旦那の母のこと

 7月11日に旦那の母が亡くなりました。私が知らせを受けたのは仕事中。びっくりしてすぐに早退し、息子を迎えにいきました。
  旦那の母はとにかくおしゃべりですが、旦那がいなくなるととたんに口が悪くなる方。結婚したとたんに「早く孫を産んでね。できれば男の子」攻撃。私はなるだけ無視し、別な話題に持っていきました。義母は理容師でしたので、その話をふるとはりきっていかに自分が苦労したか、を話し始めてました。義母の時代は戦後すぐだったこともあり、資格をとるのも一苦労だったようです。1人で床屋を切り盛りし、子育てした義母はすごいと思います。
 息子が産まれた時はとても喜んでくれました。可愛がって貰いました。出産後の電話攻撃は大変でしたが、嬉しい気持ちは伝わって来ました。
  なんだかんだとありましたが、上顎に癌がみつかり、入院。お見舞いにいくとおちゃらけたりしていました。「奇跡を起こすんだ」が口癖になり、余命宣告されたよりも半年も頑張りました。私が義母が癌であることをしばらく知らず、旦那は隠し通し、私が知ったのはBIGSOLOツアーのチケットを取った後でした。
 なんでもっと早く言わなかったんだ、と問い詰めたら心配かけたくなかったとのこと。優しいのか優しくないのか。分かりません。きっと私には心配かけたくなかったのかもしれません。
 
  11日に状態が急変してしまい、帰らぬ人となりました。名古屋公演前だったので、最後に意地悪したくなったのかな~、と旦那と話してました。「お義母さんらしいよね。」と2人で話してました。旦那の妹さん夫婦にも会いたかったのかな。

  東京オペラシティは息子と2人で行ってきていいよ。と旦那。名古屋公演に行けなくなり、落ち込んでいた私への配慮なのだそうです。

 何度も喧嘩し、またパワフルな義母。昭和1桁生まれにはどうやったって勝てなかったなぁと思う日々です。笑顔が素敵なお義母さん。ゆっくり休んでね。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?