人と作品を作る
先日、自己紹介記事を書きましたが、私は人と作品を作るのが好きです。
人と何かを作るのって基本的に大変な作業なんですが、特に自主プロジェクトで何かを作るときに人とやるってのは、そういうのが出来ない人もいると聞きます。
もともと一人で作りたいタイプ
なんかコラボが好きなんだなーって思われてもそれは誤解ではないです。でも松山だってもともとは「一人で全部作りたいタイプ」です。自分のアイデアで作りたい、無責任なこだわりも入れたい、自由にやりたい。
なんでコラボが多いのか
今回の記事で言いたいのはここです。意図的にコラボやってました。というのも、20代の頃から思ってました。「これからの時代、人と組める人が生き残る」と。
なんでかっていうと、いくつかあります。
巨匠がなかなか出てこない
ここ最近を振り返ると、一人の人が強い存在っていうのはそんなにないような気がしたんです。いわゆる「巨匠スタイル」です。カリスマ性もあるし、強引さもあって、自分の価値基準以外は許さない豪腕スタイルです。時代性もあってかそういうのはあまりないですね。
そして、自分自身を考えても、豪腕スタイルは無理です。もっとソフトにしかできないし、自分の価値基準に絶対的な自信を持って突き進むのは結構難しいです。これは性格もあると思います。
時代の流れ、自分の特性を考えても、「巨匠スタイルではない形を模索」したほうが良さそうです。
コラボで作ることに喜びを感じられる
例えば、MONGOOSE STUDIOのときとかそうですが、個人名は出しつつもMONGOOSE STUDIOという名前を大きく出してやっていました。それはそういう作戦でもあって、手柄を共有するスタイルを模索していました。
こういうスタイルでやったときに、参加する人がそれぞれ「個人名だけ出したいな」と思っていたら成立しません。いや、むしろ個人名がそこまで出なくても、喜べる人が多かったと感じています。
そして、自分のアイデアに人のアイデアが混ざってもそれが嫌じゃなくて、むしろ喜べるというのは、我々の年代以降の特性じゃないかと思います。(全員がそうではない)
人と組むと良いこと
当たり前の事を言います。
自分のアイデアの枠を超えられます。他人のアイデアが入ってくるので当然です。自分のスキルの壁を超えられます。他人のスキルも活かせるので当然です。
かけられるコストも少し増えます。複数人でお金を出し合うので当然です。
人と組むとダメなこと
みんなが懸念するのはこっちですね。
意思決定にコミュニケーションが必要なので、なんかうまく行かない。
自分のプランに口出しされて、角が取れて丸くなっちゃうかもしれない。
組む相手と喧嘩するかもしれない。
バッドイメージですね。
松山の考え方
一人で作ると、意思決定は完璧です。自分の中で葛藤があったとしても、二人の人が言語化を経てコミュニケーションするのと比べ、一人なんで頭の中でスパンと答えが出ます。特に私は後悔しないので意思決定はM1 Mac並に早いです。
でも、もしですよ。仮に「複数の人と作っても一人で作ってる級の意思統一が図れたらどうか」と考えてみてください。
自分の壁を超えてすごいひらめきもあって、もうそれはすごい世界です。フュージョンです(ドランゴンボール)。
結論
フュージョンできるような相手を見つけたり、コミュニケーションのスキルを高めることが大事なんです。相手と本音でぶつかり合ったりして、信頼関係を作っていくんです。割と過去の自分はそうやって体当たりでやってきました。喧嘩っていうのとは違いますが、言いにくいことも随分言って、結果その相手とは仲が深まりました。
まとめ
これからの時代、こういうコミュニケーションのスキルがとても大事になると思っています。言い方を変えると「信頼関係の作り方」を学ぶ必要があると、そういうことだと思います。
信頼っていうのは、鶏卵のようなもので...。
説教臭いおっさんみたいになってきたので、今日はここまで。