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心の変化

2023シーズンなでしこリーグも
あっという間に終了しました。

改めて応援してくださった方々に感謝の気持ちをお伝えしたいです。

リーグを終えて
自分自身のこと
仲間のこと
支えてくれる人たちのこと
沢山のことを感じて
沢山のことを学んで
沢山の忘れられない瞬間を経験しました。

色んなことを共有したいですが
今回は、リーグを終えた今
リーグ期間中の私自身にあった心の変化について書きたいと思います😌



4月
なんの気力も無くなった
伊賀に来て3年目
ようやく開幕戦からスタメンの座を獲得して試合にも出ていたし
サッカーが上手く行ってないからとかではなく
自分でも理由が分からないけど
不思議なくらい
何に対しても気力を失っていました。

普通に生活してることすらしんどく感じて
どこか遠くへ行きたい気持ちになってしまっていました。
グラウンドへ行き、大好きなサッカーをしても
全然気持ちが入らなくて、

心ここに在らず
という状態。

楽しさなんか感じることもできずに
その時はとりあえず仕事も練習も
ただこなしてしまっていました。

付けている日記(5.13)



そんな状態でベストなパフォーマンスを出せるはずがなく、スタメンで試合に出させてもらっていたところからメンバーにすら入れない状況にまでなりました。

今自分がピッチにたっても何もできない。

普通なら悔しさを感じるはずですが
その時の自分に対して妥当すぎて
どこか少し安心すらしていました。

その頃は体も重たくて、頭も痛い状態が毎日続いていて五月病とかいうやつかな?
とか病気か何かかな?
と何度も疑いました。
朝このまま布団から出ないでおこうかなと思う日もありました。
でも、毎回最終的にこれは自分自身の問題だと自分と戦うしかないと
もがく日々でした。

そんな時にある整骨院へ治療へ行きました。

そこの先生は
人の体の声を聞けるという力を持った先生でした。
その先生は私の症状などを聞いて
体を診るなり話始めました。

結果や成功は前にあるものじゃない
自分の後ろにできるもの

今まゆさんが求めていることは結果や成功ではないですか。
結果や成功は
前にあるものじゃないから掴みに行こうとしても掴めないよ。
反省して進んでいくことで勝手についてくるから。

今の自分を認めること
受け入れること
褒めてあげることが大切だよ。

太陽が影もないとあることができないように
人は光も影もないと生きていけない

成功と失敗
これも同じで
成功と失敗に良いも悪いもなく
成功には失敗がある
2つは=でしかない

だから失敗が悪いことなんかじゃない
あって当然なこと
試合に勝ち負けがあって当然で
その結果をコントロールすることはできない

本来の自分を
サッカーを楽しむこと

自分を追い求めすぎなくて良いんだよ。

その都度反省してまた前に一ミリでも進んでいけたらそれでいいんだよ。

整骨院の先生のお話


その時の先生の話を聞いてから
私の心の状態は少しずつ
気がつけば
180度変わっていきました。

私自身、常に成功より成長に目を向けて取り組んできたつもりでした。
シーズン初めのnoteにも
「コントロールできない結果などは気にしないで自分に集中する」
ということを書いていました。
だけど、
体の不調が私の心を正直に映し出していました。
突然気力がなくなったのも
体が重たいのも頭が痛かったのも心の不調の現れだったようです。
先生は、体が全て教えてくれているんだよ。
私はそれを通訳しているだけだと。

そこで初めて、知らぬ間に結果を追い求めすぎていた自分がいたことに気がつきました。

やっと試合に出れる位置を築けてきて
でも、試合に出て勝たないと意味がないし
点を取って貢献しないと意味がない。

去年試合に出られない中でも自分自身で掴んだ成長と達成感。
でも今年はそんな主観的なものはいらない。
目に見える結果がほしい。

振り返れば、自分自身で勝手に目に見える結果を掴もう掴もうとプレッシャーをかける毎日でした。

勝てなかったら
点取れなかったら

いつの間にかそればかりにこだわってしまっていました。

”結果は自分の後ろにできるもの”

この言葉が
私の心の変化の分岐点になりました。

結果は自分の後ろにできるもの?
つまり
今に心を置く”
ということが大切だと自分自身で解釈しました。

この言葉を聞くまでは
ああしたいこうしたいと結果を求めて、
もしできなかったらと不安を抱いて、
心がもうあっちに行ったりこっちに行ったり。


でも、実際過去にも未来にも生きられるわけじゃなく
自分が生きているのは今でしかなくて
今この瞬間しか自分の心は動かせない。

理想を現実にしたい
未来を変えたい
だったら今に集中しよう

その意識で練習も
日々の生活も過ごすようになりました。

もちろん理想を描くことも大切ですが
自分にまず必要だったのは
先のことを考えるより
目の前のことに意識を向けて今に心を置くことでした。

余計なことを考える時間をなくすように
ご飯を作って
ご飯を食べて
練習をして
お水を飲んで
お湯に浸かって
ストレッチをして。

そんな当たり前の一つ一つに意識を向けて、
その瞬間瞬間に心を置くようになりました。

練習の中でも
今取り組んでいるトレーニングの中で
意識することにとにかく心を置きました。

そうすることで、以前よりもある意味楽観的でいられるようにもなった気がします。
目の前のことに集中していればそれでいいんだ。
今を楽しいと感じれていればそれだけでオッケー。
だって結果や成長って後からついてくるものなんでしょ
というように。



そしたら
気づけば再び試合に出られて
初めて点を決めて
得点を重ねられていました。
そして以前よりもサッカーを楽しめている自分がいました。

今に集中して
取り組んできた
振り返ると
後ろに少しずつではありますが
成長や結果がついていることを実感しました。


付けている日記(9.11)


トレーニングの中身や食事
もちろんそれらが成長や成果に繋がる
でも何においても心なしでは繋がらない
心をそこに、今に置くことが一番大切なことだと学びました。

今に心がある


リーグ戦を通して
私の中で、心は大きく変化したと実感しています。

結果や周り、過去や未来
目まぐるしく過ぎる忙しい日々の中でも
唯一、自分の心はいつだって確かなもの。
その自分の心の置き所をこれからも大切にしていこうと思います。


今年のリーグ戦
例年以上に沢山の周りの人たちへの感謝の気持ちが芽生えたリーグ戦だったなと感じています。
悔しさを感じた試合でも
”応援してくれている人達を笑顔にしたい”
その思いで前に進んでこれました。
点を取ったり、試合に勝った時の喜びの瞬間は、サポーターの方や家族、トレーナーさん
自分を支えてくれている人達に本当に感謝の気持ちが湧き出てきました。

ホーム最終戦

一人で戦っているんじゃないと
強く感じさせてもらいました。
そう感じるほど、勝ちたい気持ちや成長したい気持ちが大きく膨らんでいきます。

リーグ戦は終わりましたが
自分自身が終わるわけでも
くノ一が終わるわけでもありません。
まだまだ成長段階で
むしろここから。

シーズン残すは皇后杯。
一試合でも多く
一つでも高いところへ。

今に心を置いて
どんな時も感謝の気持ちを忘れずに
もっともっと成長していけるように
明日からも過ごしていこうと思います!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました😌

次はななちゃんのnoteです✌️
移籍してから関東の試合は毎回現地まで観に来てくれていました。
チームが変わっても共に戦っているという
伊賀愛を
すごく感じました😌
そんなななちゃんのnoteお楽しみに🤭

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