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iNPH 歩行障害のまとめ

iNPH(特発性正常圧水頭症)
・発見が遅れ不可逆的になっている場合が多い
・iNPHの症状は歩行障害>認知症 3徴のうち顕著なのは歩行障害
・iNPHを疑うポイント⇒錐体外路症状やParkinson症状のない歩行・運動障害、易転倒性がある認知症
・iNPHの歩行の特徴⇒歩幅の減少、足の挙上低下(magnetic gait)、歩隔の拡大
magnetic gaitとは足先が外側を向いている八の字型で地面に吸いつけられているような歩行(遊脚期が短く地面をするような歩行)
・iNPHを疑う画像所見⇒DESH(脳室、シリビウス裂の拡大に比して高位円蓋が密
・tapテストはTUG(Timed Up and Go Test)とMMSEで評価

歩行障害
・小脳失調性歩行⇒歩隔が広く(wide-based)、歩幅不規則、体幹は左右に動揺、足底接地時間が長い
・感覚性失調歩行⇒歩隔が広く(wide-based)、歩幅は短い、視覚で補正するため床や足元を見て歩行する Romberg徴候陽性が小脳性失調歩行との鑑別
・前庭失調性歩行⇒小脳失調性歩行と似るが、通常歩行時は片側へのふらつきがみられる

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