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技能研修「テクニカルファーム」のご案内


大阪の淀川区、駅で言うと御堂筋線の東三国駅から徒歩圏内にテクニカルファームという技能研修施設があります。当社Gファクトリーと同じグループ会社の総合請負サービスが運営しています。主には、

  • 溶接技能(CO2&TIG溶接)

  • 工作機械技能(汎用旋盤、NC、MC)

  • 特別講習(アーク、研削砥石)

  • 職長教育

などなど製造業で必要な技能や資格の取得の場として活用しています。当社がものづくり企業へ人材を派遣する際に溶接や機械加工の事前研修として活用したり、安全衛生や工場勤務の心得のような座学も実施しています。最近では企業からの問い合わせもあってグループ外の社員研修の場としてもご活用頂いています。

未経験の溶接作業へ挑戦

このnoteでも公開していますが、当社の派遣社員が機械オペレーターとしての仕事から溶接工へ転身を図った事例などもあります。

技能継承への貢献

製造業界では溶接作業もロボットの精度が進み生産性は著しく向上していると思いますがそれでもまだまだ人がやるべき溶接作業も多くあり、取引先からの溶接人材の引き合いが続いています。経験者だけを採用していくには限界があるので未経験者を対象にした研修や既存の派遣スタッフのキャリアチェンジの機会を増やして行きたいと考えています。
機械加工の研修についても汎用旋盤というプログラミングをしないで手作業で加工していく機械の出番がまれにあります。技能継承という企業課題に対してこれからも何かしらの貢献が出来れば幸いです。

ファーム(Farm)とは

テクニカルファームのファーム(Farm)というのはいろいろ意味合いがあって、ネット調べですが、「農場」「プロ野球の二軍」コンサルや法律の「会社」などが出てきます。悪い意味ではなく「二軍」というのは合っているのではないかなと思います。ジャイアンツおやじでもある私の見解ではプロ野球のファームとは若手選手の育成、新しいスキルの習得などレベルアップの場として重要な役割を担っています。巨人では桑田真澄さんが二軍監督をやっていることでもその重要性が伺い知れます(2024年現在)。我がテクニカルファームでも未経験者の技能研修や過去の経験者のリスキリング、中堅社員のスキルアップの場などの活用性においてその存在意義を高めていきたいと考えています。

広がる外国人材の活用可能性

最近、活用の可能性が広がりそうな印象があったのは外国人材の研修でした。特定技能の人材を対象に溶接研修を実施したところ、講師曰く日本語コミュニケーションではやや手こずったものの溶接の技量については習得が早く、企業での戦力化も大いに期待できるとの事でした。今後も特定技能向けや技能実習生の移行試験対策、そして永住定住者向けにも研修ができることを広く呼び掛けていきたいです。日本語能力についても、同ファームで同時に実施している「実習生入国後講習」のノウハウを共有し短期的にでも日本語研修を取り入れることを予定しています。

出張対応可能な座学講習

座学講習の領域でも「粉じん」「研削砥石」「アーク溶接特別講習」「職長安全衛生教育」などが実施可能です。企業の社員研修ニーズもあり、特に座学は講師の出張対応が可能なので日程調整や大人数の移動宿泊などの手間を省き効率的に受講することが可能なので好評です。昨年から職長教育については食品や印刷関連の分野でも必須項目になりましたので関連業界にもっとアピールしていこうと思います。

人的資本経営の一助

当社のスローガンは「ものづくりを人で強くする」。人的資本経営の考え方が浸透しつつある昨今、人材を「資本」として捉え、その価値・能力を最大限に引き出すためのお手伝いをしていきたいと思っています。研修内容の細かい情報は是非テクニカルファームのサイトを参照下さい。