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女性が生理の時、男性ができる事【後編】

こんにちは。月経ジェントル研究所きょうへいです。

私は女性の生理に寄り添う研究をしています。

自分のパートナーの女性が、生理で苦しむ姿を見てきたからです。

今日は、女性が生理でしんどい時、男性は何ができるか?というテーマで書きます。

タイトルの通り【後編】です。【生理の話をした事がある相手】例えば彼女や、奥さん、家族、仲の良い友達が生理でしんどい時に、男性は何ができるのか、について書きたいと思います。

【前編】では【生理の話をした事がない相手】同僚、部下、友達に対してできる事は何かないか、というテーマで書いてます。
ご興味のある方はこちらからご覧ください。

【後編】を読んで頂ければ、今まで彼女や奥さん、仲の良い友達で、生理の話をオープンにしながらも、いざ生理で辛そうな相手を前に、できる事のあまりなかったあなたが、ジェントルな選択肢を持つ事が出来ます。

生理の話をした事が”ある”相手にできる事

鎮痛剤を用意する

ひどい痛みには我慢せず、痛み止めも活用しましょう。

痛みがキツくなる前に飲むのが効果的です。

手元になければドラッグストアに走って、市販の薬を買ってきましょう。

副作用やアレルギー、薬との相性もありますので、その相手が今までに使った事があって、良く効いた薬を確認して行く事が大切です。

個人的には、より子宮への移行性が早いイブプロフェンという成分が入っているものがお勧めです。

漢方を使う

漢方は鎮痛剤に比べて、馴染みのない方が多いのではないでしょうか。

テレビCM等で紹介されているものが少なく、目に触れる機会が少ないからでしょう。

ですが東洋医学に基づいた歴史のある薬で、実は生理対策に非常に有効なものがたくさんあります。

基本的に天然の植物から精製されず作られてますから、副作用が穏やかな事もメリットとして挙げられます。

その中で今日は一つだけお勧めを紹介しておきます。

”芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)”です。

こむら返りなどの痙攣を緩める作用があって、子宮の収縮による痛みも抑えてくれます。即効性があり、痛みに約6分で効果があると言われています。

温める

前編でも書きましたが、冷えは生理痛をひどくする第一要因です。

寒い時期はもちろん、暑い時期でも、エアコンなどの風で彼女の体が冷やされていないか確認しましょう。

親しい関係の相手なら、少し踏み込んだ対策をしても嫌がられないでしょう。

上着、ブランケット、カイロ、湯たんぽ、ピローなどで体を温めてリラックスさせてあげましょう。

そもそも計画時点で、体を冷やす場所やデートプランは避けましょう。

マッサージしてあげる

血液の循環が良くなると、生理痛も和らぎます。

まず、子宮の裏側にあたる腰を優しく押してあげましょう。

次に、足のふくらはぎを中心に、できれば足裏までをほぐしてあげましょう。全身の血の巡りが良くなります。

さらに目の疲れをほぐしてあげる事も実はとても有効です。

目の奥にある視床下部はホルモンの生成に関係しています。目を酷使するとホルモンバランスが崩れ、重い生理痛の原因になると言われています。


まとめ

男性はどんなに頑張っても、生理を代わってあげる事は出来ません。

ですが気遣ってあげる事は無限に出来ます。

スポーツのコーチやトレーナーは、選手のパートナーとして、本人以上に選手の体の事を気遣って、トレーニングメニューや生活習慣について考えます。

生理の話になると、男性は蚊帳の外になる傾向がこの社会にはありますが

恋愛や結婚生活において、男性は女性の最も近いパートナーです。

であれば、彼女以上に生理について知り、考えてあげる存在であるべきではないでしょうか。





いただいたサポートは、女性のために自発的に動ける紳士的な男性「月経ジェントル」の育成に全力で投入させて頂きます。