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足関節捻挫後の筋膜調整ポイント Part2

痛みと筋膜のジーハンズ テクニカルチーフのKAZU (@kazu1010120)です。

引き続き”足関節捻挫の筋膜調整”ポイントを紹介させていただきます。
前回記事では足部を中心に紹介させていただきましたが、そこから関連する近位関節のポイントを紹介していきます。

筋膜のつながりも含め理解できる内容となっていると思います!!!
ぜひ最後までお読みください!!😊

この記事は

【こんなセラピストにおすすめ!】
・スポーツ障害を担当されている方
・長引く足関節捻挫後遺症を担当されている方
・前回記事を読まれた方を読まれた方


まず始めに、その他関節(筋膜)へなぜ影響を及ぼすのか??
✅筋膜のつながりについて紹介していきたいと思います!!

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上記のように37%の筋繊維は腱や骨へは行かず深筋膜へ直接繋がる(筋膜展開)ということを理解することが大切です。
この作用により

①腱付着部近くの動きを減らし、骨挿入にかかるストレスを軽減させている。
②筋収縮が起きると、収縮は骨を動かすだけでなく筋膜展開によって深筋膜を伸長しその選択的伸長が力戦に沿ってコラーゲン繊維の配列を刺激する。

②の補足として
筋膜は筋膜展開によって筋から生じる伸長を知覚する。この張力は筋膜によって距離を超えて遠位部位へも伝達される。
とされています。

上肢前方運動(屈曲動作)の際を例に🔽
大胸筋鎖骨線維の収縮→
筋膜展開によって上腕筋膜前部を伸長→
同時に上腕二頭筋腱膜を通る前腕筋膜の前部を伸長→
上腕二頭筋でも同時収縮が起こる→
橈側手根筋膜と長掌筋へ続く→
手首の屈筋支帯、手掌腱膜及び母指球筋膜を引っ張る。

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このように筋膜はある部位が収縮した際に決められた配列によって展開(繋がっている)しています。
それは遠位から近位への伝達、近位から遠位への伝達とあります。
そのため高密度化した筋膜は遠位、近位の筋膜による伝達不良がおき筋膜機能異常として問題が現れるわけです。

では足部ではどうか??
足部のポイントとの繋がりを理解するため
前回ポイントを再度紹介します。詳細は省きます。前回記事は←こちらクリック!

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上記A〜Fの同じ配列に沿って

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配列

下腿と膝関節周囲の筋膜調整ポイントです👆
足部の底背屈運動は下腿の回旋可動性に左右されます。
一般的に下腿の過度な外旋や、内旋制限が問題になってくることが多いです。
長期間の足関節固定では脛腓関節の動きも問題となります。
膝周囲までは最低限筋膜の状態をチェックしてみましょう!!

まとめ

紹介しましたように筋膜は全身に決まった配列で繋がっています。
患部のみの調整では不完全になることが多いです。特に足関節は地面と接している唯一の部位であり足関節の影響が上行性としてその他部位へ影響を及ぼすことも考えられます。
高密度化を除去をすることにより可動性、安定性、筋出力の向上のみでなく、これから起こりうるかもしれない部位への対処もできてくる訳です👆
競技復帰できたから、痛みが軽減したからではなく
筋膜異常がないかをチェックしていく必要がありますね!!!
是非試してみてください!!

今後は調整ポイントは動画等で詳細に紹介していく予定です。
お楽しみに!!

ジーハンズ KAZUでした!!

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