#これからの生理の話をしよう 男も女もボードゲームで
私は現在『つくよみゲーム(旧SEIRIゲーム)』という女性の「生理」をテーマにしたボードゲームを開発しています。
なぜ、そんなゲームを作ろうと思ったのか、今日はその経緯について書きたいと思います。
私の身近な女性は、生理の時、救急車で運ばれる程の激しい痛みに襲われます。なぜ、自然現象である生理で彼女はこれほど苦しまなければならないのか。そもそも女性の生理とは何なのか。
タブーのベールに包まれた生理問題を真剣に考えた結果、私が至った答え、それは社会の仕組みと生理への理解の不一致でした。
時代の変化に、生理への理解が追い付いていない。社会の無理解から生まれるストレスが子宮を病気に追い込んでいます。
今、日本は少子化社会です。妊娠出産の機会が減った事で、女性の生理は60年前に比べ5〜10倍に回数が増えている事をご存知ですか?
そして、生理用品、鎮痛剤などの発達が、女性の社会進出を可能にしました。その反面、生理の時に、ごまかして無理ができるようにもなりました。
増えた回数、ごまかせるツール、理解のない社会。この3つが合わさった時、本来、子宮の健康を守るための生理の仕組みが、子宮に負担をもたらしています。
昔に比べ、女性自身に向けて生理との向き合い方の発信は増えてきました。
食生活の変化や、生活様式の変化に対応するために、体を温め、血を作る食事、血の巡りを良くするヨガや中医学など、西洋、東洋の様々な知恵を活かした情報がインターネットを見ればたくさん出て来ます。
しかし、どうも足りない視点があると感じていました。
悩んだ末、私に見えたもの
それは男性への生理教育です。
すなわち、社会の半分を構成する男性の、無知無関心の解消が必要だと気がつきました。
女性がいくら声高に叫んでも、問題意識のない男性に、その声は届いていません。
まず男性に、問題意識を持たせる必要がある事と思い至りました。
つくよみゲームは男性に「女性の真実」について興味を持ってもらうためのツールです。
社会と生理の不一致を解消し、誰もが健やかに生きられる世界への扉を開きます。
いただいたサポートは、女性のために自発的に動ける紳士的な男性「月経ジェントル」の育成に全力で投入させて頂きます。