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【プレイ感想】ゼノブレイド3 新たなる未来 〜ゼノブレイドの完結編に相応しい追加ストーリー〜

月兎です。
今回はゼノブレイド3の追加ストーリーである『新たなる未来』の感想記事になります。

本当はプレイ日記を書きたかったのですが、時間がなかったので今回は感想記事だけにしておきます。もし楽しみにしてくださった方がいたら申し訳ございません…。

ストーリーをクリア時点で執筆した記事なので、全クエストクリアや全ユニークモンスター討伐まではやり込んでいません。ご了承ください。

極力ネタバレせずに語っていきますが少なからずネタバレも含まれるかと思いますのでご注意ください。

▼公式サイト

良かった点

本編を補完するストーリー

ストーリーは『ゼノブレイド3』本編の前日譚となっており、本編では明らかにならなかった事実も補完される良質な内容となっています。

過去作の主人公であるシュルクレックスも登場し、全体的に過去作との繋がりが強めです。

しかしながら、あくまでも「マシューとナエルの物語」として描かれており、過去作のキャラを活躍させつつも主人公のマシューにしっかり存在感があり、この辺りが絶妙で非常に良かったです。

マシューの性格、とても好き

キズナビリティ

『新たなる未来』で新登場した要素で、探索を進めたり敵を倒して"エネペディア"を埋めるなどの行動でキズナポイント(KP)が貯まります。

貯まる条件は色々

そして、このKPを使ってキャラクターのアーツやスキルを強化できます。

これにより、より一層探索や寄り道が楽しくなったと感じました。

ちなみに、KPは全員で共有しており、キズナビリティの段階やアクセサリー・ジェムの装備枠はキャラごとに個別に解放していく仕様なので誰から強化するかもプレイヤーの腕の見せ所になります。

バトルの新要素

戦闘面では、インタリンクの代わりにユニオン戦略・作戦指南書が追加されました。

前者は2人で放つ必殺技で、敵がライジング状態の時に放てばユニオンコンボが成立し、追加ダメージを与えられます。

ユニオンは常時効果を発揮するユニオンスキルも所持

このユニオンコンボはチェインアタックでも発動します。上手く締めで発動できると気持ちいいです。

後者は通常のアクセサリーとは別枠のアクセサリーで、チェインアタックのオーダーのコンプリートボーナスが変化したりヒーローチェインを付与することができます。

個人的にかなり戦略の幅が広がる良い追加要素だと思いました。

シリーズファンへのサービス

ストーリーの項でも述べた通り過去作との繋がりが強く、シリーズファンへのサービスが盛り込まれています

ストーリーに加え、クエストや地名でも過去作を思わせる要素が多く登場します。

特に"キズナビュー"は仲間達の会話を楽しめるのはもちろん、過去作の出来事に触れる話も多いためシリーズファンは必見です。

懐かしい気分になる会話も

気になった点

過去作プレイ必須

ここまで語ってきた通り過去作の要素が多く登場するため、過去作(DE・2)をプレイしていない人には本編と比べてハードルが高い内容となっています。

とはいえあくまでも追加ストーリーなので、過去作の要素を盛り込んでシリーズファン向けに振り切る路線も悪くないと感じました。

ただ、プレイするのであれば『ゼノブレイドDE』と『ゼノブレイド2』、そして『ゼノブレイド3』本編を履修しておくことを激しく推奨します。

寄り道必須のバランス

『新たなる未来』のボスのレベルは全体的に高めに設定されており、寄り道をしてクエストをクリアしたりエネペディアを埋めることでちょうどボスと同じくらいのレベルになるというバランスです。

こちらが強すぎてバランスが崩壊することはあまりありませんが、結果として寄り道必須のバランスになっているので一旦寄り道要素を無視してサクサク進めたい人には合わないかもしれません。

しかし、本編と同じくキャラを掘り下げるクエストやコンテナ・ユニークモンスターの発見など寄り道は決して退屈なものではありません。

ゼノブレイドの魅力は寄り道にこそ詰まっているので、ある程度は寄り道してみるといいかもしれません。

キズナビューが見返せない

ある意味個人的に一番の問題点です。

キズナビューの会話は先述の通り、キャラ同士のやり取りが良かったり過去作に関連する話を聞ける非常に良い要素なのですが、イベントシアターのように後から見返すことができません

現状見返すには録画するかやり直すかしかないので地味に困る問題点です。

まとめ

総合的にシリーズファンへのファンサービスが充実しており、シリーズファンであればプレイして絶対に損はない、シリーズの完結編に相応しい内容となっています。

戦闘や探索なども本編から手を加えられており、本編と違う楽しさがある点も魅力です。

さすがに本編には劣りますが、キズナビリティを含めたボリュームはかなりのものなので単体でも十二分に楽しめます。

ぜひ過去作を履修した上で、シリーズの完結をその目で見届けてみてください。