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KONG史上最大の珍事件。

どうも。

KONGです。

さてさて、本日はKONGの人生で一番衝撃的だった、ある珍事件についてお伝えします。

事件が起きたのは、先月からnoteで何度も話題にしている、
例の「下町の靴屋さん」。

時期は年末。
朝からなにやら熱心に新聞を読んでいた社長が、突然KONGに尋ねた。

「カイちゃん。
スクラッチくじってやった事あるか?」

KONGは振り向きながら

「ええ、ありますよ!
200円ぐらいでサッと買えるやつですよね?
やりますか?」

と返した。

すると社長が、KONGに懐から600円を取り出して手渡した。

「これで3枚買ってきて。
一等を頼んだぞ。」

普通なら

『いやいや無理ですよ!!』

とギャグで済むところだが、相手は我が社のBIG BOSS…。
ギャグなのか本気なのか分からない。
結果によっては、命にかかわるしれないミッションである。

「わかりました!」

600円を握りしめラッキーセンターに向かうKONG。

配当は低いが1等の口数が多いシリーズを選び3枚引き、
大切に握りしめて職場に戻った。

息を切らしながら社長にスクラッチを渡すも、社長は凄みながら

「これは一等なんだろうな?」


「ええ勿論です!」

KONGは目を合わさないようにしながら、そそくさと仕事に戻った。

そしてチラチラと横目で、スクラッチを削るBOSSを見ていると・・・。

ふとBOSSが息子さんを手招きした。

呼び寄せられ、社長の手元を見つめる息子さんの表情がみるみる変わっていく。
そして今度は息子さんが、KONGを手招きしたのだった。

なんだ?

なんだ?

と、BOSSと息子の元へ向かうとテンションが低いBOSSがこう言った。

「カイちゃん。
良く見てくれ。
ショートケーキが4つ出ればいいんだろ?
これどうなんだ?」

そう言われてスクラッチを渡される。

恐る恐るスクラッチに目をやり、怪談話の『おいわさん』が皿を数えるようにショートを数えるKONG

1...

2...

3.....4?

ん?

1...

2...

3...

4...?

ほ?

1!
2!!
3!!!
4!!!!

4つあるがな!!!

「これ。一等だ。」

そうなんです。

一等なんです。

当てたんです。

3枚だけ買って。

当てたんです。

「カイちゃん!!凄いwww!!!」

そう、俺凄い!

なんか色々嬉しくなっていたらBOSSがこう言った。

「俺はいらねぇよ。従業員の3人でわけろ。」

神様降臨!!!!!

もう踊り出しそうだ。

いや、踊っていたかもしれない。

確か配当は30万だった。

1人10万ぐらいの分配により、一同もテンションがあがる!!

丁度その時のKONGは家賃の更新も控えており、
極めて財政難な状況であった為、この嘘のような幸運に心から喜んだ!!

これで家賃も更新できる!!

なんていい日なんだ!!!

「社長、ありがとうございます!!

俺!

換金に行ってきます!!!」

と言ったが、、

なかなか社長が券を離さない。

「社長?」

おや?

社長の様子がまたもやおかしいぞ?

すると、、

目の前でチケットがビリビリに破かれ、、、

マッチで

燃やされ

灰皿の中に投げ捨てられた。

一瞬の出来事だった。

かつてこんなに肛門に力が入った事があっただろうか。

一同も無言。

そんな中、社長が突然立ち上がったかと思うと、
KONGの胸を突き飛ばした。

その場に崩れるKONG。

そんなKONGを見下ろす社長が口を開いた。

「音楽で!ビッグになるんじゃねぇのかよ!!!
こんな所で運使ってんじゃねぇよ!!!!」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー!!!!

なんじゃそれぇぇぇぇぇーー!!!!!!

当てて来い言ったやぁぁぁぁぁぁぁん!!!!

当てて怒られるってなんでぇぇぇぇぇぇ!!!

正解は何やねぇぇん!!!!

そこで振り絞ったKONGの台詞は

「そうっすね…」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

『そうっすね』

じゃねぇぇぇし!!!!

家賃更新どーすんねぇん!!!

もしスクラッチを外し取ったらどーなっとったねぇぇぇん!!!

……

こしてこの日は精神空っぽになったまま1日を過ごし、その夜は久しぶりに親に電話をして『元気でやってる』と伝えたKONGでした。

そのあと更新はどうしたかって?

それはまた別のお話。

それでは!

また!

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