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ZARD『good-night sweetheart』

どーも、ゲッティです。27日。坂井さんの月命日ですね。

いつも寄り添ってくれるZARD/坂井泉水さんの歌、詞に感謝です。恩返しに少しでも皆さんにも興味を持っていただけたらと思い、曲紹介をします♪

今回は『good-night sweetheart』をご紹介!

『good-night sweetheart』

『good-night sweetheart』(作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人)は11thアルバム『君とのDistance』に収録されている曲です。特にタイアップはしていないですね。

坂井さんが存命中の最初で最後の徳永暁人さん・葉山たけしさんの共同作品ですね😄

坂井さんはこの曲について以下のように語っています。

ワガママだけど可愛らしい女性が主人公。サウンドや曲全体、詞に至るまで遊び心満載のフェミニンなロックチェーン。イントロ、ブリッジ、アウトロのフレーズが印象的ですね。

『What a Rare Issue!~軌跡~』

この曲のレコーディングを担当された大藪拓さんが『ZARD/坂井泉水~forever you~』(著:ZARD)にて、この曲のレコーディングについてお話しされていました。

この時は大阪のRED WAY studioでのレコーディングでしたが、坂井さんはスタジオでも通常はヴォーカルブース(レコーディング中、坂井が歌う場所)とコントロールルーム(レコーディング中、エンジニアやディレクターが作業する場所)との境にある窓のカーテンを閉め切るなど、歌っている姿が見えない状態でレコーディングされると聞いていました。でもこの日は「ここでいいわ」とおっしゃって、ブースではなくコントロールルームにハイチェアを持ってきて座りながら、ハンドマイクで歌われたのです。

『ZARD/坂井泉水~forever you~』(著:ZARD)

アルバム曲のミックスやライブのレコーディングを手掛けている市川孝之さんもこの曲についてお話しされています。

歌の素材が送られてきて初めて聴いた時になんか変だと感じたので、録音を担当したエンジニアの大藪拓君に「何か声が変でさ~。どのマイクで録ったの?」と質問したんです。(中略)
ただ、この時は仮歌用のヴォーカルレコーディングということもあり、坂井さん自身が「ここでいいです」と言って、コントロールルーム(エンジニアやディレクターがいる部屋)にハイチェアを持ってきて、座りながらマイクを自分で持って歌ったのでラフなテイクになったんですね。結果的にその時の歌が曲の雰囲気とマッチしているから、本番用に使用することになったということでした。

『ZARD/坂井泉水~forever you~』(著:ZARD)

市川さんがおっしゃっているように、ハンドマイクの声質が本当にこの曲にマッチしていますね♪上手く表現できませんが、眠るときに坂井さんの歌声によっていい夢を見れそうな、温かい世界に引き込まれていくような、そんな感じがします🥰

勝手な解釈ですが、この曲では主人公がパートナーのことを好きだけれども、自分に自信が持てたり、持てなかったり悶々としている…。夜眠る前にパートナーとのことを考えて物思いにふけっている。そんな情景が目に浮かんできます🌃

歌詞にも「怒ってばかりいるんだモン」とか「君のペースになぁっちゃう」といった話し言葉のような表現があり、まるで日記やポエムを歌にしたような印象を受けますね。

さて、ここからは『good-night sweetheart』の好きな詞をご紹介♪

自分の考えや解釈を押し付けるつもりはありませんし、違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうが、「そんな考え方もあるんだな」程度に思っていただけたらと思います。各々の感じ方や曲と結びつくご自身の思い出を大切にしていただけたら幸いです✨

好きな詞

その1:「もっとほがらかに 笑ってる「あなたが好き」」

この詞の好きなところは”あなたが好き”のところに「」が付いているところですね!「」なしで書かれていると主人公がただ想っているだけでしょうが、「」が付いていることで(直接伝えたかどうかはわかりませんが)実際に口に出しているのがわかりますね。

思わず口に出してしまうほど、パートナーのほがらかな笑顔が素敵なんでしょうか✨パートナーのことを想っている主人公のそういった場面を想像するとニヤニヤしてしまいます笑

その2:「今日は私のために 明日は君のために」

恋愛の話になると一度は「尽くしたいか尽くされたいか」みたいな話をされたことがあるのではないでしょうか?どちらか一方を選ぶのも自由ですし、どちらがいいとか悪いとかがあるわけではありません。

どちらかが我慢をするでもなく、譲り合いすぎて変な感じになるのでもなく、相手のことと同じくらい自分も大切にしながらお互いを思いやる感じが伝わってきて好きですね🥰

ギブアンドテイクな関係性を築いていこうとする過程が伝わってきます!

その3:「自分を好きになってみたり また嫌いになってみたり 忙しいけどどうにか生きてゆけるらしい」

自分に対して気持ちが揺らぐことありますよね。

「こんなことできた!やればできるじゃん!」
「みんなと一緒に楽しめる自分っていいな」
「うわー、やっちゃった。なんでこうなるかな…」
「こんなこともできないのかよ!腹立つな!」

自分への感情が日々揺れ動いていますし、外的要因でコロコロ変わったりして忙しいですが、たしかにどうにか生きてゆけてますね。

嫌いな時にはそう簡単に受け入れられないですが、好きとか嫌いとかコロコロしちゃう人間味があるところもいいですし、坂井さんのような人でもそんな部分があるのかなと思うと寄り添ってもらえているというか、安心感がありますね💓

その4:「そのうち 冴えない自分も好きになる」

冴えないという言葉があると、ポジティブよりネガティブなイメージの方がありますよね。ネガティブな言葉と「好き」という感情は一見矛盾しているように感じます。

「冴えない自分めっちゃ好きー!」とかではなく、「まぁ冴えない自分もいいとこあるよね」と自分の嫌いな部分を主人公が受け入れたのではないかと思います。

欠点をなくそうとするのではなく、欠点がある自分を受け入れる。自分を好きになったり、嫌いになったりする自分を受け入れる。「そんな自分でいいんだ」と自分を許してあげる。

時間はかかりますし、簡単なことではありませんが、だんだん主人公が自分を受け入れていくであろう未来に向かう過程を感じられて好きです。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!『good-night sweetheart』は楽曲のメロディや坂井さんの歌声に癒されますし、恋愛ソングですが、恋愛に限らず自分への気持ちが揺れ動いている時に聴くと坂井さんに寄り添ってもらえている感じがして好きです♪

シングルのA面と比べると知名度は劣る曲ですが、素敵な曲なのでぜひサブスク等で聴いてみてください🥰

坂井さん、これからもどうぞ、寄り添ってください。

(本文の歌詞は『good-night sweetheart』作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人
からの引用)


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