嬢をめぐる冒険(N#5)
即尺、ア○ル舐めを売りにしたお店だったのだ。僕は変に納得してしまった。出稼ぎの時にいままでの女の子とサービス内容が違ったのはこのお店の在籍が長いからなのだなと。
それに加えて彼女の仕事に対する生真面目さなのだろう、自分が行うサービスに関する内容のクオリティーを追求している印象も受けていた。
僕はいつも衝撃的プレイと彼女に伝えていたが、その理由が完全にわかったような気がした。
僕の訪問は彼女にはいつもとは違う対応を迫る結果になってしまったのかもしれなかった。あとでこのお店のコンセプトや内容については詳しく教えてくれた。聞いた僕は「そんなことお願いできんわ!」と笑った。
彼女は洗体から違うのだ。とにかく責められるのだ。そして男の羞恥心を煽りながら絶頂に誘うのだった。SだのMだのという概念で責められること拒否して責めたがる男はいるかもしれないが、それは損しているだけでしかないような気がした。身を委ねるのが絶対的な正解だ。
僕は出会って早々に彼女に降伏してしまったのだろう。そしてまた会いに来てしまったのだった。
「出稼ぎ先で東京の在籍のお店も行くよって言ってくださる方は
いますけど。実際に会いに来てくれる方っていないものですよ」
嬢の社交辞令はあるが、客にだって社交辞令はある。僕はどうやら社交辞令で終わらせなかった数少ない一人のようだった