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#19 プラネタリウムとホロスコープとは何が違う?

【同じように星を写しとっているのに】

「ホロスコープ」と「プラネタリウム」の違いはどこにあるのでしょうか?

星の配置を同じように写しとっていますが、プラネタリウムから星の象意をリーディングすることはできません。

なぜでしょうか?

12サイン(宮)も、12ハウス(室)も、アスペクト(座相)もないからです。

逆に、ホロスコープには、12サイン(宮)と12ハウス(室)とアスペクト(座相)があるためにリーディングが可能です。

【12数のコンポーネント】

星の動きや配置をいくら忠実に写しとっても、「サイン(宮)」や「ハウス(室)」や「アスペクト(座相)」といったコンポーネント(構成要素:占星要素)がなければリーディングはできません。

さらには、単なる星の配置ではなく、「いつ」、地上の「どこ」(占星地)からみたコンポーネントの配置か、でなければ何のリーディングか、誰をリーディングするのかが定まりません。

そういったことから、プラネタリウムではリーディングができないのです。

このことが分かれば、ホロスコープの秘密が見えてきます。

「春分点」を始点にした12サイン(宮)、「ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)」を始点にした12ハウス(室)、相対的な「位置関係」のアスペクト(座相)があるからこそ、それによってリーディングが可能になっています。

重要なのは、ホロスコープのコンポーネント(構成要素:占星要素)がどのように決まるのかです。

すべては「12数」によって成り立っています。

現代占星術で語られることはありませんが、12数で区分され、象意づけられ、解釈とリーディングが可能です。

【宇宙森羅の最小象徴数】

プラネタリウムには12数もコンポーネントもありません。

一方、ホロスコープには12サイン(宮)や12ハウス(室)があります。

ただし、現代占星術の場合、アスペクトは5つのメジャー・アスペクトと任意のマイナー・アスペクトに留まります。

定まっていないのです。

宝瓶宮時代のアストロロジー、通称:宝瓶宮占星学では12種類のアスペクトを用い、星も12プラネットを用いてリーディングを行ないます。

12種類のアスペクト(座相)というのは、6つの単独アスペクトと6つのアスペクト・パターン(複合アスペクト)です。

12プラネット(星)は、現代占星術でいう「十大惑星」(メイン・プラネット)に「ケレス」と「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」を加えています。

12数は「宇宙森羅の最小象徴数」だからです。

それゆえ、12数が整わないと、全体像がみえてこないのです。

現代占星術は、19世紀後半に理論を捨ててはじまりました。

なので、上述の内容は「何の話?」と思われるかもしれません。

地球を含めた現実宇宙は、12数を生みだした根幹法則「基本三数」によって成り立っていますので、ホロスコープもまた「基本三数」による象意構造を持っています。

【12数理はどこから?】

現代占星術で語られることはありませんが、本来のホロスコープは、「基本三数」また「数理法則」によって構成されています。

ですが、プラネタリウムは物理的に星の動きや配置を写しとっただけなのでリーディングは不可能です。

では、どのようにして「基本三数」また「数理法則」の12数は生じ、そこにはどんな本意(ほんとうの象意)があるのでしょうか。

それが分かれば、ホロスコープの謎はすべて解けます。

宇宙この世界も、地上の人間社会も、根幹法則「基本三数」によって貫かれています。

そのため、宇宙と地上とをつなぐ「基本三数」や「数理法則」によるホロスコープ・リーディングによって、人智を越えた個性や運勢の一端を解き明かすことが可能になります。

【ホロスコープの根本理論】

では「数理法則」とは何でしょうか。

宇宙の根幹法則「基本三数」が基本三数の象意をもって基本三数展開されたものが12数の「数理法則」です。

そのため、「基本三数」と「数理法則」には矛盾がなく、12数は「宇宙森羅の最小象徴数」になっています。

ホロスコープも同じ構造を持っていて、「基本三数」が二重三重に秘められています。

言い替えますと、ホロスコープの12数=「数理法則」の根本が「基本三数」で、「基本三数」は宇宙の根幹法則ゆえに、宇宙の一員である地球や地上の私たちのリーディングが可能になっています。

結局、「基本三数」には時空を超えた見えざる「宇宙波動エネルギー」が伴なっているために、地上の個々人との共鳴関係をリーディングできます。

プラネタリウムは、単に星を物理的に写しとったものです。

一方、ホロスコープは「数理法則」によるコンポーネントを持つゆえに、「基本三数」を“マスター・キー”のようにホロスコープに差し込むことで、すべての象意を垣間見ることができます。

【アストロロジーの画期的転回】

約2,000年前の古代ギリシャ時代に「古典アストロロジー」は当時最先端の「世界観」を根本理論として、当時は四角ながらホロスコープを生みだしました。

当時の「世界観」は、近代科学の発達によって「疑似科学」(迷信)とされ、もはや通用しなくなりましたが、それは「熱冷乾湿/火土風水」といった四元素によって、この世界は成り立っているというものでした。

双魚宮時代の初期の頃のお話なので、笑わずにご理解ください。

それはともかく、アストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)が変われば、アストロロジーも生まれ変わり進化発展していきます。

人知れず起きた1989年の波動エネルギーの変化によって、宝瓶宮時代は正式にはじまっていることは、宝瓶宮占星学サイトをご高覧の皆さまであればご存じのとおりです。

そのため今後、「基本三数」(数理法則)による新しい「宇宙観」(クオリアル・ワールド)を伴ないつつ、宝瓶宮時代の「新しいアストロロジー」は漸次、本格化していくことになります。

今年2022年は「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えていますので、古い社会風潮の波動の中にいると、気づきにくいかもしれません。

ですが、同時に宝瓶宮時代を実質的にはじめていくための「深層の精神意識の変革」のデレクションが本格化していて、歴史変化の交錯期となっている昨今です。

※宝瓶宮占星学「奥義講座のための基本の基07」を
リライトして掲載したものです。

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