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ひらめきのスキル

今日、長岡造形大学でしゃべってきた。もう一つまちなかキャンパスというところで、生涯学習プログラムを受講してる様々な年代の方々にもしゃべってきた。

1日に2回90分近い講義をしたのは初めてかもしれない。

ふたつのネタ

大学生には「作り続けること」というテーマで語りました。もう一つのは、「娘の誕生日プレゼント作ってみた」ということで、プライベートワークでやってる娘のプレゼントを自作するシリーズの紹介。

いずれも「作る」がテーマになってる。

作ることの重要性

私にとって「作ること」はとても意味が大きい。小学生の頃から作るのが好きで、作りまくってきた。

何かを作る時にはスキルや道具が必要になる。例えば、プログラミングするには、パソコンが必要だし、プログラミング言語の習得が必要。木工だってノコギリややすりなどの道具のほかにも正確にノコギリを動かすスキルも必要。

こういうこと全てがとにかく好きで、中でもスキルを習得することはたのしそうすぎる。

アイデア

今日の講義で、「いろんなアイデアがよく出ますね」という質問がきた。たまに気がつく人がいる。基本的に自分の語りは「スキル自慢」というフォーマットになってるので、その技術やなんかに目が行くようになってる。でも勘がいい人は気がつく。どんなスキルよりもまずアイデアを閃くことが大事だということ。

アイデアがなければ作ることはできない。これは頼まれ仕事ではない自主制作の場合では当たり前だ。

ひらめくかどうか

エジソンが言っていたという話は有名だ。「1%のひらめきと99%の努力」と。本当にこういう誤解を生むような表現はやめてほしいものだ。

ひらめきと努力はプロセス上、順番があることである。ひらめきが先で、その後に努力がある。なので、割合みたいなことで表現されると意味がわからなくなる。

ひらめかないと努力は発揮しようがないわけで、ひらめきのない発明はありえない。つまり、ひらめきがないと何も始まらない。重要性はとても高い。

エジソンの言葉だと、まるでひらめきはちょろくて努力が尊いみたいに感じる。なぜエジソンがこんな言い方したのかわかんないけど、少なくともここでよく考えておいてほしい。

ひらめきの重要性

たとえプログラムを書く作業であってしてもひらめきは重要だ。どの問題を解決する場合も、なんらかのアイデアが必要だ。いわゆるエジソンの言葉で言う99%の努力パートでもひらめきがふんだんに必要なわけだ。

ひらめきのスキル

自分はプログラミングは小5からやってるなどと言ってるが、ひらめきの重要性を考えてた感覚は幼稚園くらいからある。(ほとんど覚えてないが)

何が言いたいかと言うと、ひらめきは一番難しいスキルだと思ってる。

ひらめくかどうかは、様々な要因があり、ある種偶然とかも噛み合ったりする。そして何より過去にどれだけ考えたかが決め手になると思う。訓練だと思う。頭を柔らかく、様々なアングルで考え考え、違うことをしながら考え考え。とにかくひらめくまで考えた経験が次のひらめきの肥やしになる。と思う。

好きなことを仕事にするかどうか

もう一つ話題にしたことがある。私、松山は好きなことを仕事にしたので、楽しいことがとても多い。好きなことは趣味においとくということも頭をよぎったが、仕事にしてよかったなーと思ってる。

でも、どうも聞くところによるとジョブズの伝説的なスピーチを聴いた若者たちが、その話が重荷になってるとの話があるそうだ。たしかに、好きなことを仕事にして、しかも順調に回るというのは、幸運なことかもしれません。

好きなことを仕事にすべきか否か、その教えを広めるべきか否かということを議題にしてみました。

ここではあまりこの先は書きません。皆さんはどう思いますか?

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