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岸田トークンって何!?国がNFT市場へ本腰???

みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの中村です。

みなさん、まずはこちらのトークンをご覧ください。

そう、暗号資産市場をざわつかせた岸田トークンです。

自民党青年局の局長、小倉衆院議員が2022年5月27日に岸田首相の顔写真が付いた「岸田トークン」などのNFTを今後のイベントや集会などで配布していくことを明らかにしました。

具体的には岸田首相や小泉進次郎前環境相の顔写真が付いた「青年局トークン」をイベント毎に配布していくとのことで、将来的には青年局自体にDAO(分散型自律組織)の要素を取り入れていく事も想定、6月5日には『青年局メタバース演説会』の開催も予定しているようです。

国が動いて暗号資産市場のプロジェクトに関わってもらえるのはとてもウェルカムですが、このトークンのセンスを見た時に、なんとなく不安を感じるのは私だけでしょうか?

また、NFT、メタバース 、DAOだ~!だけで本当に血が通ったものになるのか?
この辺りも不安になりますね。。

とはいえ、動こうとしていることは間違いなく素晴らしいことなので、心から応援しています!

結局、岸田トークンの価値は??
買えるの?買った方がいいの?

自民党青年部局が発行する岸田トークンについて、説明します。

まず、岸田トークンとはなんなのか?

ざっくり説明すると、
「表彰状や記念バッジをNFT化したもの」になります。

政治家が政治活動の中で受賞した賞や、イベントに参加した証明などにも使われるようです。

その他、小泉トークン、野田トークンなど、他の大臣のトークンも存在しており、総称して青年部局トークンと呼ばれるそうです。

このトークンを活用して、政治家の活動の見える化も目指しているようですね。

重要なのは「投資価値があるのか?」という点ですが、残念ながら政治活動をしないともらえない、というルールなので、一般市民が手に入れるのは難しそうです。

さらに他人への配布や転売は不可能な設定になっているようです。

ということで、残念ですが、投資する方法がない&そもそも転売NGのトークンなので投資対象ではない、ということは抑えておきましょう。

岸田トークンから見る
今後の国内暗号資産市場

「なんだ~投資価値ないんかいw」
で、終わらせてしまってはもったいない材料です。

大切なのは
「国がこういう動きをしているということが、暗号資産市場にどのような影響を与えるか?」
という点ですね。

「日本の首相がこんなことやってるなら」
と他国政府も負けじと政府発行のNFTを出すかもしれません。

アメリカとロシアが月面着陸を競って宇宙開発に莫大な投資をした時代のように、

暗号資産、NFT、メタバース 、DAO、Web3.0市場に、世界中が競い合うように参入してくれると暗号資産市場の活性化も見えますね!

また、重要なのは、国内の暗号資産に対する税制です。

Web3.0をフックに、今後ブロックチェーンへの政府の理解は強まってきます。

直近では、5月27日国民民主党の玉木雄一郎代表が
「仮想通貨は雑所得ではなく20%の申告分離課税にすべき」
「発行法人が保有するトークンは期末時価評価の対象から外して実際に収益が発生した時点で課税するよう見直すべき」
と岸田首相に提案をしました。

その際に岸田首相は慎重に検討する、とドライな返答でしたが、Web3.0を絡めた制作や減税言及に対しては、「日本にとってチャンス、やりましょう!」と言ってくれたようです。
(下のツイートの文脈だと、Web3.0の部分だけのような気もしますが、、)

どうであれ、なんちゃってギャンブル的に扱われた暗号資産が、今は首相のトークンが発行されたり、政府の方針のど真ん中になってきているという部分に関して、私たち投資家はしっかりポテンシャルとリスクを汲み取って行く必要があります。

ピークからは弱い市場が続いてますが、長期目線で投資判断をしていきましょう!


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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!

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