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#2感謝

化学の教員になって14年。毎日が本当に楽しい。
私が今こうして教員でいられるのも、たくさんの人が背中を押してくれたから。支えてくれているから。
私も誰かのそんな人になれたら良いな💕
ということで、今回は感謝を綴っていこうと思います。

祖母に感謝

中3の時、「あなたは何になりたいの?」と教員だった祖母👵に聞かれた。
何になりたいかどうやって決めるのかもわからなかった私から、祖母は若干強引に誘導しながらも(祖母は孫の誰かに教員になってほしかった)、「教えることが好き」というフレーズを引き出してくれた。
「あなた先生になるといいわ!どの教科にする?」
と、かなり具体的なところまで話を進めてくれたおかげで、私には「化学に先生になりたい」という夢ができた。
「私が先生になれるかな?」という不安も、「おばあちゃんができたんだからできる!!」という謎の太鼓判により吹っ飛んだことを今でも鮮明に覚えている。
これをきっかけに教員になることを目指した。
昨年祖母は他界した。危篤で駆けつけた時、祖母の顔をみると「私を先生にしてくれてありがとう!おかげで毎日楽しくす暮らしているよ!」という言葉が溢れてきた。祖母も目を潤ませていた。最後に1番の感謝が伝えられて本当に良かった!

高校の先生方に感謝

教員になりたいということは、教育学部!と安直だった高校生の私😅(世間知らずだなぁ・・・)
そんな私に、「教育学を学びたければ教育学部にいったらいいけど、理科の道を極めて教員になるという手もあるよ。私は後者よ。」と教えてくれたのが高校の時の担任だった化学の先生👩‍🏫だった。
当時の私は、目から鱗だった。理科の面白さを伝えたくて教員になりたいんだから、それは化学を極めるほうがいい!と理学部・理工学部・工学部の化学科を目指すことになった。
さらに、高校の数学の先生🧑‍🏫は、「大学を卒業してすぐに教員にならずに、あなたが将来教える子どもたちの行先を見てから先生になるといいわ。外の世界を見ることはとても大事よ。先生はいつからでもなれるから。」と私の視野をさらに広げてくれた。(実際、卒業後は製薬会社で研究員→結婚&アメリカ滞在→教員)
これらは、教員としての私の根幹となっている。

両親・家族に感謝

両親は、私がなりたい事・したい事を、絶対に否定しない。
母🤱は、「教員になろうと思うんだけど」という私に、「あらいいじゃない。いい夢ができたね。」と微笑んだ。
大学で教職に就いていた父👨は、今でも教育について議論したりする。研究員の仕事をやめ、アメリカから帰ってきたあと、どうしようか迷っていた私の背中を押してくれたのも父だ。「お前はいつ、自分の夢だった先生になるんだ?」この一言で、やってみようと一歩踏み出せた。
夫はいつも私のやりたいことをやらせてくれる。子育てしながら、未知の仕事(教員)に就くというのは、家族のサポートなしでは始められなかった。「今は子育てもあるから、やりたいことが全てできていないかもしれないけど、子どもたちが巣立っていった後、自分のやりたいことができるように、今のうちから考えておきなよ。」と言ってくれる。教育界の人ではないが、教育に関する話も色々してくれる。私の頭がこんがらがった時は、その紐を解いてくれる。化学のスペシャリストとしても尊敬してる🎩
子ども🧒たちも、「ママはワーカホリックだね。ほんと仕事好きだよね。」と若干呆れながらも、家のことなどフォローしてくれる。
ありがたいの一言に尽きる!

初めての赴任校の教頭先生に感謝

いつからでも教員にはなれる、と言われたものの、30歳を過ぎて、初めての環境に飛び込むには、なかなかの勇気がいる。
そんな私の不安を緩和してくれたのが、初めての赴任校の教頭先生👨‍🏫の一言だった。
「誰にでも初めてはあります。初めては何歳でもいいんです。やりながら育っていけばいいんです。一生懸命にさえやってくれれば、それでいいんです。」
これは当たり前のことではあるものの、当時の私には本当にありがたい一言だった。

何より今まで関わってきた生徒たちに感謝

子どもは正直だ。初めて授業して3日目。提出させたプリントに「ちゃんと授業してください。」と書かれた。
本当にどう言うことかわからなかった😭
授業を見に来てくれた先輩先生に、「難しく喋りすぎなんだよ。」と言われてハッとした。
正しいことを言わなくちゃ、正確な言葉を使って表現しなきゃと思いすぎていた。「溶解する」なんて言っちゃいけない「溶ける」って言わなくちゃ。たったそれだけのことで、生徒との距離がグッと近づいたのを感じた。
肩の力が良い感じに抜けたのだろう。
何が1番大事って、子どもたちのために授業があると言うこと。顧客志向性って会社で教わったなぁ。
子どもたちは思ったより学問に貪欲だ。わからない時はわからないと言うし、説明に納得がいかないと、不機嫌になる子もいる。納得するまでとことんディスカッションしにくる子もいる。理科なんてなんで勉強するんですか?嫌いだーという子も。その度いろんなことに気付かされる。
これまでの生徒たちが私を育ててくれた。これからも。まだまだ成長!
感謝を忘れずに🙏

みんな本当にありがとう😆

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