にじさんじ 歌

  にじさんじには歌の上手い人が多く、誰の歌を聞こうか迷うことも多い。そこで私がよく聞くライバーの歌い方についてまとめてみた。
※あくまで個人の感想であるので注意

町田ちま

  透明感のある歌い方。どんな色の曲もこちらに寄り添ってくれるような曲になるよう上品に歌いこなす。高音のビブラートが映える曲で本領発揮。
例:フリージア、ラブカ

戌亥とこ

  ほんのりと温かみを感じる歌い方。割と強く感情を込める歌い方でライブでは入りの音が掠れることも多い。苦手な人は苦手かもしれない。
例:カタオモイ、さようなら花泥棒さん

アンジュカトリーナ

  歌が上手いというよりは声質1点特化。普段の会話の声と全く同じ声。彼女の雑談が好きな人はそのまま延長線上で聞ける。
例:ヴァンパイア

不破湊

  キャラクターを演じるのが上手い。彼のキャラクター性を歌にそのまま表現しており、彼がイメージする歌の解釈がそのまま伝わる。
例:コールボーイ、ラストソング

葛葉

  聞かせるのが上手い。聞いた時に心地よくなるような音の選択と強調の仕方をしている。例:king、悪魔の踊り方

葛葉に近い歌い方故、ユニットでの歌が映える。例:エンヴィーベイビー

久遠千歳(卒業)

  世界観を作り上げて、特徴的な抑揚や発音も含めてその世界観のために歌いこなす。特にダークな世界観における表現力は群を抜く。
例:コールボーイ

メリッサ・キンレンカ

  ダークな曲で本領発揮。久遠千歳のように世界観を作り上げるタイプというより、とにかくドロドロした部分を感じさせる、暗く美しい歌い方。そのダークさとがなりを多用する点から人を選ぶかもしれない。
例:ボッカデラベリダ

緑仙

  中性的な声質。優等生的歌のうまさを誇り、歌いこなす曲の幅が広い。コーラスや輪唱においても他を邪魔しない綺麗な歌い方。
例:pretender、ヴィラン

早瀬走

  演歌のようなこぶしのきいた歌い方。声質も相まって曲を選ぶが、合った曲での迫力は凄まじい。低音のビブラートが映える曲で本領発揮。
例:残酷な天使のテーゼ(prismatic colors収録)

ましろ

  彼自身の苦労や苦悩が滲み出るが如き命を削るような歌い方が印象的。刺さる人にはとことん刺さる。
例:あの夏が飽和する

フレン・E・ルスタリオ

  本人の性格が表れたようなカラッとした夏晴れの如き明るく、伸び伸びとした気持ちいい歌い方。
例:快晴


他にも三枝明那、ドーラ、レヴィ・エリファ、ジョー・力一など上手い人は多くいますが、自分があまり聞かないのでここでは省きます。是非皆さんの好きなライバーとその理由を教えていただけると嬉しいです。


<以下自分語り>
  私は音楽ゲーム物語問わず、ダークな世界観の作品が苦手です。なので、青春時代ハマったボーカロイドでもダークな世界観のものは避けて通ってきました。そんな私がにじさんじを知ってしばらく経った頃、ちまちゃんがラブカ歌ってみたを投稿しました。サムネで敬遠しようかとも思いましたが、ちまちゃんだから、という理由で再生しました。衝撃でした。こんなダークな内容の曲、しかも柊キライさんの曲をここまで上品に綺麗に聞かせることが出来るのかと。メリーや千歳ちゃんのように振り切った歌い方が好きな人にとっては物足りないと感じるかもしれません。でも私にとっては変革でした。それから苦手としていた柊キライさんやきくおpさんの曲を聞くようになりました。ちまちゃんは私の世界を広げてくれた。本当に感謝しています。私がちまちゃんの歌を愛しているのは無色であるが故にこちらがどんな感情でもそれに寄り添ってくれるから。メリーのように濃紫色でも千歳ちゃんのように黒色でも戌亥のように薄暖色でもらんねーちゃんのように炎色でもない。人によっては中途半端に感じるかもしれないけれど、確かに私を支えてくれた時があった。だから好きなんです。感覚的かつ個人的な話になりすぎましたね。すみません。
  他に好きな歌い方をするライバーにアルスがいます。歌うことが苦手で避けてきた彼女ですが、だからこそグレゴリオを始めとした彼女の歌では、1音1音が大切にされ丁寧に歌われていました。歌い方こそ拙いですが、彼女の意志が伝わる大好きな歌です。nju2021ではロック(かわいい)な曲も歌っていましたが、巻き舌を披露しながらも普段の溶けた滑舌とは離れた、音を大事にする歌い方を披露してくれました。今後も彼女の歌を聞く機会を楽しみにしています。
  最後に、私が1番好きなカバー曲の紹介を。

ホワイトリリー(covered by 雨森小夜/久遠千歳)

白百合の純粋な綺麗さと毒持つ高貴さという二面性を感じる素晴らしい曲です。是非聞いてみて下さい。

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