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推しと出会わせてくれたもの

この企画、いくつも投稿していいのかな。
でも今のわたしは書かずにいられない。
「テニスの王子様」
この作品はわたしの人生になくてはならないものだ。あまりに好きで安易に触れたり発言できなかったりもする。
2002年の3月13日の夜。
テレビから流れた跡部様の声に心を奪われた。
わたしは夕食の支度をしていた。
2DKのアパート、狭いキッチンで麻婆豆腐を作っていた。
水曜の夜7時はテニスの王子様と決まっていた。
背後にあるテレビから聴こえた声にハッとなって振り向いた。
それまでアニメやドラマを視聴していて誰かの声が気になることなんてなかった。
「第22話 薫の災難」で初登場した跡部景吾様。
本当は一週間前の予告で跡部様の声を聴いているはずなのに悔しいことにこのあたりの記憶が曖昧なのだ。
わたしは愛と敬意を込めて跡部様と呼ぶ。
原作も読んではいたが、彼に抱いた最初の印象は決して良いものではなかった。
このちょっと鼻につく登場人物を、アニメで目にして耳にして心を捕えられた感触を覚えた。
跡部様は氷帝学園中等部のテニス部部長。
そして、跡部財閥の御曹司。
銀の匙を持って生まれてきたお方だ。
でも、彼はその身分にただ胡座をかくだけでなくテニスを心から愛し努力をする。
プレースタイルを見てほしい。
部員200人の頂点に立ち、そのカリスマ性で多くの人を魅了する。
オールラウンダーで眼力(インサイト)で相手の弱点を見抜く。
この能力も超がつくほどの努力があったからこそ。
氷帝のレギュラー陣、俺たちは群れないと言いながらじつは仲間思い。
それは跡部様の背中をみんなが見つめ続けてきたから。
以降、気になる存在となった跡部様を追いかけていくうちに中の人のことも知りたくなった。
「諏訪部順一さん」わたしの人生の中で推しというものが芽生えた瞬間だった。
諏訪部さんだからわたしは跡部様に惚れたんだと腑に落ちた。
諏訪部さんと跡部様が二人三脚で歩まれた歴史、平坦なものではなく紆余曲折、急勾配やいばらに囲まれた道もあったと思う。
それでもそのお互いの脚を離さず肩を組み続けてきてくださったこと、感謝してもしきれない。
テニプリのイベントとなれば、諏訪部さんはいつも跡部様の髪型や髪色にしてくれる。
その姿はおふたりでひとりなんだとファンの勝手な思いかもしれないが、見つめ続けてきた年月を肯定していただけるようで涙が溢れる。
気になる存在はいつしか大切な存在となっていった。
わたしが今、急遽筆を走らせているのは諏訪部さんのnoteの好きな番組の記事を拝読したから。
生きていてよかった。
じつをいえば、少し前にずっと頑張ってきた仕事を辞めざるを得なくなり悲しみに伏せることも少なくなかった。
さまざまなかたちで手を差し伸べてくださる諏訪部さんと跡部様。(これもファンの勝手な思いですが)
これからも応援させてください。
直接は伝えられないから、この場を借りて…
大好きです。

#好きな番組

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