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『ZARD LIVE 2004「What a beautiful moment tour」』を見てきました

どーも、ゲッティです!
今回は劇場で上映された『ZARD LIVE 2004「What a beautiful moment tour」』を見てきた感想をまとめます。

2回見に行きましたが、2回とも感動しましたね😭

自分と同じように、今回劇場で初めて見た方もいらっしゃるでしょうし、DVD、Blu-rayでご覧になった方もいらっしゃると思います。

実際に18年前に会場で参加された方もいらっしゃるでしょう。生の坂井さんを拝見された方、羨ましいです。

ライブを見られた方が「また見たいなー!」、「ここ良かったよねー!」等、その時の感情が蘇ったり、「こういうことで感動する人もいるんだ!」なんて視野が広がったりしてくださったら嬉しいです✨

また、ZARDについて何となく知ってる方にも、ZARD/坂井泉水さんについて「興味湧いた」とか「曲聴いてみよう」と思っていただけたらさらに嬉しいです☺️

自分の特に良かったと感じた部分を語りますので、「あの部分ないのかよー!」と思われることもあるかと思いますが、ご容赦ください。また、自分の考えを押し付けるつもりもないので、皆さんが各々感じられたことを大切にしていただきたいですし、教えていただけたら幸いです。

特に感動した場面

その1:登場した瞬間

2022年2月に開催された30周年ライブ「What a beautiful memory~軌跡~」では坂井さんの

「ZARDのライブへようこそ。今日は最後まで楽しんでいってください。」

という声から、『きっと忘れない』が始まりました。

目の前の大画面で坂井さんの歌われている姿に感動しましたし、何より『きっと忘れない』の詞が坂井さんからファンへ、ファンから坂井さんへ交わされているような感じがして泣きましたね。

今回は『永遠』のオーケストラバージョンをBGMに、『永遠』のMVのように車が走っていく映像に合わせてデビューした1991年から2004年まで発売されたシングルのタイトルが流れる。

2004年の「and NOW」の文字が流れた後に『 揺れる想い』のイントロが始まります。

「揺れる想い 体じゅう感じて」と最初のフレーズを歌いながらステージに現れた坂井さん。

「本当にいたんだ…」

自分が坂井さんをちゃんと知った時は訃報を聞いた時でしたので、ファンの前に現れたのを拝見でき、本当に心が揺さぶられました。

『揺れる想い』はライブで1番最初に歌った曲と知っていたので、自分も月命日に坂井さんの曲について書こうと決めた1つ目の曲は『揺れる想い』にしました。

坂井さんがたくさん試行錯誤を重ねた思い入れのある曲ですし、その過程を知った上でファの前で歌う坂井さんの姿を拝見できて、泣いてしまいましたね。

歌い終わった後に、坂井さんが

「はじめましてー!ZARDのライブへようこそ。今日は最後まで楽しんでいってください。」

と言うのですが、30周年ライブの音声とは全然テンションも違って驚きました。

坂井さんも本当にファンの方々の前で歌うことを楽しんでいたんだろうなというのが表情からも、声の感じからも伝わってきました。

その2:『My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~』

やはりこの曲は外せませんね。坂井さんご自身も大好きな曲ですし、自分もこの曲に寄り添ってもらいました。一番好きな曲です。

1番を歌い終わって2番に入る前にファンに向かって

「良かったら一緒に歌ってくださーい」

と投げかけるんですね。

常に前向きなんて みんな弱い部分持ってる
心許した ごく少数(わずか)な友人(ひと)には
おしゃべりになれるのに

『My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)

2番のAメロ、Bメロも本当にいい詞ですね。
人前に出るような憧れの人、前を向いて突き進む友人、街ゆく楽しそうな人達…
明るそうに見えたり、活発的に見えたりしても、どんな人達にも、弱い部分は必ずある。
その弱さを出せるのはわずかな人達…

「まぁ、なんとかなるっしょ!」と明るく振る舞うけど、内心穏やかでないことが多かった自分にとってこの詞は響きますね。

 他人をよりリスペクトできるようになったきっかけの曲でもあります。

サビに入り、「ぬくもりが欲しくて」のフレーズの後「胸の奥に 深く秘めた想い」と続くのですが、そこを歌わずに坂井さんがスタンドマイクから顔を外してファンの方々の様子を伺うんですね。

「みんな歌ってくれてるかなー?」みたいな感じで、とっても素敵な笑顔で、本当に楽しそうに会場を見るんですよ。

30周年ライブでは、『My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~』の時に白いサイリウムを会場にいる皆さんで振るという形で一体感を。2004年には歌という形で一体感を感じたんだなとジーンときましたね。

自分も坂井さんと一緒に会場で歌いたかったですね。

ただでさえ普通に聴いてるだけで泣けてきますから、特別な場で聴くとやっぱり泣いてしまいますね。今回も30周年ライブもどちらも泣きました。本当に大好きな曲です。

その3:失敗後のセリフ

『来年の夏も』に入る前に失敗するんですね。「しっぱーい」と照れくさそうに言うのが、めちゃくちゃ可愛らしかったです。

失敗した後にMCを挟むんですね。

「私はいつも本当に、言葉を、詞を大切にしてきました。音楽でそれが伝わればいいなと願っています。そんな想いの詰まった曲を聴いてください。」

この流れで言ったんだと驚きましたし、丁寧に1つ1つ言葉を選んでいる様子が伝わってきました。

言葉を大切にする。口で言うのは簡単ですが、実行するのは本当に難しいです。
何気ない会話やふとした時に心無い言葉が出たり、愚痴や不平不満なんかもたくさん言います。

自分が伝えたいことは、相手に意図した通りに伝わっているだろうか
どのように伝えるのが相手にとって一番いいのだろうか
自分の今の気持ちや感情に合った言葉はこれでいいのだろうか

考え出すときりがないですよね。相手によって、場面によって正解は変わりますし、最適だったかどうかもわかりません。

「どうせ正解なんてわかんないし面倒だからいいや」と投げ出すこともできますが、日頃から言葉を大切にしていかないとアップデートすることはできません。

曲を聴いてくださる方に、想いを届けようと何度も何度も試行錯誤を重ねた坂井さんだからこそ、多くの人の心に響く曲を作ることが出来たと思います。

言葉を大切にする。自分も大切にしていきます。

ライブ時の体調

「坂井は婦人科系の病気を抱えていたので、体調の周期を考慮すると、1か月に何本もコンサートはできません。コンサートが不慣れということもあり、1か月に1日か2日でも、よく頑張ってくれたと思います。」(長戸)
(中略)
この間、坂井がリハーサルスタジオに入ったのはわずか2回。それぞれ5曲だけ歌っている。坂井の体調はすでにいい状態ではなかったが、そのことを坂井はバンドメンバーやスタッフに話していない。

『永遠 君と僕との間に』

すでにライブツアーの時には体調は良くなかったんですよね。大阪公演では『揺れる想い』の登場が遅れたり、仙台公演の前夜には体調を崩して開演が遅れたりしました。

ライブを見ている時には、体調を崩されていることを全く感じさせませんでした。

見終わってから「あれ?そういえばもう体調悪かったんだよな?」と『永遠 君と僕との間に』を読み返すと、やはりそのように記されていました。 

「結局”人に感動を与える”ということは、なりふりかまわず、一生懸命やることなんだと」

坂井さんが1999年の船上ライブを振り返った際におっしゃった言葉です。

このライブツアーの時も、自分のために、ファンのために、なりふり構わず、一生懸命やっていたんだろうか。

万全でないとは全く感じさせない声量と表情、パフォーマンスには、感無量でした。

終わりに

「今日はどうもありがとうございました。また会いましょう!」

最後の曲『Don't you see! 』を歌い、曲が終わる前にそう言って坂井さんは去って行きました。リアルで会うことはもう叶いません。

ライブツアー名が「What a beautiful moment tour」「moment(瞬間)」が入っていますし、坂井さんの詞で一番出てくる回数が多いのも「今」です。

いつも今が最高って思いたい

『ハートに火をつけて』作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果

この詞で坂井さんが最も愛を込めたのはどのフレーズですか?。
−最初は「今が最高って思いたい」でしたが、熟考の末、「いつも今が最高って思いたい」に変更しましたので、そこに私の強い想いがあるのだと思います。

『What a Rare Issure! ~軌跡~』

坂井さんの生前に発売された最後のシングル『ハートに火をつけて』では、このような想いを込められていました。

坂井さんが残してくださった想い、心は曲やライブ映像を通して、いつでも感じることができます。

楽しい時も、辛い時も坂井さんに寄り添ってもらいながら、日々を、今を大切に過ごしていこうと改めて思いました。

坂井さんが最後におっしゃったように、今後も開催されるであろうライブやイベントを通じて、坂井さんの心とまたお会いできるのを楽しみにしています。

2週間後には大阪でZARD MUSEUMが開催されますね!本当に楽しみです✨

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ファンの方々も、坂井さんのことをよく知らない方も、彼女のことを想うきっかけとなりましたら幸いです。

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