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妄言らぢお(つぶやき帳2023冬~:主に無意味)

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日記雑記マガジンがSNS風のつぶやきになってきたので、別途につぶやき・短文用のマガジンを新設。ただし、あまり意味のない思いつきの妄言が主です。 (備考) なお、インターネットは…
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#犬との暮らし

犬怪談12:ある日、全身を金色に脱色して得意顔の犬。ついにグレだしたかと懸念すると「お稲荷のコスプレです」と悪びれもしない。食事にお稲荷・油揚げ(の味噌汁ご飯)ばかりを連日出すと「そろそろ普通のドッグフードも」と言い辛そうに要求、「その毛色が元に戻ったら」と言われてしょぼくれる。

犬怪談10:ゲームの特殊装備に「こいにゅー(仔犬)」が追加される。使用すると投擲武器のように回転しながら飛んでいき、敵の顔面にフェイスハガーのよう張りついて「イヌスキー粒子」を放射。気持ちが和んで戦意を喪失させる。

犬怪談8:毎朝に「舐め倒し嗅ぎ倒す」「親愛プレッシャーにどこまで耐えきれるかな?」と、犬臭いおはようのキス。主人にモーニングコールしてあげているはずが、腕枕と添い寝の誘惑に負けてゴロリとまどろみ、抱き枕出現の相乗効果で睡眠が深まる。やっぱり寝坊して「へっへ」と舌を出して照れ笑い。

犬怪談7:朝起きると、犬(♂)が執事の格好のコスプレで「お嬢様」とか「奥様」とか恭しくご挨拶してくる(犬♀がメイド服着て「流石に似合わない」と言ったら、怒って人間美女の女王様に化身、鞭で叩いて「足を舐めろ」要求)。飼い主の人間女性と共謀して恋仇やDV男性に「犬神の祟り」してくる。

犬怪談5:つい独占欲と防衛本能のあまり、キューピットまで無慈悲に撃退してしまう犬。「別に悪気はないんです」との笑顔に「わざとらしさ」が滲み出ている。「お前って牝だったよな?」「はて?何の事でしょう?」なとぼけた女房面で慕い侍ってくる調子が、愛される確信した女の厚かましさそのもの。

犬怪談4:「ハア!ハア!ハア!ハア!ハア!ハア!」、耳元で熾烈な親愛のパンチング呼吸を叩き込み情熱ダンシングタックルする犬。「いぬっ!」と顔を出して、突然に怒号で走り出し、戻ってきたときに半透明の腕を咥えている。向こうから悪霊が困った顔なので、腕を投げてやると、受け取って逃げた。

犬怪談3:たまにいきなりに肩の横や脇の下から「いにゅーっ!」と顔を出す犬幽霊。愛犬なので、これほど怖くない幽霊や怪異は珍しい。だが、たまに明後日の方向に凄い顔で威嚇して唸っている。「いえ、番犬で護衛しているだけですから」と照れ笑いして舌をだし、ヘッヘと笑って寄り添ってくる犬幽霊。

犬怪談:寝てると「したわしやー(慕わしや)」、なじみの(昔飼ってた)犬が添い寝しに来る。「恨めしや」でなく「慕わしや」。「犬の愛と忠誠を舐めて貰っては困ります」と、前肢で抱きつくように上に乗って「なまいぬ(生犬)です、掛け布団になって差し上げます。どうぞ抱き枕してくださいまし」。