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みんな大好きチーズバーガー

どうも。 KONGです。


日常とは、偶然が重なり合って成立しているもの・・・。

一つの小さな判断が、その後の展開を大きく左右する。

その積み重ねこそが、人生――――。

さて、これはKONGが20歳になった頃のお話です。

季節は夏。

当時はお金もないので、外食なんて殆どしなかったのですが、その日は

『とにかくチーズバーガーが食べたい!!』

の衝動に駆られており、自宅から少し離れたハンバーガー屋さんに足を運びました。

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夜21時頃でしたが店内のレジは2つ解放されており、それぞれに3組ぐらいが並んでいました。

『…もう少しでチーズバーガーが食べられる』

そんな事を考えながらレジに並んでいたんですが、前のお客さんが中々注文が定まらない人で、順番が回ってこない。

KONGの後から店内に入ってきた人達の方が、アレよアレよと注文を終えて行く。

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それでも意地になったKONGは、その列に並び続けました。

―――もしこの時に隣の列に並び直していたら、
あんな悲劇は起こらなかったのに…。


10分後…。

無事に注文を終え、食べたくて食べたくて仕方のなかったチーズバーガーを購入し、帰路についていたのですが、もう空腹値は限界も限界。

お行儀が悪いことも承知だが、歩きながらチーズバーガーを食べようとした、その時…。

正面から、そこそこデカイ何かが

「ブーブーブーーン!!」

と顔を目がけて飛んできた。

ハエにしては大きく、カブトムシにしては少し小さい。

恐らくカナブンだっただろう。

本能的に変な動きをして避け、キョロキョロ見回しながら服や肩を手で払う…。

ズボンとかに着地をされて、部屋に連れて帰るのもテンションが下がるので入念に服を確認した。

――――――何処にも姿はない。

KONGが小さく暴れている時に、飛び去っていったのだろう。

気を取り直して、食べたかったチーズバーガーを頬張った。

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その日のチーズバーガーは
食べた事のないトッピングがされていた。

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こうして…。

あんなに好きだったチーズバーガーを、この日を境に食べなくなった。

もしも、隣のレジに並んでもっと速く家に向かっていたら、カナブンと遭遇することはなかっただろう。

もしも、お行儀良くお家で食べていたらチーズバーガーをいっぱい食べてもっと大きくなっていただろう。

祝日が無い6月がスタートしましたね。

憂鬱な日もあるかもしれませんが、偶然の出来事に一喜一憂しながら過ごして行きましょう!

それではまた!!

good-byeエンジェル!!!

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