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スキルを磨く上で大事なこと

今日は、プログラミングスキルとか、様々なエンジニアリングのスキルを磨く上で大事なことを考えてみようと思います。

おじさんのボヤキ

自分がプログラミングとか学んでいたころ、Macでのプログラミングをやってる人なんてほとんどいなくて、情報が全然なくて苦労してました。いろんな人に聞くと、結局InsideMacintoshっていうAppleが出してた本があって、当時のMacのフレームワークであるToolBoxについて説明がされているバイブル的な本を手に入れて、英語を必死に読むしかないという時代です。

その後取り組んだマイコンの開発も、PICでやってましたが、トラ技とか見てもまだマシン語のソースコードが掲載されてたりする時代でした。今でこそ、マイコンといえばArduinoの基板使うのがメジャーで、C言語っぽいのでかけて、ライブラリもオープンソースでいろいろあるみたいになってますが、当時はICとかセンサーのデータシートを探し出して、それを解読することから始まってました。

思い返すと、これってインターネット以前っていうのもあるなと思うわけです。

インターネット以降のスキルの習得

先日、芸大の学生に質問を受けました。(実は東京藝術大学で「プログラミング」という授業を毎年やってる)

学生の質問に対して答えるために、必要なパーツとか情報を検索しました。その学生にとっては用語がわからないとか、どういうものが世の中にあるのかわからないと思うので、おそらく検索すらできなかったのだと思います。代わりに検索してURLを送ってあげました。

「スイッチに配線を直接はんだ付けして使う」という作業が必要だなと思って、きっと学生ははんだ付けも知らないだろうなと。youtubeで検索してみました。

そうすると、こういう動画が出てくるわけです。もう一本おまけで

「まじか、スキルというスキルがなんでも検索一つで教材見つかるのか!」

昔、PICのマシン語のことを学ぶのに本屋さんに行って情報収集してた自分とは時代がちがって、検索一つでなんでも情報が手に入っちゃうわけです。はんだづけのことでさえ。

質問を受けてやってること

職業柄、「こういうことってできますか?」って質問されることが多いです。そういうとき、自分がやってることってだいたい「代理でググる」です。知見を伝えるために既存の記事を探すというのでもググるわけですが、自分が知らないことを質問されることもあるので、そういうときも自分が一旦勉強するためにググるんです。

あれ、結局ググってるだけじゃね?

そうなんです。

こういうことがあまりにも多いので、これってつまり「ググり力が弱い人が多い」ってことじゃないか?って仮設が浮上します。

ググり力 

あのスーパープログラマーのSaqooshaさんが言ってました。「みんなググり力​鍛えたほうがいい」と。共感しかないです。

つまりです。このことから考えても、「スキルが高い人はググり力も高い」というのが事実なのかもしれないって思うわけです。

でもね、ググり力っていっても、あんまり特別なことはしてないと思います。

エラーが出て困ったら、エラー文をそのままコピペして検索
書き方がわからなかったら、メソッド名とか具体的なワードで検索
案外日本語で口語っぽく書いてもヒットする
日本語で情報が少ない場合は英語で検索する
正しい情報じゃないこともあるので、何種類か調べる
用語がわからない場合はわかるまで調べる

ここらへんまでは、かなり普通のことですよね。

ググりのコツ

例を考えてみます。

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なんかこういう製品があったよなーと頭の中にあったとします。窓の中と外をつなぐようなときに隙間を通せるケーブルです。上記のはLANケーブル用。

これをヒットさせる場合、どう検索するか。まんまで検索してみます。

はい、でました。ちょろいです。

次。

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こういう壁にあとから電気の配線を通す場合に、石膏ボードの中にあとから通すのは無理なんで、表面に貼っちゃって塗装とか壁紙貼ると見えなくなるっていう製品です。これを探してみましょう

では、またダイレクトにやってみます。

流石に出ませんね。では、単語を抜粋して検索してみます。

なんか違う。出てきません。これは日本語だからかかもしれないという疑惑が浮上します。日本では販売されていない海外製品なのかもしれません。英語にして検索します。

きました。いくつか出ましたね。

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amazon.comのリンクをみると、"Ghost Wire 2.0"という製品だということがわかります。掘り下げて調べます。

「Ghost Wire 2.0」で検索するとスペースで分割されてorみたいな検索になるので、ここは ダブルクォーテーションで囲みます。

"Ghost wire 2.0"

これで検索したら日本語のページも出てきました。

ちなみに、日本語でしつこく調べていたら、こういうのもありました。こちらは日本製。

「ググり力はスキルの基礎」説

今日の結論はこれです。なんか途中から「ググり力」という言葉に、「もしやおじさんぽい?」「今はググるとか死語?」という疑惑を持ち始めたので、検索しました。

おっと、思いがけずいい話。そう、検索はGoogleだけに限りません。内容によっては、Twitterで検索したらわかることもあるし、Pinterestで検索したほうがいいこともあるし、Youtubeで検索したほうがいいこともあります。

検索上手になるとスキルは何でも手に入る!

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