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愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第一話(前編)。

新しくブルースカイをインストールしたということで、一日一話「愛してるゲームを終わらせたい」の感想を書こうと思いました。思いましたが、語り始めると思ったより感想感もなく好きなところをダラダラ話してしまい、結果(自分からすれば)膨大な量になってしまいました。

なのでとりあえず一話の前半パート(喫茶店編)についての語りを徒然なるままに書き連ねたまま、ここにアップします。熱量に任せて認めたもので冷静に読むと大して内容のない文章ではありますが供養させてください。


というわけで今日から1日1話愛してるゲームを終わらせたいの感想をツイート(と呼ばれていた何か)していきます。
今日はもちろん第一話「幼なじみは負けたくない」
まず最初のコマ、小6のみくがコマをはみ出して「あいしてるよっ。ゆきやっ。」と語りかけてきている。もうこの時点で神漫画の確定演出である。(←表現が雑)
「あーこの作者は可愛いキャラを描くんだな。」
「この作者によって生み出された可愛いキャラが惜しげもなく可愛さを発揮してくるんだな」
「背景や髪の色合いなどキメたいコマでしっかり決めてくるんだな」
などということが最初の一コマで感じられる。
そこからこの作品のテーマが提示される。つまりは「幼馴染の二人が愛してるゲームを高校生になるまで続けたら」という話だと。
漫画の題材はどうしたって好みが分かれるところだが、わずか3ページ+見開きで、この漫画の「ウリ」、テーマ、関係性等を提示してラブコメが好きな人の心を掴んで離さない見事な構成である。
そこからみくが出てくるシーンの全てでみくが可愛い、いや、もはや可愛いとかいう次元を突き抜けてるとすら言える。
容姿、仕草、表情の変化、そして(まだ誰も聞いたことのないはずの)声まで全てが魅力的で、圧倒的なヒロイン力をこれでもかと見せつけてくる。
そんなみくに押されっぱなしのゆきや。まぁ無理もないというところだが、それを素直に表出しているところも良い。
「こんな美少女と一緒にいて意識したりドキドキしたりしないわけないだろ!」はラブコメで定番のツッコミの一つだ。その点においてゆきやはあるべくしてドキドキし魅了されみくの魅力を正しく理解していることが示される。
このことは話を読み進めていく上で重要な要素で、ここでゆきやが素直な心境を吐露することで読者がすんなりキャラに感情移入出来るのだと思う。(なお感情移入しすぎた結果、身悶え苦しむことになるのだが、それはもう少し先のお話…。)
このあと雛子さんがみくについて語るのだが、「日に日に可愛くなっていく」とか「学校でも結構モテる」とか重要な要素がサラッと盛り込まれている。多分ここでは「そうなんだ〜」で済まされるところが、読み進めていくと「なぜみくは日に日に可愛くなっていくのか」「学校で結構モテるみくが、ゆきやと愛してるゲームを続けている理由は何か」みたいなことが見えてきて、その時説得力(あるいはリアリティのようなもの)がグッと高まる描写になっている。
そして挟まれる回想。
ここに出てくるみくも、一コマ一コマ可愛い。
この作者本当に一つの描写、一コマにかける熱量が凄いのよ!例えば1話10ページ目、この分割されたコマの中でみくの動きが丁寧に描写されてて次のページで「ごちそーさまでしたー。」するところまでの、みくの実際の動きが見えるようだ。
回想に戻るが、ゆきやが初めてみくを意識したシーン以降、ゆきやの日常にきらめきが増している。きらめきが増した後、「もし…このゲームがなかったら…」と振り返ると、窓際で光を浴びるみくと陰を歩くゆきやの対比など、背景や光の使い方がいちいち丁寧!
そしてゆきや側のこれまでの戦いが描かれる。
勉強してリングフィットして牛乳飲んでコンタクトにして顔を赤らめながら美容院に行って。男子諸君は皆心当たりのあるであろう努力がそこに並べられていて、ここまで来る頃にはゆきやを応援したい気持ちになっていることだろう。
そこに雛子さんがカウンターの一撃を与えて、いよいよ入学式の朝を迎えるのである!

読み返して思いました。「はよ迎えろよ!」と。
なのでブルースカイでは、はよ迎えたver.で簡潔に述べさせていただきます。
文章は長ければいいってものじゃない。適度にまとめるのもまた能力であり、表現方法なのだ…!

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