決算発表

大中小どんな会社にも決算というものは存在し、上場企業ならそれを株主に向かって発表する責務がある。
そんな大企業の真似なんかしちゃって、一応通年で一度だけ決算発表がある。
この数年、その中身が薄っぺらになっていくのが気になってはいたが、今年の期初のそれは前代未聞なレベルだった。

数ヶ月前、おぼっちゃま肝入りの新しいプロジェクトが発表された。なんと有り余る資産で新校舎を建てるらしい。
この少子化時代に募集定員増やすつもりならマジで笑えるけど、そうでなくて移転にするとしても今より不便な場所になる。
もう一度思い出せよ、中身の全く無いこの学校で分かりやすい強みがあるとしたら、立地の妙は大きいんだ。お前、現場に足を運んで生徒や高校生と接しないから分からないんだよ、ここを選んだ理由に立地の良さは大きいんだって。

しかも。この時の決算発表のメインイベントである決算の中身は何と。
棒グラフの棒が2本。
ただそれだけだった。
そんな会社あるもんかと思うでしょう?本当にそうだったんだよ、ひっくり返ったよ。

棒グラフの2本の棒は

右か総資産額。
左が今回の建設にかかる総費用(内訳無し)。

本当にそれだけ。小学生でも作れるし、何なら小学生に「このグラフで分かる事が何も無いのですが」と指摘されそう。
言いたい事としては概ね言い訳でした。
よほど周りからバカにされたんでしょうね。
この少子化の大学全入時代に老朽化でも無いのに新しく校舎建てるって、いくら何でも無駄遣いが過ぎませんか?
我が校の収支は大丈夫なんですか?と。

しかももっと笑えるのは、「こんな感じで我が学園の総資産から見たら建設費用は微々たるものだ、その上自分の投資が上手くいって収益は増えている」と口頭で爆弾発言していやがった。
周りの反応を見るに、猿どもは爆弾と捉えていなかった様子。
あの発言から確実に分かるのは、組織の資産を私物化して自分で好きに投資してるアホ坊ちゃんの実態、私はそう捉えた。

猿の猿による猿のための学校。

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