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なんか気がついたら似たようなことばかり書いててしまってる自分がいます。今日も過去の自分と被ってるかもしれませんが、今の雑感を日記的に。
売れた
先日から展示してた作品「しずく」が売れました。自分を展示に誘ってくれたミヤケマイさんの推薦という力も働いてるかと思いますが、売れた事実は間違いがないことなので嬉しいです。
この感じ、どういう感情だろうかと言語化してみます。
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もともと自分はメディアアートの分野で作品作ってたと思ってますし、さらにはそこからも外れたような明確な立ち位置がないところで作品を作ってました。インスタレーションになりがちなので、値段をつけて売ったことはほとんどないし、そもそも機能するものをワンオフで作ってるので、どうしても原価がそこそこかかってるので高くなる。メンテナンスの問題もあるので、売るのは簡単ではないです。
今回売れました。つまり、買ってくれた人がいます。そこそこのいい値段を払って所有してくれるわけです。これはなかなかに嬉しい。その買ってくれた人とのコミュニケーションが始まるのかと思うとこれは楽しみな部分もあるなと感じてます。
なるほど、作品を売るというのは買ってくれた人との付き合いが生まれるのか、と思うと、前よりも作品を売りたいと感じるようになりました。
時間
急に違うことを書きます。最近の自分の「楽しい時間」は、仕事が多く思いつきます。仕事ばっかしてるから仕方ないです。一方で、家族とのキャンプの時間は貴重でした。とても良い時間。オーロラ見れなかったけど、フィンランドへのオーロラ旅行も楽しかった。
何をすることが楽しいのか、何を求めて生きるのかという根源的なことを問うと、なかなか明確には答えられず「その時したいことをしたい」という刹那的なことになります。
基本的に1人でいることは好きなわけですが、ただそれが楽しいわけでもない。気の合う人と楽しいことをするのもなかなか面白い。
Netflix見てることもあるし、radiko聴いてる時もあるし、音楽聴いたりもする。
割と今みたいに、ぼんやりとしたテキスト書いてるのも楽しいかな。
楽しそうらしい
このまえ仕事で自分のやってきたことを語る場があって、喋ってたんですが、その時に言われました。
「語ってるときの表情がにこやかで楽しそうで。本当に楽しんで作ってるんだなーと。何かを作るというのはそうあるべきですね」
実際、楽しかった時の仕事の話をしてるので(いい実績になってるものは大体作ってる時も楽しい)、「バレたか」ということもありますが。でも、楽しそうに語るのは意図的にもやってるかもしれません。話してることを聞いてもらいたいので、やや楽しそうに喋ることで聞いてもらえると感じてます。
なのに、なんかいわれたときは「恥ずかしい」とも思ったのはなんでかな。
しずくについて
話が頭に戻ります。しずくという作品について。これは、器に波紋が出るわけですが、しずくは落としてません。じつは、中に仕込んだ超音波の振動ユニットによって波紋を出してます。そして、音もスピーカーから出してて、ピチョンって音が出てます。
多くの人は、作品を見て、その後上を見ます。何もない天井を見て「おかしいな」という顔になります。「え、どうやってやってるの?」という謎解き的な感覚なのか、面白いとコメントをもらいます。
これが自分としては意図通りで嬉しいという気持ちも少しあるけど、テクノロジーで驚かせることだけになってしまうとなーとも思うわけです。
自然の美しさを切り取って家の中に飾るシリーズとして、しずくを考えてます。水の魅力のなかでも「波紋」に着目したバージョン。実態のない「しずく」を感じてもらう。つまり、これは飾ってもらってこそ機能を果たすわけです。花を生けるなどして使っていただきたい。
驚きのフェーズは通り越してしまうとそこに気がいくのではないかと考えてます。
テクノロジーに驚くというのは、過去に作ったものも多くはそういう要素を含んでます。これが興味を惹きつけることに役立ってるとは思います。
テクノロジーを扱うと「すごいですね」と言われがちですが、そこんところじゃなくて、表現しようとしたことが価値があるかどうか気になってて、そこがなかなか人の反応から感じ取れないもどかしさはあります。
AWAMOJIなんかは「テクノロジーすごい」でよくて、泡であわって書いたったってことです。
なんか考えちゃうところ。もう少し上手く言語化したい。
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