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動画生成AIからピポッドし、ファクトリーテックやります。

皆様はじめまして、株式会社MONO BRAIN 代表取締役ファウンダーの加藤です。

この度、会社名を株式会社MONO BRAINに変更しました。

法人はそのままですが、新たにファクトリーテックのスタートアップとして再スタートします。


①学生起業、事業譲渡、2社目起業と調達

初めは、「ホームページを1万円で作ります。」と書いたチラシでした。

大学2年時に独学でホームページ制作を学び、仕事の取り方が分からず、ひたすら神戸でチラシを配っていました。

お客様からは反応がありませんでしたが、そのチラシを見てとある制作会社の方から連絡をいただき、エンジニアとして働かせていただけることになり、社会人としての基礎知識を学びました。

業務経験を積みながらAI、ノーコード、RPAなど手当たり次第の技術を身に着け、大学3年時に私にとって一社目となる会社を立ち上げました。

一社目で行っていた事業内容としては受託開発とAIやノーコードなどの先進的な技術に特化したエンジニアスクールを運営していました。

当時Bubbleという技術ではUdemy内でシェアが7割以上を占めるなど、スクールの数字は順調に伸びており、単発でいくつか案件もいただけて大学生が生活するには十分でした。

<大学3年時> スクール用の動画を制作

しかし、私の能力を限界まで絞り出して高い目標に向かって取り組む類のものではなかったので、どこかで不足感を感じていました。

その時ちょうど研究室内で、AIでテキストから動画を自動生成するという研究プロジェクトを立ち上げていました。

基盤モデルから独自で開発しており、当時特許も取得できる技術でした。

生成AIが登場する前ということもあり、先端技術を扱っている自負とそれまで個人で動画を毎月のように制作していたため、原体験もあり私はこのプロジェクトに熱狂していました。

2023年3月 起業家甲子園にて

その熱狂の中、とにかく全力を尽くしてお客様に大きな価値を提供する事業を作りたかった私は、このプロジェクトを社会実装するために現在の株式会社アバタープラットフォームを創業しました。

同時に、成長に限界が見えていた受託・エンジニアスクール事業を当時取引先であった業界大手の受託開発会社様に事業譲渡し、いただいたお金は全て新会社の資本金に回しました。

②10回以上のピポッドを経て

AIでテキストから動画を自動生成できる製品の営業していく中で

動画を生成したいという一般消費者の需要は細く、かつ企業の社員研修での活用も限定的であると分かりました。

そして、起業から約3か月で撤退することになりました。

そこからは筋の良い市場、筋の良い製品がどういうものか分からず、とにかく行動していました。

  • AI Saas

  • 移動式のホテル

  • マーケティングプラットフォーム

  • メディア

など、深く考えずありとあらゆる事業を試しており、気づけば10以上のプロダクトを作っていました。

それぞれにストーリーがあり、多くの経験を積むことがてきましたが、このまま行動していただけでは上手くいかないと思い、情報のインプットを始めました。

③1,200社の企業情報を頭に入れ、100冊の書籍を読み、10人の上場企業創業者にお会いする。

事業は一度すべて止めて、3か月間ひたすら情報のインプットと思考していました。

会社の設立日と、事業内容が分かれば企業の現在の業績が予測できるくらいに、情報をインプットしていました。

その結果、ミクロな視点では

「顧客企業の役員と仲が良い」「 顧客企業の担当者と同じ大学出身」

などの理由で企業の業績が決まることもありますが、

売上高が数十億規模になると、経営環境のマクロな力学によって決まることを知りました。

山に降った雨が小川に流れて大きな川が形成されるように、利益率が高く、成長できる事業ドメインは、環境容易によってあらかじめ決まっていると思っています。

そのため、現在の日本市場においてどのような力学があり、どんな企業・業種が儲かっているのか徹底的に分析しました。

(例)国内の主要プロフィットゾーン

それに私の好き・得意などのケイパビリティを重ねて考えた時に、ぴったり合ったのが

製造業の業務効率化

という事業ドメインでした。

④製造業の業務効率化やります。

私の実家は代々続く、クレーン車などの大型の建設機器を扱って建物の建設を支援する会社です。

建設現場に連れて行ってもらったことはないのですが、建設機器がいつも生活の近くにあったため、大の機械好きの子供でした。

実家の近くにある事務所に行けば、古いPCがいくつか置いてあり、まだまだ多くの業務が紙で行われている状況です。

そうした光景を見てきた私はずっと父や父の会社で働く人達は新しいシステムや製品があまり好きではないのだと思っていました。

しかし大学に入学後のある日、考え方が変わる出来事がありました。
私が実家でとあるサービスを使っているところに父がやってきました。

先進的な製品だったため使い方を丁寧に教えると、教えたこちらがびっくりするほど喜んでくれたことを覚えています。

その時、今新しい製品を活用していない人は、単に教えてくれる人が近くにいないため、わからないだけで

丁寧に伝えさえすれば便利なものを理解し、活用でき、喜んでくれるということを知りました。

そのため、日本として非常に重要な産業であるのにもかかわらず、人手不足という大きな課題を抱える産業であり、

かつ私の原体験もある製造業という業界において最先端技術を活用し、業務効率化に取り組みます。
今後はこの領域を徹底的に深く掘り下げて、事業を作っていきます。

私は、技術など課題解決の手段に全くこだわりがなく、誰かに価値を提供し、幸せになっていただけるのが一番の喜びです。

私の時間・能力を限界まで使って他者に与える価値の総量を最大化させたい。

製造業の皆様への価値提供を通して、国内製造業の国際競争力向上させ、日本の長期的で豊かな発展に寄与します。

⑤社名が変更となります(新) 株式会社MONO BRAIN ← (旧) 株式会社アバタープラットフォーム

また、創業時のアバターに関連する事業から大きく離れた領域の事業に取り組みますので、以下の通り社名を変更いたします。

株式会社アバタープラットフォーム

株式会社MONO BRAIN

この社名には

日本のモノづくり産業(MONO)を人工知能(BRAIN)などの先進的な技術を活用してエンパワーメントする

という思いが込められています。

⑥製造業の皆様に巨大な付加価値を提供し、キーエンスを超える会社に

先ほど

製造業の皆様への価値提供を通して、国内製造業の国際競争力向上させ、日本の長期的で豊かな発展に寄与したい

と書かせていただきました。

しかし、このままだと1円でも価値を提供すれば、製造業に価値提供したことになってしまいます。

そのため、事業の目指す先、理想の姿をできるだけ明確かつ普遍的な形で表現するために

製造業界でキーエンスを超える付加価値を生み出す会社になる。

ことをビジョンに日々事業に取り組んでいます。

⑦製造業界で「製品設計・開発業務」を中心に業務効率化の支援しています。

生成AIを使って、これまで多くの工数がかかっていた、製品設計・開発業務を効率化のお手伝いをしています。

当社の社風は

"お客様からのご相談に対して「できないと言わない」"

です。あらゆる手段を駆使して、お客様の課題を解決します。

この分野の効率化を検討されている方がいらっしゃいましたら是非、お声がけください。

<お願い>ぜひお話させてください!

今はまだ立ち上げ期で、

開発と並行しながら、私が直接飛び込みやテレアポなどあらゆる手段で接点をいただきお客様について深く知るために努力させて頂いている状況です。

関東の工業団地にて飛び込み営業した時の写真


現状、ありがたいことに元キーエンスで上級マネージャーのご経験があるベテランの方など様々な方に助けて貰っています。

しかし、お客様に大きな価値を提供するためには、まだまだ多くの方のお力添えが必要です。

  • 製造業エンタープライズ営業

  • LLMを用いたコード自動生成

  • 外観検査製品などハードウェアとAIを組み合わせた製品開発

などにお詳しい方。

また、単純に事業に興味があるよって方も大歓迎です!アドバイスだけでも是非お願いしたく存じます。

<appendix>プレシードラウンドで総額2,600万円の資金調達を実施しました。

East Ventures様をリードインベスターとして個人投資家2名を引き受け先とした新株予約権による総額2,600万円の資金調達を実施致しました。

尊敬する投資家の皆様に株主になっていただけて非常に身が引き締まる思いでございます。

皆様のご期待に応えられるよう、引き続き企業価値向上に努めます。


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