見出し画像

ひとつのことを続けるのかどうか

先日、娘が「カフェでバイトしたい」という話をしてました。娘はまだ10歳の小学5年生です。パティシエになりたいという話をしてましたので、その延長の話なのかもしれないし、ごっこ遊びが好きなので、店員さんというのをやりたいのかもしれません。どうも、早くやりたいという感じのようで、「高校生になったらバイトできるの?」と聞かれました。「それは高校によっては校則で禁止されている場合もあるからね」と事実を伝えたところ、不満げな顔をしてました。

「普通は、大学とか専門学校とか、ある仕事に就くために選んでそれを学んで就職したりする。で、普通はそのままその仕事を続けていく。と思う人が多いと思うけど、そんなのは関係なくて、20代はカフェで、30代はプログラマーで40代は経営者とか、そういうのだってできるし、ルールはない」

という話をしておきました。これは、ある意味自分にも言えることで、可能性を狭めることはないというのを最近思ってるからです。

例のスキルの掛け算の話

一つのことをプロまでの1万時間の修行をしたとして、それは、きっと100人に1人ぐらいの希少レベルだとする。それをさらに1万人に1人ぐらいのところに上がろうとしても結構たいへんで、素質によってはさらに5万時間続けたところでできないかもしれない。

そこで、考え方を変えて、最初のスキルとは違うスキルを習得したとする。それには別でさらに1万時間かかるとする。でも、結果としてそれはその分野でも100人に1人ぐらいの希少レベルをゲットできる。それぞれの分野をバラバラに使うと結局100人に1人レベルだけど、両方のスキルをかけ合わせて使えたら、1/100 x 1/100で1万人に1人レベルの希少性を得られる。

こうなるようにしていくと、20代30代で別のスキルを得ておけば、40代はそこそこ希少性が高い人材になっています。

という話がありますよね。

小学生からやっとくとどうなるか

自分は、小学5年生ぐらいからBASICでプログラミングをやってました。小学3年生ぐらいから通信教育の電子工作を学んでいて、トランジスタとか知ってたし、半田づけもやってました(やけどばっかりしてたけど)。特にプログラミングは結構やってたんで、大学卒業までに1万時間は達成済みだったと思います。大学3年生ぐらいからデザインを学び始めて、いろいろ作っていたので、そういうのも、20代でそこそこな時間を費やし、きっと1万時間は20代で達成してると思います。あとは激しいフリーランス生活だったので、仕事でいろんなことを経験し、あれやこれやを同時並行で学んでいました。

なので、おそらく、1万時間達成済みのスキルは結構たくさん持ってると思います。(プログラミング歴だけカウントすると、34年)

娘にやってみてほしいこと

希少性を求めて何かに打ち込めとは思いません。

何かを習得するのは楽しいことです。日々上達を感じ、目も育ちますのでこだわりの精度もあがり、精巧な感じになっていきます。解像度が高くなるという感じでしょうか。

ある一定を超えると、上達を体感するのが難しいレベルになると思います。そういうときは気晴らしのつもりで別のことに取り組むと、そちらは上達スピードが早いので楽しいです。そして、気晴らしをしたことで、伸び悩んでいたことも伸びるかもしれません。

そうやって、スキルを得ていくことは楽しいことだし、そのスキルはだれかのために使えることになると思います。

自分がやりたいこと

これは自分に言い聞かせることだったりもするんだろうと思います。

そういえば、自分は「Macで仕事をする」というのが条件になってる時期がありました。高専のときの卒業研究の研究室を選ぶときも、第6希望ぐらいまで出せるんですが、第1希望はある研究室を希望しました。Macでプログラミングをして研究できるのがわかっていたからです。それ以外は、行きたい研究室はないので、第二希望は「Macがある研究室」として、第三希望は「せめてプログラミングをする研究室」。そのぐらいであとは書くのをやめた記憶があります。。(希望通りの研究室に入れました)

そんなわけで、就職先を探すときも「Macで開発できる仕事」を探しました。Macのアプリを開発する仕事をしたかったわけですが、そんな仕事日本にはほとんどありません。今まで仕事してきても聞いたことがありません。

で、検索したところ一社だけ出てきて、そこに就職したりもしましたが、結局ほとんどそういう仕事はなくて、、すぐやめました。

結局フリーランスで、いろんなものを開発してましたが、パソコン使ってなにかを制御するときは無理やりMac使っててMacを数多く納品してきました。それも、今やなかなかそんなことはできません。だいたいがWindowsです。残念で仕方がないですが。

「Macで仕事する」とかどうでもいいことのような話をしてますが、結構これって大事だなって思うわけです。仕事の内容ももちろん大事ですが、ツールだって選びたい。(今は基本的にはMac使ってて、仕事によってはWindowsも使ってます)

自分がやりたいことをやることに躊躇してたらだめだなって最近思うわけです。会社経営やってる身でもあるので、効率とかそういう観点も大事だとは思いますが、利益だけ最大化しても面白くないわけで、やりたいことにまっすぐすすめるように、わがままになっていくのもいいねーって最近思うわけで。

気の合う仲間と悪ふざけでもしてるかのように楽しく仕事をする。真剣になりたいときは真剣に向き合う。

どうでもいい話でしたが、公開しておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?