「私、ここの学校の出身なんです」と嬉しそうに語る教員がいる専門学校はヤバい

顧客目線から見た時には信じがたい事であるが、タイトルの通り、その学校の卒業生であることを嬉しそうに自慢する教員は多い。
これはもしかするとここの組織に限った事ではないのかもしれない。
過去に似たようなスクールにバイトで入っていた時もそうだったから。

しかし専門学校というところは一定の割合で「その道の専門家」を置く必要がある事を、サービスの対価を支払う親で知っている人はどれくらいいるだろうか。そこの厳密な定義は後回しにして。

近年、専門学校のブランド力は地に落ちており、就職先としての人気も皆無である。現場の最前線で活躍しているような人間は高い給料をもらっており、専門学校教員程度の給料では雇えないからだ。

そのため専門学校の教員にまともで仕事のできるやつなんて居るわけがない。こんな環境を職場に選ぶやつは私のように年齢や健康上の問題で第一線を退いた人間か、出産子育て介護でバリバリ働けない人くらいだ。
そんな人気のない職場には無理やり質の低い教員をあてがわねばならない。応募してきた人物は基本採用する。だけど無理に採用するからときどきロクでもない奴が紛れ込んでくる。

育成も採用も全くノウハウが無い無能組織が考えること、それが現地調達である。
その道のプロを目指して入学してきた生徒の中から、ずば抜けて優秀な子に早めにツバをつけるのだ。また就職難の世間知らずの大学生相手にそれなりの待遇で募集をかけてプロパーづくしにするのである。

何なら私が座っているシマは、私以外全員プロパーである。7人もいるのに、あとの6人がプロパー。異様な世界。

そしてそのうち1-2名の割合でどのシマにもここの専門学校が最終学歴のヤツがいるのである。

百歩か千歩は余裕で譲って、この学校の卒業生で教員が固められている事には目を瞑るとしよう。愚かで世間知らずの本人がつい口走ってしまうのも。そこではなく私が信じられないのは、それを自慢げに話せる環境が出来上がっており、周りが誰もそれをたしなめない事である。

その学校の卒業生が教えるという事は、その学校で学んだ事以上の知見は得られないという事だ。狭い世界で教科書だけで縫った洋服、描いたイラスト、書いたプログラミング、腰掛けの医療・介護、教えている先生が机上の空論しか知らないメンツばかり。

そのくせパンフレットには「現場の最前線で活躍した講師陣」などと恥ずかしげもなく書いている。ウソじゃん。看板に偽りありじゃん。

「私、ここの学校の卒業生なんです!」などと自慢げにいう教員がいたら、そんな学校には絶対入学しない事だ。後日、こんな酷いレベルの学校でも一応形だけ行う入試制度の茶番についてもお伝えしたい。こんなところに2年も百万単位で学費払うより、高卒でサッサと就職した方が絶対強い。もしくはハク付けにいくのならFランでも大学がマシなんじゃないの?(これも目クソ鼻くそですけどね)。

いま専門学校を検討している顧客の立場の方がいるなら、ぜひその辺りを入学前にリサーチもしくは質問していただくことをおすすめする。

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