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Kutulu「見ると死ぬ鏡」GM感想(カヨ&姉子)


注意!ネタバレあり

ゲームの性質上、一度内容を知ってしまうと遊べません。「見ると死ぬ鏡」を遊んでから読んでください。

シナリオ概要

舞台設定 :大正2年、日本、長野県、遠退村(とおのきむら)。5 月
推奨人数 :2 人
プレイ時間:2 時間程度
シナリオ傾向:シティ・狂気
HO:
・20 代くらい、1名以上は村の名主の親族であること
・PC 同士は親族または幼馴染
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時は大正 2 年、長野県、遠退村(とうのきむら)。地元の 名士であり名主の「左衛門」が亡くなった。 血縁にあたる PC たちは左衛門の蔵の整理を頼まれる。 そこで古びた銅鏡を見つけるのだが・・・
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プレイヤーキャラクター

大野 カヨ(おおの かよ)/かぼす…使用人一家の娘。
姉子のことは「お嬢様」とよぶ。カヨの方がやや年上。姉子とは幼馴染的な付き合い。お嬢様とは久しぶりに会う。
しっかりもののお姉さんもとい、暴走する姉子のツッコミ役。

小野 姉子(おのの あねこ)/なりた…小野家名主の孫娘。
都会の女学校に通っている。新しいものに目がない。 都会で走っている車に興味深々。 祖父の左衛門が死去したため、久しぶりに地元へ帰ってきた。
蔵の中の所蔵品クラッシャー。

熊蔵…姉子が蔵のなかで見つけた、鮭をくわえた熊の木像。姉子命名。今回のシナリオの重要アイテム。

所感

個別チャット使ってみた
「見ると死ぬ鏡」は今回で3回目のGMになるが、趣向を変えてみた。
プレイヤーごとの個別チャットを準備し、
①鏡を見たときに見えるもの ②徳蔵の遺体が握っている根付の描写
この2点に関しての情報は個別に描写を伝えるようにした。
RPの上手な2名なので、RP上の情報交換を楽しんでもらおうかな、という意図。ちょっとした緊張感が生まれて面白かったので、結果的に良かったと思う。
Kutulu未経験者に回す場合は、個別チャットにする必要はないとも感じた。
あれ?見えてるものが違うぞ?という経験を何度かしているプレイヤーに、時折、個別チャット式を回してみようと思う。

神社の演出のアレンジ
Vtuberの六児雛さばきさんの動画を参考に、
吐き気を伴い、口の中から得体が知れないものが出てくるような描写をした。クライマックスで黄色いカッパの子供が口から出てくる描写をする際に、思い返すように印象付けてみた。

熊蔵の活躍
破天荒な姉子にカヨが振り回され、蔵の皿をいくつか割られつつも物語は進行するが、姉子の父・徳蔵の遺体がカヨの根付の紐を握っていたこと、
カヨが着替えず汚れた服のまま現場にいたことから二人のPCは仲違いしてしまう。
村人や警官視点だと、今回の徳蔵の件は”事故”であり、二人の仲違いは実父の死で気が動転した姉子が気が立ってカヨに当たっているように見えているので、NPCから姉子に仲直りを一応説得を試みるも、姉子はカヨを疑ったままだ。
自室で泣いてるカヨを置いて、このまま神社に姉子一人でいくのか?プレイヤーは2人で行った方がいいのではと混乱する中
「カヨ、熊綺麗にして持ってきてくれんか?」
という謎の提案から、まさかの茶番で見つけたことにした熊をカヨが綺麗にして姉子に差し、無事(?)二人は信頼関係を取り戻すことが出来たのでした。
ありがとう、熊蔵。

姉子ちゃん&カヨちゃんの幼馴染主従コンビのバランスがとても良くて、
今度は同じ時代で帝都でのシナリオがあれば、継続でまた遊んでほしいなと思いました!






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