判断した根拠が『脚の長さ』。キ甲よりも腰の位置が高いのだが、完歩幅を見る限り広い府中ダートは確実に向いている。延長組だけに追走に問題はなく、スピードの乗せ方さえ上手くいけば2Fの延長も苦にはならない。
そしてこの馬、というよりはお父さんがラニ、じゃあもうケモノとかケダモノだよこいつ(笑)
みつをもラニを思い出してブルってる。

・ケモノ度 謎謎謎



セキフウ 出遅れます?

比較基準となるレースが無いので何とも判断はしにくいので無理矢理評価はしない。

・結論 可能性の獣はコイツだ!!

リメイク
○ペイシャエス
▲ジュタロウ
☆ハセドン、ヴァルツァーシャル、バトルクライ

というわけでダート界に今後君臨するであろう『可能性の獣』を探してみたわけですがね……
JRAさん自体が『手負いのケモノ』感丸出しで私に噛みついてくるのは何とかなりません?
差しのべた手を完全にデスロールで食い千切りにきてますよね?

こっちもナウシカじゃねえんだからさ、噛みつかれたまま手懐けようなんて思ってねえし!
でも当たらなきゃポンポン痛いの治らんのですよ、だから頼むわぁ。

ああ、気がつけばもう2022年も半分消化しちゃったんだねテヘッ

はずれたっていいじゃないか けだものだもの

                ぺぬを