情報リテラシー論⑪長岡造形大学


突然ですが、最近は紙媒体も電子も苦戦しているみたいですね。


私はまだ漫画とかは普通に本屋で買ったりもしますが、電子デビューもしています。



電子だったらいつでも買えてしまいますもんね。



そんな中で、今回の授業では漫画雑誌のことも先生が話されていました。



ジャンプとかマガジンとかもそうですが、私も小さい頃少女漫画雑誌めちゃくちゃ読んでいました!


特に「ちゃお」は小学生の時ずっと読んでました!



私のバイブルでした…。




なので今回は、私のバイブルである「ちゃお」や「なかよし」、「りぼん」のバチバチな歴史を調べていきたいと思います!



ちなみに、少女漫画雑誌は2001年以降から「ちゃお」が1番売れているみたいです。


ですが、90年代は
1位 「りぼん」
2位 「なかよし」
3位 「ちゃお」  でした。


90年に、「りぼん」で連載していた「ちびまる子ちゃん」がテレビアニメ化で大ヒットします。


当時人気だった「サザエさん」を抜く高視聴率を記録しました。


当時「りぼん」は200万部前後、「なかよし」は80万部前後、「ちゃお」は20万部を切っていました。


次に、92年から93年にかけて「なかよし」の部数が倍増。


「なかよし」は70年代に「キャンディキャンディ」が180万部を記録したのが最高でした。



ですが、「美少女戦士セーラームーン」が出て、92年9月に105万部、一年後の93年9月には205万部となり、最高を記録しました。


「なかよし」は、セーラームーン以外にも、93年にCLAMP作品などの連載が始まり、ファンタジー路線が多くなってから93年9月号で200万部を超えたそうです。



少女漫画=学園・恋愛 だったのを、セーラームーンが出たことで、非日常系や超能力、夢、冒険などのジャンルも確立しました。

このジャンルの改変は、当時の「なかよし」がセーラームーンで仕掛けたらしい。



なので、セーラームーンは意図的にヒットさせた作品らしいです。



ファンタジー路線で「なかよし」は「りぼん」を猛追したみたいです。



ですが、「りぼん」は「ちびまる子ちゃん」や「ときめきトゥナイト」という人気作品が連載されていたので、230万部から250万部でまだトップにいたみたいです。



強いですね…。


そして、ついに「ちゃお」です。

「ちゃお」が売れた理由① 付録
1992年、小学館は「ぴょんぴょん」と「ちゃお」の2誌を持っていました。

両誌とも低迷していたので、「ぴょんぴょん」を休刊にして「ちゃお」に吸収し、40万部を発行して勝負に出ました。

そこから、雑誌が赤字だったので控えめにしていた「付録」を強力なものにしたら功を奏しました。



「ちゃお」が売れた理由②アニメ化を途切れさせない
90年代中盤から「ちゃお」連載の「少女革命ウテナ」や「キューティーハニーF」などがアニメ化。

また、アニメ化を前提とした企画の漫画連載が「ちゃお」に持ち込まれるようになりました。


「ちゃお」がまだ赤字だったにもかかわらず、編集部はTVアニメのスポンサーになり続けました。

いくら払っていたかは不明ですが、「ちゃお」が「なかよし」「りぼん」を抜いたころでもなお累積赤字を抱えていたみたいです。




「ちゃお」が売れた理由③「おはスタ」
さらに97年に始まった「おはスタ」で「コロコロ」や「ちゃお」の関連情報を平日「毎日」届けたことも今に繋がっているそうです。

その時ちょうどポケモンブームだったので、「ちゃお」も「ポケットモンスターPipiPi★アドベンチャー」が連載されました。


ノリに乗ったんですね。


「おはスタ」当時は人気アイドルなんかがアニメ声優をやっていたりもして、その番宣で出ていたりもしました。





「ちゃお」が売れた理由④年齢層を変えない
「ちゃお」は、小学生女子向け雑誌というスタンスを変えていません。


雑誌が年齢層を変えることはよくあることだそうです。


ですが、何歳から何歳向けの雑誌なのかというポジショニングがブレると、誰にも刺さらないものになっていくらしいです。




そして、2001年とうとう「ちゃお」は1位になります。


2002年には100万部を突破したそうです。




現在も「ちゃお」は少女漫画雑誌では1位なのですが、売れ行きは下がっています。



2023年1月から3月「ちゃお」は14.8万部、「りぼん」は12.5万部、「なかよし」は4.3万部となっています。


ちなみに、「なかよし」の次は「LaLa」となっており、5.7万部です。


まぁ少女漫画に限らず、漫画雑誌自体の売れ行きがあまり良くないみたいですね。


あと、私が読んでいた時の「ちゃお」はぶっ飛んでいる内容の作品が多くて面白かったです!


特に「ドーリィカノン」という漫画なんかは、付録のDVD内でドラマ化したりしていたのを覚えています!


でも、やっぱり本には本の良さがある気がするので、まだ漫画雑誌は残っていてほしいです!


以上で、今回のブログを終わります!



参考
Yahoo!ニュース 
部数トップの「ちゃお」は14.8万部…少女向けコミック誌の部数動向(2023年1~3月)

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8800c1d31876e25c25d766ceba911be151d1913e


ぴあ
りぼん、なかよし、ちゃお……90年代、少女マンガ誌の逆転劇はどう起こされた?


担当教員横田先生のHPです!

https://yokotashurin.com


#情報リテラシー論 #長岡造形大学
#ちゃお #漫画 #授業

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