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睡眠と自律神経の関係性


みなさんは、睡眠と自律神経について聞いたことがありますか。
眠るために自律神経が大事だということは知ってるけど、どうして大事なのかは分からない人は多いのではないでしょうか。
この記事では自律神経の持つ役割は何なのか。
その役割が睡眠にどう影響しているのかをお伝えしたいと思います。
快適な睡眠を目指すために最後まで読んでいただきたいと思っています。

1、自律神経とは
自律神経は、普段無意識にみなさんが生きるために使っている神経です。
さらに分かりやすくお伝えすると、呼吸したり、食べ物を消化したり、心臓の働きをコントロールしています。
そんな自律神経の種類は交感神経と副交感神経です。
□交感神経
・基本的にストレスを感じた時に働いています。
・運動する、不安を感じる、イライラするなどの症状の時に活発に働いています。
・私たちの先祖が肉食獣から生きる抜くための処世術として、交感神経を興奮させることで体を止めないように動かし続けることで生き抜いてきました。つまりは闘争と逃走を象徴する神経なのです。そのため交感神経はストレスを感じた時に反応します。

□副交感神経
・基本的にリラックスしているときに働きます。
・眠る、休む、落ち着くなどの症状の時に活発に働いています。
・私たちの先祖が交感神経を興奮したままだと、体に負担がかかるため寿命が縮んでしまいます。そのためリラックスする必要がありました。そのため副交感神経はリラックスした時に反応します。

□交感神経・副交感神経の働き(交感神経/副交感神経)
・瞳孔(散大/縮小)
・覚醒(目覚める/眠る)
・気管支(拡張/収縮)
・毛細血管(収縮/拡張)
・心臓ポンプ(心拍数増加/心拍数減少)
・消化管運動(抑制/亢進)
・胃液・膵液(分泌抑制/分泌増加)
・膀胱(尿を妨げる/尿を出す)

イメージとしては、交感神経と副交感神経はシーソーと思ってください。
生きるために必要なことはバランスが取れていることです。
このバランスが崩れると生活に様々な支障が出ます。その一つに不眠の症状があります。


2、睡眠と自律神経の関係
□自律神経の働きの中で睡眠に関わること
基本的には副交感神経が優位になることで、リラックスした睡眠が可能になります。
眠る前に交感神経が興奮してしまうと、気管支、覚醒、心臓ポンプ、毛細血管が反応してしまい、深い眠りにつくことが出来ません。
そこで副交感神経がうまく働く必要があります。

□副交感神経が優位になると眠りやすくなる理由
副交感神経が優位になるメリットは
・毛細血管:手足の血管から血液を介して体内の熱が放散される。熱の放散が行えることで、体温調整することができ深い睡眠が可能になります。
・覚醒:睡眠のリズムは眠り初めが最も深い眠りになるため、寝る前に眠くなることで深く眠る準備が必要になります。
・心臓ポンプ:寝ている間にも体内の酸素を巡らせるために、心臓からゆっくりたくさんの血液を循環させる必要があるためリラックスすることで、深い睡眠につながります。
・気管支:呼吸はリラックスするために必要です。気管支が拡張することで、スムーズに呼吸できるようにしてリラックスして眠ることが出来ます。

3、自律神経を整えて熟睡するための方法
ネットで調べると様々な方法が出てくると思いますが、
「自律神経のバランスを整える」か否かでその情報を判断することが大事です。

□自律神経のバランスを整えるための生活習慣
・入浴は湯船に浸かってリラックスする
・食事は不規則な時間に食べない
・睡眠時間を7時間以上取る
・毎日30分程度の運動習慣を持つ
・1日の中で自分がリラックスできる時間を30分~1時間程度作る
・ストレスになることから少し逃げてみる
一例として上述したようなものがあります。
しかし、これはあくまでも例でありあなたに合ったものはあなた自身が試してみて決めて下さい。あなたの体を守ってあげることができるのはあなた自身ですよ。

まとめ
・自律神経は、体が生きるために自分自身を守るために24時間働いています。だからバランスを崩すと疲れてしまいます。
・自律神経は交感神経・副交感神経のどちらかが働くことが大事ではなく、どちらもバランスよく働くことが大事です。
・睡眠を良くするために、普段の生活を見直すことで自分に合った自律神経を整える習慣を見つけることが大事です。

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