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SARD UNDERGROUND『これからの君に乾杯』

どーも、ゲッティです!
今回はSARD UNDERGROUNDの曲を紹介します。

ZARDの曲しか紹介したことないですが、ZARDの作品を後世に伝えていってくれる存在としての彼女たちの曲『これからの君に乾杯』を紹介します!

SARD UNDERGROUNDとは

SARD UNDERGROUND(以下:SARD)についてHPから抜粋してご紹介します!

Being Groupの中にある大阪で唯一のメジャーレコード会社“GIZA studio”。
そこで、メジャーデビューを目指して個別にレッスンを受けていた彼女たち。数々のヒットアーティストを創出してきたBeing Groupでの育成環境の中で先輩アーティストの作品やヒストリーに触れていくこととなる。

そんな中、ZARDの作品に共鳴したボーカル・神野友亜、ベース・杉岡泉美、ギター・赤坂美羽、キーボード・坂本ひろ美で、スタジオに入りZARDをカバーする日々が始まる。
最初は、ただただ勉強のためとカバーをしていたが、坂井泉水さんの描く歌詞の世界にどんどん引き込まれ、寝る間も惜しんで真剣に向き合っていった。

ZARDのプロデューサーであり、Being Groupの創設者である長戸大幸プロデューサーの耳にスタッフからメンバーの真剣な様子が伝わると、長戸大幸プロデューサーは、“ZARDの作品を後世に伝えていってくれる存在”として、彼女たちが表舞台に立てるように力を貸していくことに。
そしてバンド名は、“ZARD”の“Z”を反転させ、“SARD UNDERGROUND”と名付けられた。
(中略)
現在に到るまで、数々のZARDのカバー曲とともに、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲を発表し、令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぐ彼女たち。体調不良による赤坂脱退後、神野、杉岡、坂本の3人で決意も新たに歩みだした“SARD UNDERGROUND”から目が離せない。

http://sard-underground.jp/profile.html

僕がSARDを知ったきっかけは、はっきりと覚えていませんが、ZARDの公式YouTubeチャンネルで紹介されていたからだったと思います。
「めっちゃかわいい!」なんて思ったのを今でも覚えています笑

ただ、ビジュアルだけでなく、僕も人生で「何か生きた証を残したい」とか「自分の学びを伝えていきたい」といった想いがあるので、ZARD/坂井さんの作品や想いを継承していこうとする彼女たちの在り方や姿勢がとても響いてファンになりました。

結成当初や今に至るまで、賛否両論様々なご意見がありますが、僕としては純粋に坂井さんの後継者としても、1つのグループとしても応援していきます(*^^)v

これからの君に乾杯

『これからの君に乾杯』(作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ / Chris)はSARD2作目のシングルです。坂井さんの未公開詞による新作です。

坂井さんの未発表の曲がこのように形として表れるのは嬉しいですね。
明るくPOPな感じで頑張りたい時の自分に寄り添ってくれる曲です!
『負けないで』とはまた違った寄り添い方をしてくれて、覚悟を決めたときに聞きたくなります(^^♪

そんな『これからの君に乾杯』の好きな詞と自分なりの解釈を紹介できたらと思います。
あくまでも自分の解釈で語ります。自分の解釈が正しいと押し付けるつもりもないですし、異なる考えの部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。

好きな詞 その1:運命にほんの束の間息をつきましょう

何気ない休日のひと時の様子を表す1番のAメロからこのBメロの詞。
運命をどのように捉えるかで様々な解釈ができますが、ここでは「やらなくてはいけないこと」/「すべきこと」かなと思いました。

日曜日に仕事から解放されており、ゆっくりできる。はたまた「こうあらなければならない」、「こうすべき」といった生き方を忘れて素になれる。

自分の好きな事だけして生きていければ理想ですし、誰もが望むと思います。実際にそのように生きている人もいるのも事実です。ただ、そうはいってもなかなか思うようにいかないのも人生です。

そのような日常の中でも、頑張りすぎてる時の自分にホッと一息つくような時間を大切にしたいと思わせてくれる素敵な詞ですね。

好きな詞 その2:想う気持ちがあれば 優しくなれる

すぐそばにいない大切な相手を想うことありますよね。
友人や家族、先輩後輩、恩師などなど…。忙殺されるような日々の中で、気持ちが荒むこと誰しもあると思います。

そんな時に大切な相手との未来を考えたり、思い出を振り返ったり…。
「あいつ元気にしてるかなー?頑張ってるかなー?」なんて思うと優しくなれる感覚、わかります。

自分もFacebookやnote投稿して友人から「いいね」をもらったり、逆に友人の近況をSNSで見ると、当時の一緒に頑張った思い出とか、励まされた思い出が蘇ってきて「頑張るか」って気合を入れ直したり、「あの時楽しかったなー」なんて温かい気持ちになれたりします(*^^*)

好きな詞 その3:2番Aメロ

気取っている私も ワタシだし
気さくで甘えんぼう 私は君を追いかけてる
負けず嫌いな私も 私だし
ナーバスで我ママで弱虫 それも私です

いろんな私=自分がいるのを表しているのがとても好きです!実際いろんな自分が自分の中にいますよね。好きな自分も、認めたくない自分も…。

でも、いていいんですよ。両極端な自分がいていいんです。
自分が好きな自分と逆な自分はおかしい存在じゃないんです。
気取っている自分を理想にしたとしても、甘えたい自分は悪ではないんです。
負けず嫌いな自分が好きでも、弱虫な自分も好きでいていいんです。

結局のところ、自分が大切にしたいことと逆の自分が出たときに「甘えてる」とか「たるんでる」という風に捉えてしまうと、本当の意味で自分を認められないし、好きか嫌いかは置いといて、自分と価値観が違う相手を認めることができず、否定につながってしまうんですね。

いろんな自分を受け入れる大切さを教えてくれる、この曲で一番好きな所ですね!

疑問に思ったのは、いろんな自分がいることを表現したいからカタカナの「ワタシ」が出てくるのかなと思ったのですが、漢字の「私」が5回出てくるなら、ひらがなの「わたし」を1回出してもよかったんじゃないかなと。
どんな意図があってカタカナの「ワタシ」を1回だけ出したんでしょう…。
向こうで坂井さんに聞けるのを楽しみに人生を全うしようかな(^^)/

好きな詞 その4:君は気が向いた時だけ私のことを思い出すけど 私はいつもいつも思っています

ZARDのコンセプト「平成を生きる昭和の女」を感じさせる詞ですね!好きな詞その2でも紹介した「想う気持ちがあれば優しくなれる」とつながっている感じがします。

自分は時々しか思い出さないけど、逆に自分のことを常に思ってくれている人がいる。素敵ですね。

離れていても、心で通じ合っている。身体的に見たら一人でも、心で見たら孤独じゃない。淋しさと向かいあうとそんなことに気が付ける、温かさを感じられます。

そんな人がいてくれたらいいなと思う反面、自分も思い続けられるような友人との関係や出会いを大切にしていきたいです。

こちらも疑問に思うのは坂井さんは「想う」と「思う」をどのように使い分けていたんでしょうかね?

「生き残るためなら 人は態度を変えるね」の解釈

これはCメロの詞なんですが、「わかるわー!」って思ったんですね!
自分が共感した詞を時々SNSで検索かけてどんな感想があるか調べてみるんですけど、この詞について調べてみると…

手のひら返しだったり、媚びを売るためにスタンスを変えたりしたこと、いわゆる悪い意味で変えたことに共感を覚えている人がほとんどでした。

正直な感想ですが、「え、そっちの意見しかない!?」と思いました。
もちろん自分も共感できますし、否定するつもりもありません。会社から捨てられないように、今の地位に生き残るために悪い意味で態度を変える人を見てきましたし、腹立たしい思いもしてきました。自分も信念を曲げて悪いほうに態度を変えたこともあります。

ただ、それ以上に自分は「自分自身で『このままじゃダメだ!』と覚悟を決めて態度を変える」ということに共感したので、この詞が刺さったんですよ。

2番のサビの詞に「あんなにつっぱっていた君が めっきり丸くなっちゃって逆にかえって心配になる」とか、ラスサビの詞に「誰も味方じゃなくていいじゃない」とあります。

ラスサビは「周りの環境が悪いけどさ、そんな人たちに媚びを売ろうと思って流されないように頑張ってね」というメッセージにもとれますが、自分は「あれだけ夢とか目標があったのに、周りからの叱責や反発にあって丸くなっちゃって魅力薄れてるよ。自分が持っていた強い気持ちはどうしたの?あの時の自分を殺しちゃダメだよ。熱い気持ちを失っちゃダメだよ。ただただ服従するんじゃなくて、自分の道を突き進んでみるのも大切だよ。理解されないかもしれないけど、私があなたのことを想ってるから味方なんていなくたっていいじゃない。」というメッセージに感じました。

態度を変えた例を挙げると、カープの元監督、ノムケンこと野村謙二郎さん。
著書『変わるしかなかった』で態度を変えたことについて書かれています。

監督1年目は自分の成功体験に基づいて、厳しいトレーニングを選手に強要する指導をするんですね。その方がいいと思って厳しく接したり、スパルタ練習をしたり…。
ただ、結果はボロボロ。

そんな中、自分の姿を選手に重ねることは正しいのかと自問自答して、2年目からは「見守る」指導に変えたんですね。

普通、人は自分がしてもらって良かったと思うことを、他の人にもしてあげようとする。しかしそれはその経験が普遍的なものであればこそ役立つもので、僕の場合はまったく他の人の参考にならない例だったのだ。

『変わるしかなかった』

広島カープが生き残るために、監督自身が態度を変えたことで、チームが変わった。結果16年ぶりのAクラス入りという結果を出します。

緒方前監督もそうですね。1年目の態度が本当にひどく、オーナーや家族にボロクソに言われ、選手との接し方、態度を変えて3連覇の偉業を成し遂げました。

自分もあります。大きな経験ではありませんが、サークルでプロジェクトリーダーをやった時にメンバーが「レポートが忙しいから」、「バイト行かなきゃいけなくて」いろんな理由で自分と同じ熱量でやってくれないメンバーに不満を持っていました。みんな優先順位はバラバラですし、自分が頑張れる範囲で頑張ってくれたらそれだけでありがたいのに、当時の自分にはそれがわからず、「好きでこのサークル入って活動してるくせに、全然やる気ねーな」と自分のことしか考えられませんでした。自分の意見は正論だったかもしれません。でも正しさだけでは人は動きません。当時は先輩もいましたからなんとかなりました。

でも学年が上がるにつれて、同じようなやり方をしても上手くいくわけありません。「このままじゃダメだ!」と思い、「俺についてこい」というスタイルから、「誰一人おいていかずに、イベントの運営に関われてよかったと思えるような関わり方がしたい!」そう思って、一人一人のメンバーの価値観を大切にして、少しでもいいからできる範囲で関わってもらえるよう相手の考えを大切にしました。

そうすると上手くいったんですよね。態度を変えずに「お前らはダメだ」、「何でわかってくれないんだ」というのは簡単です。ただ、人は変えられません。変えられるのは自分だけ。サークルという組織で生き残るために態度を変えた、今までの自分を変えるという覚悟を決めた経験が蘇る詞です。

覚悟を決めて変わったからこそ、覚悟を決めた「これからの君に乾杯」なんだと思います。

中々思うようにはいかないですし、周りの手のひら返しに腹が立つことも多々あります。それでも、覚悟を決めるという意味で自分の態度を変えるということが増えたらいいなーなんて思いました。

終わりに

最後まで読んでくださってありがとうございました(^^)/
何度も言いますが、自分の解釈を押し付けるつもりはございません。ただ、「そういう考えもあるのか」と何か気づきにつながれば嬉しいです。

様々な解釈ができたとしても『これからの君に乾杯』はいわゆる応援ソングであることに変わりはありません。皆さんがこの曲を聞いて頑張れる、人に優しくなれるのであれば、坂井さんやSARDの皆さんも嬉しいと思います!

大変なご時世ですが、日々を精一杯生きていきましょう!

SARDも新曲を発表されましたし、今後も応援していきたいですね(^^♪
また時間があればSARDの曲もレビューしたいと思います!

(本文の歌詞は『これからの君に乾杯』作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ/ Chris からの引用)

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