介護現場のBCP策定、緊急時の連絡手段とは

BCPは、企業が災害や不祥事などの緊急事態に直面し、経営が困難になった場合に備えてあらかじめ計画書を作成しておくことです。近年では、企業だけではなく、介護サービスを提供する介護施設や事業所でも策定が義務付けられています。介護の現場でBCPを策定する場合、主に職員の確保をどうするか、施設の管理をどうするか、ライフラインや衛生用品、食料品の確保をどうするか、という点が中心になります。これには、忘れられがちですが重要な点として、連絡手段の確保が挙げられます。特に大規模な災害が発生した場合、メールや電話が繋がりにくくなってしまう可能性は大きいでしょう。電波は問題なく通っていたとしても、通信回線が込み合ってしまい、連絡が取りにくくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

緊急時には、一斉に情報を発信することが大切になります。従来の電話による連絡網の場合、電話が繋がらない人がいるとその後の連絡が滞ってしまう危険性があります。そのような点から、メールで一斉に情報を送信することは有効です。注意点として、メールの宛先をあらかじめまとめておく必要があります。そのようにしなければ、有事の際に宛先を一つ一つピックアップすることになり、時間がかかってしまいます。また、分かりにくい件名の場合、重要なお知らせと気が付かず流されてしまう可能性もあります。一斉送信の場合、迷惑メールに振り分けられてしまうことも考えられるのです。電話やメールだけでは心配な場合は、職員の安否確認には、メールや電話よりも専用システムを導入することもおすすめです。これらBCPについては、『【BCPとは?】介護における事業継続のポイント』というサイトにも記載があったので併せてご確認ください。