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私のお父さん

どうも、こんばんわ。

#やさしさを感じた言葉  のハッシュタグをみてふと思いついたのが父です。

うちの父は口数が少なくあまり育児に関心がない人でした。
お父さんに遊んでもらった事や、家にいる記憶はあまりないくらいです。

仲が悪いとか全然話をしないとかではないですが、単純に口下手なんだと思います。
そんなに厳格な父ってわけではないのですが、私がよく喋るのでお父さんがずっと話を聞いている感じです。

私の冗談に冗談で返したりするお茶目な部分もあります。😂

私が社会人1年目の時、仕事がキツくとても辛い時期がありました。
仕事の責任の重さや、自分の仕事のできなさ、残業の多さ、職場での先輩からのキツい指導などにメンタルは崩壊寸前でした。
睡眠もほとんどとれなく、1人でいると涙がでてくるくらいしんどかったです。

一人暮らしであったため、休みの日などは片道1時間かけてでも実家に戻り、人の温もりに触れました。

当時家族にはあまり知られたくなかったのですが、実家に帰る頻度や元気のなさ、食欲のなさで気づかれていました。

母からは心配の言葉や励ましの言葉がありました。
それでも、父からは特に何もありませんでした。

ただ、私が自分の家に帰るときは必ず車で実家から送ってくれていました。
何も言う事なく、いつもより時間をかけてゆっくり運転をしてくれていました。

私は父が口下手であることは昔から気づいていたので、このやさしさにとても感謝していました。

父の優しさは見守ることなんだろうなと思ってました。

でも、一度送ってもらっている時に弱音を吐いたことがあるんです。
父は自分の家に着くまでとくに何を言うことなく送ってくれました。

私自身何かを言って欲しかったわけでもなく、愚痴を聞いてもらっているくらいの感覚でした。

しかし、父と別れて30分程度したのち父からメッセージがきてました。

「元気出せよ。笑顔が足らんぞ」

この言葉にもう涙が止まらなかったです。
恥ずかしさと口下手で、言うことは出来なかったんだろうなと思いました。

父のくれたこの言葉にとても元気をもらいました。
また、父からの愛情をとても感じた一言でした。

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