音楽は石油だ

音楽は石油だ。
はい、何か意味分からんこと言い出しましたがこれが今日のテーマです。ちゃんと説明します。

まず、パーカッションの音とかはともかく全てのメロディーは五線譜の上、もっと個人的に分かりやすく言うと鍵盤の上で完結する訳じゃないですか。でも鍵盤の数には普通に限りがありますよね?オクターブ高い低いを考慮しなければ(そこが普通に重要ではあるけど)黒鍵を入れても12個しかない。元となるピースが有限なら、その組み合わせの数だって当然有限です。

しかもその中には「ドレミファ」と「レミファソ」みたいな高さをずらしただけで旋律としては同じものもある。そして何より重要なのが、ただでさえ限りがあるメロディー一覧の中で多くの人が良いメロディーだと思ってくれるものはさらに少数だということ。

そんな訳で、私はいつの日にかこの世に存在しうるメロディーが全て使い尽くされてしまう日が来るんではないかと密かに戦々恐々としてるんです。勿論実際には毎年たくさんのヒット曲が世に出てくるし、その理由は何だかんだアーティストの皆さまが良いメロディーを発見し続けてくれるから。今にも枯渇しそうだけど、何だかんだずっと無くならない気がする。これこそ、音楽に対して私が半世紀ほど前からずっと消滅が指摘されてきながら何だかんだ油田が見つかって生きながらえている存在である石油という例えを使った理由です。

という訳で、音楽というものはもはや無駄遣いしてはいけないってレベルにまで達してしまったのだから、毎回毎回何かしら曲が出る度にその人しか知らないような洋楽の名前を出して「はいパクリ!はいパクリ!🤬」って興奮するの止めませんか?無益っすよ。


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