成長しつづけること

 私が生きる上で一番大切にしていて、頼りにしているのは、成長し続けることが『できる』という考え方である。人間は時間があるとだらっとしてしまうが、やらなければいけないことが残っている上でだらっとすると罪悪感が生まれる。そういう時は急に自分を攻め始めてしまう。

 なぜなら誰にも励ましてもらったり褒めてもらうような資格がないと思うからだ。そんな時自分を励ませるのは自分自身しかいないのだ。大丈夫、いつでも、どんな自分であっても色々な形で成長はできる。この考えが浮かべば安心できる。

 一口に成長といっても、刺激への反応もその一つである。例えば一口に「同じ経験をした」といっても2度目を体験するのは初めてであるからそれも新たな経験であろう。分かりやすい例を挙げるとすれば、二度目の出産が、第一子の出産と同じ経験と言うかという問いへの答えは、出産経験のない筆者からしても明白である。骨盤の開き具合や医師の対応が違なるだろうし、何より胎児の状態は同じであることがないと思う。そして出産に限らずだが初めての時に感じた驚きや発見はもう訪れない。さらに言えば二回目なりの発見があるだろう。

 成長というと一つのことを数回の失敗を乗り越え成功した、とか学校を卒業した、とかそういう機会にエモーく浮かんでくる言葉のようだが、実際には生きて成長していない時間など無限大に1も存在しない。この世界をこの体で生きる、ということに関しては我々の脳はピュアに貪欲である。我々の精神は、幸せに生きるための方法を探る果実の果汁100%ジュースだ。コーヒーを飲むコップの持ち方や足の組み方は毎回のデータとして脳に保存され、もっともいい方法を探っている。

 それが自分の幸せにつながるから。

 『幸せ』ってなんだろう。そんなことはどうでもいい、あなたが幸せならね。

#自分にとって大切なこと

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