秋華賞

秋華賞

牝馬クラシックの総決算、今年は京都競馬場の改修工事に伴い阪神競馬場での開催、京都での秋華賞との違いを考慮する必要がありそうですね。そして、春のクラシックを賑わせた有力馬と夏を経てここに臨む上がり馬の力関係、ここが今回のレースのポイントになりそうです。

今回は全頭分の文章を作るのがめんど、時間が無かったので箇条書きで各馬の気になったポイントをまとめてみました。
この記事は当日阪神の馬場が稍重より悪いという想定で書いています、ご承知ください。
そして、これはあくまで個人の予想です、子供を見守るような暖かい目でご覧下さい。

〇・・・ポジティブ要素
⤴︎ ・・・巻き返し要素
△・・・気になるポイント
×・・・・ネガティブ要素



1枠1番 スルーセブンシーズ 大野
父ドリームジャーニー
母父クロフネ
〇紫苑Sはレースタイムがとにかく優秀
〇小回りが得意な母系
〇枠、馬場共に妙味ある存在

1枠2番 ステラリア 武豊
父キズナ
母父Motivator
〇忘れな草賞勝ちでコース適性は〇
〇忘れな草賞の走破タイムは優秀
⤴︎オークスは暴走で撃沈
×オークスからの直行ローテは過去上位組しか馬券に絡んでいない

2枠3番 クールキャット 和田竜二
父スクリーンヒーロー
母父 ダンスインザダーク
⤴︎ ここ2戦は不本意なレース
〇 3番枠は阪神2000の好成績枠
× フローラSのレベルが疑問

2枠4番 ソダシ 吉田隼
父 クロフネ
母父 キングカメハメハ
〇 札幌記念で一線級古馬を完封
〇 阪神内回りは内枠先行有利、操作性抜群
〇 一週前追い切りで坂路のベストタイム更新、調整過程はとにかく順調そのもの

3枠5番 エイシンヒテン
父エイシンヒカリ
母父 エイシンワシントン
〇 阪神内回りは前有利
〇 松若風馬は阪神2000で驚異的な回収率
× ハイペースを生み出すソダシと相性×

3枠6番 スライリー 石川
父 オルフェーヴル
母父 ディープインパクト
× 前走大敗
× 2着だったフローラSは低レベル

4枠7番 サイファーコスモス 川田
父 キングカメハメハ
母父 ネオユニヴァース
〇 川田は阪神2000で優秀な成績
× 前走マイルの馬は相性悪い
× 前走条件戦の馬はディープインパクト産駒以外は凡走

4枠8番 エンスージアズム 岩田望
父 ディープインパクト
母父 Storm Cat
〇 血統構成は文句無し
× G1レベルに達していない
× 岩田望

5枠9番 アンドヴァラナウト 福永
父キングカメハメハ
母父 ディープインパクト
〇ローズSは充実の内容
〇福永がファインルージュよりこちらを選んだ
△ クラシック上位勢とは初対戦、力関係に疑問        △前半ハイペースを未経験、G1のペースに対応出来るか
× ローズS1着から本番を勝ったのは過去10年ジェンティルドンナのみ

5枠10番 アールドヴィーヴル 松山弘平
父キングカメハメハ
母父 ディープインパクト
〇 前走1番人気は好成績
〇 新馬戦は不良馬場を快勝、道悪は歓迎
× 馬体重が思うように増えてこない
× 過去のレースに比べて軽すぎる追い切り。

6枠11番 ユーバーレーベン M.デムーロ
父 ゴールドシップ
母父 ロージズインメイ
〇 前走オークス上位からの直行は現在三連勝中
〇 道悪は得意そう
△ オークス後に脚部不安、調整に順調さ欠く

6枠12番 アカイトリノムスメ 戸崎
父ディープインパクト
母父キングカメハメハ
〇 オークス上位組の直行ローテは好成績
〇 国枝厩舎はアーモンドアイで直行の実績あり
〇 距離的は恐らくここがベスト
〇 スタートも上手くポジション取りに有利、操作性の高さは生きる。
△ 決め手に欠ける

7枠13番 ホウオウイクセル 丸田
父ルーラーシップ
母父スペシャルウィーク
〇小回り適性は高い
× G1レベルでは見劣りする

7枠14番 ファインルージュ C.ルメール
父キズナ
母父ボストンハーバー
〇紫苑Sは好タイムで快勝
〇母父ボールドルーラー系はこのコース好相性
△本質的にはマイラーな印象
△紫苑S勝利から秋華賞勝ちはディアドラのみ、前走からどの程度上積みがあるか

8枠15番アナザーリリック 津村
父リオンディーズ
母父サクラバクシンオー
〇前走上がり最速で快勝
△ 母系が短距離志向、2000は長い印象
× 追い切りの内容が消化不良

8枠16番ミスフィガロ 藤岡康
父ディープインパクト
母父キングカメハメハ
〇紫苑Sは好タイム
〇全兄ワグネリアンは大阪杯3着の実績あり
× かなり小柄
× 前走からの上積みがどこまであるのか

予想
◎ スルーセブンシーズ
〇 ソダシ
▲ アカイトリノムスメ
△ファインルージュ
△ ユーバーレーベン
△ アンドヴァラナウト


・レースの見解
このレースのポイントは4角の位置取りと小回りな直線坂のある阪神内回りコースへの適性です。
まず、4角での位置取りはソダシを見ることの出来るポジション取りが重要になります。
このレースはとにかくソダシをどこで捕まえるかが焦点になるでしょう。

ユーバーレーベン、アールドヴィーヴル、アンドヴァラナウト等の直線の瞬発力で差す競馬をする馬は直線より前に仕掛けて直線の4角の位置取りをする必要があります。ソダシは札幌記念で後ろから競りかけられて早め先頭に立つもそこからG1勝ちの古馬を完封するレースをした馬ですし、阪神内回りの短い直線で直線だけで差せる程甘くはないでしょう。
後ろの馬は他馬が邪魔にならない外を回る訳ですが、直線急坂のある阪神ではこれがネック。
ここでロスをすると最後の坂で足を使い切ってしまいゴール前で止まることが阪神ではよくある事です
そして、これは中山競馬場と似た構造です。

中山競馬場は直線が310mと短く4コーナーがキツい小回りなコース、そして直線の急坂。

つまり、中山で強い馬がここでも力を発揮出来るという訳です。
◎スルーセブンシーズは前走中山の紫苑Sでも今回と同じく内枠から直線馬群を縫って差して2着にきました。内枠からロスなく運べる点、小回り適性、そして父父ステイゴールドの道悪適性を受け継ぐ父ドリームジャーニーという血統。
内をスムーズに回ってくれば内から突き抜ける紫苑Sの再現も可能でしょう。
そして、既に世代を超えた力を持つ〇ソダシ。
正直これには逆らえないというところです。
▲アカイトリノムスメはソダシに比べると見劣りはしますが、レベルが高いと言われる世代の中で堅実な走りをしていますし外せない一頭です。
ファインルージュ、アンドヴァラナウトのトライアルを勝った2頭に関してはあえて評価を下げました。
2頭とも順調な仕上がりだと思いますが、前走以上の上積みという点ではそこまでは望めないと思います。それでソダシを超えれるのかと言われると難しいと思います。
ただ、2頭とも非常に能力の高い馬であることは間違いありませんし、無視するのは悪手でしかないと思います。

そして、オークス馬ユーバーレーベン。
桜花賞を無視して最初から目標をオークスに絞り万全の状態で勝利したオークス。
しかし、その後出た脚部の炎症によって前哨戦も使えずここに直行。オークスとは違って臨戦過程で不安材料がある点は見過ごせませんし、この馬は使ってよくなるタイプだと思うのでここは調整過程も含めて軽視したいと思います。秋に他のレースを使うならそこで注目してみたい存在ですかね。

ということで◎スルーセブンシーズなんですが、勝つのはソダシだと思ってます()
正直めっちゃ強い、札幌記念も勝つとは思っていましたが想像以上のレースされてしまったし、ここに来るまでの調整もほぼ完璧。死角があるとすれば道悪が未知数という点でしょうか。
これにスルーセブンシーズが突っ込んできたらいいなぁって馬券を買おうと思います。

ソダシの快進撃は止まらないのか、
それとも他馬の逆襲か。
今週も非常に楽しみなレースです。
では皆さん良い週末を(・ω・)ノシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?