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豪雪の山里から ~ 愛車サンバー爺さん

こんにちは。ようこそ

魚沼での我が愛車は、平成20年式のスバルのサンバートラック
登録から13年の旧車を手に入れて4年目に入るところです

まだたった3年しかたってない割には
いろんなことがありました

買って早々に、自分がやらかして
ドア破損して1枚を全交換し
その後もたびたび不調が発生して3度の入院で…

・前輪2輪ともサスばねが折れて交換
・シャフトからオイルが漏れて修理
・冷却水パイプが腐食して交換
・後輪のステー溶接部が剥がれかかり補強
・セルが回らずインジェクションスイッチを交換
・クラッチ滑りでオーバーホール(オイル漏れ、ベアリング破損など)
・走行中エンジン停止でカム角センサー交換など
・バッテリー交換2回

とまあ世話の焼ける銭食い虫だこと

でもお陰で、最初に車検を通したときには
「持ってもあと2年」と
まるで余命宣告みたいなこと言われたのに
今じゃ
「弱った箇所は一通り修理しちゃったし
エンジンの不調もなさそうだから当分は大丈夫」と
変な太鼓判を押されるまでになりました

次の目標はさしづめ走行距離10万キロでしょうか
あと2万キロだから、2年も乗ればいきそうです

サンバーの旧車は、とても珍しいリアエンジン&リア駆動(RR)の方式
(現行のサンバーはダイハツ製だからFR方式)
これは名車ポルシェと同じ方式だから、農家の間では

「農道のポルシェ」

て愛称で呼ばれて今でも根強い人気があります
とはいえ中身はあくまでも作業用トラックなので、速くはありません
高速道路じゃ、下り坂で時速90㎞くらいは出せるけど
エンジンは悲鳴をあげてうるさいし長くは続かない

完全に名前負け

でも、低速ギアには粘りがあるから、つづら折りの峠道は
運転しやすいです
何より駆動輪にエンジンの加重がかかるから雪道にめっぽう強い
その代わり前側が軽いから下りのカーブを曲がるのは苦手です
4気筒エンジンは一般的な3気筒エンジンよりスムーズ
サスペンションは贅沢な4輪独立懸架で乗り心地が良いとされます

他社の軽トラに対して実際に感じられるほどのアドバンテージがあるか分かりませんが、とにかくオリジナリティにあふれた車であることは確かです

今どきの車に比べたら、性能的には劣る部分ばかり
計算すれば選ぶ価値のない車と言われても仕方ないのでしょうが
この手がかかるサンバー爺さんには
こだわり抜いて開発した人たちの熱い想いが詰まっているように感じます
何だかじわじわと愛着がわいてきて
もうしばらく大事に付き合ってみたいなぁ~などと思う今日この頃です

これって、見捨てられ忘れられていく過疎の集落と何となく似てるかも?
そんな気もしています


ではでは









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