【013】おわりに
以上12回をもって、この「現場でよく会う、プレイヤー側ではない人へのインタビュー」企画も一旦終了になります。予定通り生活が忙しくなってきたから。お読みくださりありがとうございました。
この企画では、お話を聞かせていただく方に対して、以下の項目を約束していました。
「この人の音楽遍歴を聞きたい!」と思った相手の魅力を出来る限り引き出せないか、素人ながらに努力したのですが、上手くいったかは自分ではわからない。読んだ方に「インタビューされているこの人の話、もっと聞きたいな」と思っていただけていたら良いのですが。
公開回数を重ねていく中で
「近しい人間をコンテンツにするのは悪趣味では」
と怒られたり詰められたりもありました。
ひとさまをコンテンツ扱いしたつもりは一切なかったけれど、そう思われたのなら私が悪い。申し訳なかったです。お話を聞いた後で、記事にしなかった回も勿論あります。
また
「話を聞きたいなら、インタビューというテイを取らずに、普通に友達としてご飯にでも行けばいい」
とも言われたのですが、それはどうにも難しい。この企画でお話を聞かせていただいた誰よりも自分は年嵩だからです。年齢が半分の若者に対して「我々友達じゃん!」とこちらからいくのは絶対に違うし、それはハラッサーだと私は思います。最近の若者は年長者に優しいのですが、その気遣いを好意と勘違いして失礼をはたらく同年代を何人も見たことがあります。気が合うのではなく「向こうが合わせてくれている」ことに気付いてほしい。世の中には年齢差のある友達関係もありますけど、間にある非対称性に対しては年長者側がもっと自覚的になった方がいい。そもそも、音楽遍歴に関しては傾聴に徹したい。結果、こういった歪な形の企画になりました。お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
ちなみに、私は友達の定義がゆるいので全員を友達だと思っています(台無し)。今度普通にごはんにでも行きましょう。
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インタビューを行うにあたり、事前にお願いしていたアンケートの質問項目はなんと16個!多い!多すぎる!なのに皆さんこまめに答えてくださり、ありがたかったです。お蔭で予習ができて本当に助かりました。
事前アンケート質問は以下の通りでした。
こうやって見ると、昔あった「百の質問」みたいですね。同人か?まあ、同好の士ではあるので同人でも間違いはないのですが…。懐かしいな百質、皆さんも勝手に答えたりアップしたりしてみてください。
上記16項目の中「これは失敗だったな~」とのちのち反省したのが
「好きな音楽の傾向はどんな感じですか」
でした。ここで皆さんを必要以上に悩ませてしまい、申し訳なかったです。説明しづらいし、そこを言語化できる人は音楽に携わっている気がする。
あと、アンケートには入れていなかったのですが「そういえば『私とトーフビーツ』についてなんですけど…」と皆さん自発的に話してくださってやさしさがすごかった。ありがとうございました。無言の圧、反省しています。
それにしても楽しかったな。疫禍もあったここ数年、ひととごはんを食べに行くことも、何時間もひとの話を聞く機会はなかったから。この企画では色んな方にお世話になりました。
小金と時間と余裕が出来て、気が向いたら再開するかも知れません。
それまでお元気で!
高野より
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〔おまけ〕
世間で想像されがちなクラブはこんな感じかと思いますが
DJ SOULJAH f. ERA, 鎮座Dopeness, 環ROY, TOP (Thugminati) Clubに来た 〜When I'm in Da Club〜 (泡パ Ver)
自分が行くのはこちらの感じです。
ONiON feat. Narrin - Step Into the Club
あと、たのしい現場といえば「韻シスト『Gimelou』」なんて曲もありますね。
皆さんの赴くフロアが楽しいものでありますように!ごきげんよう。