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『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』 ZARD/坂井泉水

どーも、ゲッティです🍝
今回は約1か月半前にNHKで放送された『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』の記念すべき初回で、ZARD/坂井泉水さんが取り上げられましたので、その感想をシェアします!

『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』

時代の「ヒロイン」として輝きを放ち、後世に語り継がれる伝説を作った、まるでドラマのような人生を送った女性たち。 その人物像に若手女優が取材や様々な体験を重ねながら迫っていく様子をドキュメント。 さらに、それぞれの人生を分けた重要なエピソードをドラマ化、若手女優が自ら「ヒロイン」として演じます。

NHK番組ページより

NHKで毎週月曜23時から放送されているこの番組。10/3の初回でZARD/坂井泉水さんが取り上げられました!『時代の「ヒロイン」として輝きを放ち、後世に語り継がれる伝説を作った、まるでドラマのような人生を送った女性たち』と番組概要にもありますが、ファンとして、坂井さんがそのように思われていることはとても嬉しかったです😄

坂井さんの他には、「日本一のおばあちゃん女優」北林谷栄さん、世界初の女性だけのエベレスト登頂に成功した田部井淳子さん等も取り上げられています。

番組構成は前半ドキュメントが約8割、後半ドラマが約2割です。女優・河村花さんが寺尾さんや小林さんを訪ねて坂井さんのことを知り、後半のドラマパートで坂井さんを演じていました。

河村花さんの事務所の紹介ページはこちら。
河村花 – スターダストプロモーション (stardust.co.jp)

坂井さんの人生を分けた重要なエピソードとして、『Forever you』誕生についてドラマ化されていましたね。

番組内で印象に残ったところをシェアしていきます😄

ドキュメントパート

坂井さんの印象

河村さんが番組冒頭で坂井さんについて

「『負けないで』を歌っている方っていうイメージ。生い立ちとかは全く知らないです。」

と答えていました。多くの方は河村さんと同じように思われているのではないでしょうか🤔
僕もファンになる前の印象はそうでしたし、当時亡くなったニュースを見たときは小学生か中学生くらいでしたから、「『負けないで』の人亡くなったのか…」と感じたのを覚えています。

TV出演は計7回とメディア露出もほとんどありませんし、全国ツアーも1回だけですから、当時楽曲に触れる機会はあっても、坂井さん自身のことに触れることはほとんどなかったんでしょうね。

番組内でも語られていますが、ブレイク後坂井さんがメディアに出演しなかった最大の理由は「楽曲制作に全力で取り組むため」でした。自分に厳しく、スタッフの方々がOKを出しても、納得するまで歌い続ける。そうした坂井さんの姿勢が、多くの方の心に響く楽曲を生み出したんですね💓

今ではZARD MUSEUMや書籍などで坂井さんの素の姿や楽曲制作の裏側を見ることができているので、そういった機会がより増えると嬉しいです♪

仕事モード

元マネージャーの小林さゆ里さんがお話の中で、

「(髪を)縛っているスタイルがすごく印象的というか、『いきます!』じゃないけど、坂井さんのZARDに入り込む瞬間というか、そういうのがすごく印象的です。」

と仰っていたように、髪を後ろで1つに束ねるのが、ZARDの坂井泉水になるスイッチだったのが印象的でした。

たしかに歌っている姿はポニーテールだったり、髪を縛っていることが多いなと思いました。映像作品に触れる際に、坂井さんの髪型にも注目してみます✨

平成に生きる昭和の女

ZARDのコンセプトについて、音楽ディレクターの寺尾広さんが語ってくれています。

「平成になっているんだけど、昭和的な女性。男性が『何かこういう仕事をしたい』と夢を追いかけている。その男性をそばで応援している女性」

書籍『永遠 君と僕との間に』(著:ZARD)では、長戸プロデューサーは平成を生きる昭和の女は「好きな男の夢のために身を引く女」と説明していました。

どちらにせよ、『負けないで』の詞にあるように、「心はそばにいる」ことには変わりないと思います。

令和の時代になっても、楽曲を通して応援してくれたり、寄り添ったりしてくれることに感謝ですね!

河村花さんの心境の変化

河村さんが坂井さんの直筆のメモを見て心境を語っていました。

「最初に『坂井泉水さんを演じていただきます』って言われた時と、覚悟じゃないけど、伝えたいなって思いました。坂井泉水さんの世間の人が知らない魅力的なところを本当にたくさん教えてもらったし、それを見て、感じて、聞いて、思って。簡単なことはないなって思います、今。難しい。知ってしまったから怖いです。」

たくさん知ったからこそ、伝えたい。一方でたくさん知ったからこそ、しっかり伝えられるか怖い。そんな想いの中、坂井さんを演じ切って、番組を見てくださった方に坂井さんの魅力を伝えてくださった河村さんはカッコよかったですね😢

ドラマパート

本名である蒲池幸子さん名義で活動されていたことについての中傷記事が書かれ、『Forever you』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)が作成されるまでのストーリーがドラマになっていました。

『Forever you』はこちら↓

書籍『永遠 君と僕との間に』で『Forever you』についてスタッフの方々のコメントがあります。

「主人公の気持ちを切々と歌うソナタ形式の曲です。Aメロ→Aメロ→サビ→Aメロ→間奏→サビ→Aメロという構成が切なさを生みました。この30年くらい、日本のポップシーンのヒット曲の多くが、Aメロ→Bメロ→サビという構成です。でも『Forever you』は違った。」(寺尾)
(中略)
「新鮮でした。主人公が過去に思っていたこと、迷っていた体験は間違いじゃないという内容の歌詞も、歌い方も、演奏も全部が好きです。あのときに僕も感じた切なさは多くのリスナーに伝わっていたと思いますよ。坂井さんがこの世を去った後に行った追悼ライヴでは、客席がサイリウムの光で輝いていました」(寺尾)

『永遠 君と僕との間に』

『Forever you』は寺尾さんがおっしゃっているように、独特の構成で進むため、切なさを感じますが、そんな中でも坂井さんの決意の強さを感じることのできる曲です。

「坂井はね、記事の内容が事実であれば、グラビアの仕事のことを書かれても、セクシーな水着の写真が掲載されても、堂々としていました。自分が納得して引き受けた仕事だからまったく気にしていないという態度です。そういう仕事をとってきてくれたかつての事務所のスタッフに感謝していたほどです。ただね、僕たちはグラビアをやっていたことを興味本位で記事にされることは嫌でしたよ。だから、かつての自分を後悔していないなら、そういう歌詞を書いて歌ってくれ、と坂井に言いました。それでつくったのが『Forever you』という曲です。歌詞には、若いころの自分を悔やんでいないこと、夢を探していたこと、手を差し伸べてくれた人への感謝がつづられています。」(長戸)

『永遠 君と僕との間に』

長戸プロデューサーとの会話がドラマの冒頭でありましたね。そのドラマパートで印象に残った坂井さんのセリフがあります。

「でもそれよりも、これで私が過去を後悔してると思われる方が悔しい。私はあの頃の自分を否定したくないんです。」

本当に言ったかどうかはわかりませんが、「坂井さん言ってそうだな」って思いました。自分を否定せず、受け入れていく強さを感じました。

誰しもが、自分の過去について思うことや迷うことがあると思います。それを乗り越えてきたり、乗り越えようとしたりしている人にはとても響く曲だと思います。

僕にとっても当時はとても嫌な体験が、「あの過去があったからこそ、今の自分がある」と思えるようになってからは、この『Forever you』がより一層好きな曲になりました♪

最後に

今回の番組のように、もっと多くの方にZARD/坂井泉水さんのことを知っていただける機会があること、本当に嬉しく思いました😄

坂井さんを演じてくださった河村さんをはじめ、番組を制作してくださったNHKの方々、坂井さんとかかわっていたスタッフの方々、本当にありがとうございました!

『負けないで』のイメージが強いですが、それ以外にもたくさんいい曲があります♪サブスクも解禁されてますし、ちょっとでも「聞いてみようかな」と思っていただける方が増えたら嬉しいです✨

日ごろ音楽を通じて寄り添ってくれる坂井さんへの恩返しとして、僕も微力ながら、月命日の27日に曲を紹介してZARD/坂井泉水さんを知っていただけたらと思います。

ZARDについて触れる機会が今後も増えますように!


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