見出し画像

拠点の夜のポテンシャル発見!「MAKITEIライトアップ」

毎月第1日曜日に牧禎舎にて「ちいさな日曜日」を開催し始め、約1年経った2021年4月、毎月第1土曜日の夜に市が主催して花手水のライトアップイベント「希望の光」が始まりました。
花手水とは、神社で手を清める手水鉢にお花を入れたもので、行田市内にある行田八幡神社がコロナ禍で参拝客が減っている中で参拝に来られたかたの癒しになればと始められた取り組みでした。それをきっかけに市がまちなかの店舗などに呼びかけ、鉢の中に花を浮かべておもてなしする「花手水week」(基本的に毎月1日〜14日)が始まり、そして2021年4月からは夜に花手水をライトアップする「希望の光」が始まったのでした。

ぶっちゃけ行田でもお金を落としてほしい!

初回の日、周辺に来られていた観光の方に「今日はほかにどちらへ行かれるんですか?」と質問したら、「今日は行田で花手水を見たら夜は(隣の市の)熊谷でご飯を食べて泊まって、明日は深谷市まで大河ドラマ館を見に行くわ」。当時はNHKの大河ドラマが渋沢栄一のお話で、期間限定で大河ドラマ館が設置されていたときで、結構行田市と深谷市をセットで回る方たちがいました。
行田市、熊谷市、深谷市の3つの中で無料サービスなのは行田市だけです…。飲食する場所さえも行田市内ではないのです。

花手水は店頭にあったり、神社や忍城址であったりで、外で行われているのでなかなか有料にはしづらいところがあると思いますが、駐車場も無料なのです。

これではお金が出て行くばかり!と牧禎むす部は思いました。
(牧禎むす部についてはこちら )

無料のものの宣伝ばかりでは良くないので、周囲の飲食店などの紹介や回遊の案内もセットでしたほうが良いという話にすぐなりました。
すぐやれば、後々検索でヒットしてくるでしょうから、積み重ねることで営業ツールになりますもんね。

それで始めたのが「MAKITEIライトアップ」でした。

地域のお店をSNSで情報発信

牧禎舎でも「希望の光」開催に合わせてライトアップイベントをし、その際に限定メニューなどを提供してくれるお店を同時に発信してみよう!となりました。私たちの場合はTwitterに行田好きが集まっているので主にTwitterでの情報発信をすることにしました。

話は結構スピーディーで、とある日にパルさんとそんな話になり、牧禎舎でライトアップイベントをするなら何かいわれがないとやる気が出ない…と思い、「そうだ!チャレンジショップのトルコらんぷ屋さんにかけあってみよう!」とすぐなりました。
牧禎舎から徒歩2分くらいの場所に、行田市のチャレンジショップがあり、当時トルコらんぷ工房HAPPYさんともうひとりキャンディブーケのショップが利用していて約1年経ったところでした。
チャレンジショップとのコラボなら応援する意義もあり、やる気が出ます。
そして思い立ったが吉日、その足でHAPPYさんにお話に行きました。

そしてHAPPYさんもすぐに乗ってきてくれて「やってみよう!」ということに。
まずは5月の第一土曜日に暗い中でどんな見え方をするか?試してみることにしました。告知のための写真も撮りたいものね!
5月に数個のトルコらんぷをお借りして、スマホで写真を撮ってみたら、結構難しくて。当時、私はスマホのカメラは全く使い慣れてなかったので、MAKITEIライトアップを機にいろいろとカメラの機能を教えてもらって、知りました。笑 学びです!ありがたし!

そして6月の初回開催に向けてプレスリリースをお送りし、カメラマンをしている弟にも声をかけ(笑)初回に写真撮影しに来てもらうことにしました。弟にはあれこれめちゃめちゃ言われましたが、実際自分でやってみるとなかなか手も予算もなく。そして何しろ自分のものではなくてお預かりしているものを使用しているわけで。構想はもっと大きかったけど、実現は50%くらいだったかもしれません。
大体にして2連、3連のトルコランプを部屋の真ん中に吊り下げるだけでも重たくて自分たちだけでは無理だと判明。しかもパーツが足りず、たまたま知人が通りかかったからいっぱい手助けしてもらえてよかったものの、初回はかなりバタバタでした。

ポスターをお店に貼らせていただいたり、牧禎舎にアトリエのある作家さんがハンドパンの演奏をしてくれたり、駐車場に飲食の出店をしていただいたことで回遊が生まれ、同時開催のイベントをすれば来場者が一定数いるということが確認できました。

地元ケーブルTVに取材いただいたときにもお話しましたが、「なーんだこんなの」と思われたとしても、こんなのでもやるのとやらないのとでは大違いで、やってみると来てくれる方がいることが分かったので、ぜひ自分でチャレンジしてみてほしい!ということです。
別にすごいことができなくても、誰か知り合いの軒先をお借りしてテントひとつで出店をしてみたり、もちろん牧禎舎を借りて何かやってみたり。ちょっとしたことですが主体的に一歩踏み出してくれる方がいることが価値なので!

また「#MAKITEIライトアップ」も一定の機能を果たし、今も限定メニューを提供してくださっているお店があります。イベントのときは限定品メニューって大切ですね。自分でも今度なにかやるときは真似してみよう!と思ってることのひとつです。

MAKITEIライトアップは、開催日がどうしても「ちいさな日曜日」の前日の夜になってしまうので、2日続けてイベントというのがしんどく…。寒くなってハンドパン演奏もきつくなってきたところで開催を辞めました。
でもとってもよかったので、今後お酒を出せるようなイベントも良いですね〜。牧禎舎の夜の可能性を存分に感じたチャレンジで、素敵な写真も沢山残せたのでやってよかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?