サイゼで餓えてた夕方

最近、食事管理と有酸素運動、筋トレをしています。
要は、いわゆるダイエットをしてるわけです。


私の現在の体型での基礎代謝は1200kcalちょっと。
一日10000歩を目標としていて、これを歩けば消費カロリーは300kcalちょっと。
あとは家事をしたりなんなりにも+αのカロリーを使ってるゆえか、Fitbitは1日合計2000kcal消費していると算出しています。
つまり上記2つに500kcalほどご加算の様子。
(ただしこの計算は筋肉量をもとにしておらず、体重や心拍数から割り出してるようなので、標準より筋肉量が少ない私の実際の消費カロリーはもう少し低くなるだろうとは思う)

以上から少なく見積もって1日1800kcal消費しているとして、
毎日の食事は1400~1600kcalに抑えている。
したがって、1日200~400kcalのマイナス。
理論的には1ヶ月で1キロ痩せるためには1日あたり240kcalのマイナスが必要なので、これを達成しているといえる。

(1キロ太るのはあっという間なのに、痩せるとなると大変なこった。。)

で、今日は久々に会う知り合いと夜ご飯を食べに行くため、1日1600kcalに抑えることは難しいにしても極力控えようと、朝と昼の合計を580kcalにとどめた。
…正直あんまり抑えられてない。昼を焼きいもにしたことで炭水化物が多くなってしまったし、チョイスミスだったかもしれない。

ご飯は19時から。家にいても暇なので14時過ぎに家を出て地下鉄2駅分歩いてコーヒーを飲みに行った。
ラーメン&コーヒー、という面白い組み合わせを掲げているお店。4月にできたばかりらしい。
ラーメンは三種のだしがあり、コーヒーだけの利用も可。スイーツもある。
店主と少し話したが、なにかを作っている時間が好きで、コーヒーも自家焙煎らしい。

ここでだしの匂いが食欲をそそったものの、我慢してコーヒーのみで退散。
しかし脳内が空腹で満たされる。今脳内メーカーしたら「食」ばっかりだろうな。
我慢できず、セブンでサラダチキンバー60kcalを買って歩きながら食べる。一口ずつしっかりかみしめる。

さらに地下鉄1駅分歩いてウインドウショッピング。
ところがしばらくしたら、もう頭が、なにかを食べたくて仕方なくなってしまった。
まだ17時、約束の時間まであと2時間もある。。

コメダでコーヒーを飲むのもよいが、とにかくなにかでお腹を埋めたい私はサイゼでドリンクバーを嗜むことにした。

紅茶、ジャスミンティー、紅茶。

冷房のきいた店内で温かいお茶を次々に飲む。
でも飲み物だけじゃ足りない、どうしても足りない。
にんじんのサラダ90kcalを頼む。
おいしい。初めて食べたけど酸味と食感がいい。
ちょこっとずつフォークにとって、一口ずつ大事に噛んで食べた。なくなるのが悲しい。

炭酸水にレモンポーションをいれてガブガブ飲む。
YouTubeで気を紛らわそうとする。
一時間ほどはこれでしのげた。

でももうダメだった。
ドリンクバーに立ったときに視界に入る、チーズいっぱいのピザを頬張る女の人たち。
ミラノ風ドリアとパスタを交互に食べるお兄さん。

ふと、なんで私は飯屋にいながら餓えているんだろうと可笑しくなった。

私がここで食べるのを我慢している理由。
どうせこの後居酒屋で、その場の空気で色々頼むことになるし、今の私は食欲があるので、
今私がサイゼで食べるかどうかによって、この後の食事量は変わらないだろう。となると、単純にカロリーの追加になってしまう。

でも、もう我慢できない。
一分がたつのが遅い。
エアコンが寒い。
めまいがする。
おなかがすいた。

190kcal。
うむ、カロリー控えめ、君に決めた。ミネストローネ。
やっぱ、どうせ食うなら今食ってもいいだろう、と頼んだ。
ダイエットにシビアになりすぎてストレスを抱えるのもよくない、と自分に言い聞かせた。

黒い熱々の中皿に、たっぷりのミネストローネが湯気をたてて置かれた。
スプーンをくぐらせるとたくさん煮込まれたくたっとしたたまねぎがいっぱい。
少し冷まして口に運ぶ。あったかい。。。おいしい。
中心部にはチーズがかけてあって、その濃厚な風味がしみる。
キンキンのエアコンで冷えた肩から力が抜けた。

結局、つらい空腹状態でにんじんのサラダとミネストローネというこれまで頼んだことがない2品を食べてみることになったわけだけど、さすがサイゼだった。
にんじんはしっかり冷えてるし、ミネストローネはしっかり熱々。それがいい。

普段はもっとお腹のたまり方的にコスパのいいものを頼む(ピザとかドリアとか)だろうけど、脇役にも華があることを思い知った。
過度の空腹で危険信号が出ていた私の体も、あっというまにほぐされた。
寒すぎると思っていたエアコンもいつのまにかぬるい。

ありがとうサイゼ。
まさかサイゼも、私がサイゼにいながらに餓えていたとは思わなかったでしょう。
きっとこの後居酒屋でいっぱい食べちゃうけど、君のことは忘れない。(いっぱい食べた)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?