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主不在につき

秋らしい天気が続く様になった9月の月末。

バイクを走らせるとあちこちから金木犀の香りが鼻の奥を撫でる。

バイク乗りには最高の季節が到来。

ガソリン代を気にせずに一日中走り回りたいところだが、昨今のガソリン高にはさすがにめげる。


バイクのガソリンタンクはせいぜい14-5Lなので、毎回リッターあたりの単価x10倍くらいの値段。


昨年なんて給油で1,000円超えたことはあまり記憶にないが、今では2,000円越えもある。

まだ車に比べれば一度の給油での出費は少ないが、ランチ代相当の差分がガソリンに消えると思うと気軽には乗れなくなってきた。



なんとかなるんですかね。


さて、愛犬がこの世を去ってはや3週間。
慣れたかといえば全く無理である。


むしろ家の中に愛犬の写真が日に日に増えていく感じ。


失って初めて存在の大きさを知るとはよく言ったものだ。

ほとんどが人間の心の寂しさを埋めるための一方的な愛情であり可愛がり方ではあるけれども、やはり抱きしめて感じるぬくもりなどは忘れることは出来ない。

愛犬が使っていたものを徐々に処分し始めているが、こんなにもあったんだなというのが印象。

散歩のリードやドッグフードに各種什器、ハーネスや犬用車椅子などなど多くの思い出が詰まった品々が主の不在で静かに佇んでいる。

擬人的で言い方が変だが、愛犬に関係する備品なので、主人が居なくなった今、もう彼らが活躍することはない。



なんとも寂しい。


愛犬の周りに巡っていたささやかな経済活動の名残りだ。


生きていたんだなぁ。


愛犬ロスから立ち直るのはもうしばらくかかりそうですが


のんびりとやります。


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