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「FOURs全員卒業」の発表から1年(後編)

前編は、こちら ↓

2 「ETERNITY」発売を巡る混乱

結局、20周年ライブは中止となりましたが、
「20周年という節目を飾るアニバーサリーライブは、たとえ翌年以降になろうと実施したいとメンバー・スタッフ一同考えています。」
とメッセージが出されました。

この頃は、ライブができない状況が数年にわたるとは誰も予想しておらず、ときも代替公演をもって卒業と考えていました。
集大成をファンに見せるべきだというのが第一の理由ですが、全国的な自粛の中では、卒業しても思うような活動はできないという気持ちもありました。

しかし、いつまでたっても代替公演の目途が立たない状況は変わりません。

悶々とした日々の中で、ときは、2代目金星の卒業のことを思い出しました。

2012年12月に初代ジョナゴールド、2013年3月にレットゴールド、2代目金星と、約3か月の間に次々とメンバーが卒業していきました。
特に、同期である2代目金星が、レットゴールドの卒業発表から10日後に急遽卒業を発表したのは驚きでした。

(卒業発表の経過からして、2代目金星は活動を継続することになっていた可能性がある。)

2代目金星が卒業に当たって、夢への思いを熱く語っていたことを振り返りながら、ときは自分の気持ちに素直になろうと決めました。
そして、2021年が明けてすぐに、当初の予定どおりに大学卒業とともにRINGOMUSUMEを卒業したいと申し出ました。

ちなみに、
ときは、2021年正月に2代目金星と会ったとブログに書いています。
もしかしたら、迷う気持ちを打ち明けていたのかもしれません。

(ブログ中に気になるフレーズもありますが、ファン限定なので詳細は書けません。)

事務所は慰留しましたが、ときの意思が固いと見て、この時点でメンバーに話をしました。
事務所としては、ときが卒業しても他の3人は継続すると考えており、善後策を検討する時間が必要でした。
そこで、事務所は、FOURsとしてアルバムを出せるギリギリの3月31日に発売を一旦延期しました(2021.1.12)。

※発売告知から約2週間後の急展開なので、非常事態を妄想しました。
もちろん、単にCDの生産やリリイベの準備が間に合わず、先延ばししたとも考えられます。

ところが、
事務所の読みとは違って、Jと彩香も卒業しかねない雰囲気になってしまいました。

アルバムリリースと同時にメンバーの大半(or全員)が卒業ということになっては、リリースイベント等に影響します。
関係各所との調整期間を考えると2月中が、最終判断のリミットでした。

王林の必死の説得により、ときの3月卒業は回避されたものの、グループの今後について最終的な結論は出ませんでした。
事務所は、話し合いを続けるとともに、最悪の場合に備えて、「ETERNITY」を一旦発売中止にしました。(2021.3.1)

なお、
2005年4月に、初代ジョナゴールド、レッドゴールド、初代金星の3人による1stアルバム「青森林檎」を発売したが、その月末に初代金星が卒業した事例があります。
仮にときだけが卒業ならば、そのまま3月31日に「ETERNITY」が発売されたかもしれません。

その後の話し合いの結果、最終的に全員卒業ということになりました。

※ 2021.6.6に「ETERNITY」の発売告知をしているので、調整期間を考えると、遅くとも5月上旬には結論が出ていたと思います。

もしそうだとすると、
2021.5.28のRIGHT ON TIMEで「20周年前年祭@渋谷WWW」の映像をみんなで見ているシーンも意味深になってきます。

当時私は、なぜライブができない状況で、彼女たちが一番輝いていた時の映像を見せるのか、スタッフの意図がわかりませんでした。
撮影時期は4月末頃の可能性が高く、そうすると、卒業の話し合いが佳境に入っている時期になります。
(うがった見方をすれば、)卒業へ傾いた流れを押し戻そうという意図が少しあったとも考えられます。

また、FOURsの涙をライブができない境遇を嘆いているものと思いましたが、本当は、もっと複雑な感情だったのかもしれません。
特に、渋谷WWWで「私たちが目指してるのは、こんなもんじゃなくて」と言っていた王林の心中は察して余りあります。

(もちろん、想像のとおりだとすればの話です。真実はわかりません。)

3 王林ブログ休止、ときインスタ12分割写真投稿

さて、
全員卒業に向けて動き出したかに見えましたが、王林に異変が起きました。

2021.6.22、王林のブログが理由を明かさないまま休止になりました。

通常であれば、スタッフまたは本人が、休止の理由(仕事で疲れて寝てしまったなど)を説明していました。
しかし、この時は、6.23はスタッフの投稿もなく、6.24になって理由を明かさないまま「王林ブログはしばらく休む」とのメッセージが出されました。

当時私は、ブログ休止の理由を
「ライブができない焦りと仕事の疲労が重なり、精神的に消耗したのでは?」
と思っていました。
理由を明らかにしないのも、そう推測する根拠になっていました。
しかし、実際は、全員卒業という結論に、王林は本心では納得しておらず、抵抗感があったのかもしれません。

王林は、メンバーの夢を尊重すると決めたものの、心の奥には4人で活動を続けたいという思いがありました。
休止前のブログで、長年の「愛方」である、ときへの想いを綴ったのもそんな気持ちが溢れたからでした。

そして、ついに限界を超えてしまい、王林はブログが書けなくなりました。

ここで改めてメンバーの話し合いが持たれました。
それぞれが卒業に向けて動き出すこと、卒業までは全力で活動することを再確認しました。

6.25に「6月中は「ひとこと日記」とし、7月からブログ再開」というメッセージが出て、通常に戻りました。
(6.30の王林のひとこと日記は、完全に吹っ切れてない感じですが…。)

そして、2021.7.9~21にかけて、ときがインスタに12分割写真を投稿しました。

初めて見たときは、すごくビックリした

撮影したのは、RINGOMUSUMEの衣装等で以前から関係があった神戸のMovieingという会社です。
(現在、Movieingは業務提携という形で、和海(なごみ。元とき)をサポートしています。)

ときは、7.10のブログでインスタ投稿について触れていて、「違う顔も見せたい」と書いています。

これは、farmerへ向けたメッセージであると同時に、メンバーやリンゴミュージック関係者に向けた決意表明でもありました。

おわり

念のため繰り返しますが、
この記事は「妄想」です😅🙇

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