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本当に5ブロックにしていいんですか?

今回のテーマは、「テンパイまで遠い段階でのブロック意識」です。

特に1問目の牌姿は、牌譜検討放送中の何切るアンケートで大半の人が間違えてしまったものです。

イーシャンテンの手や、シンプルなリャンシャンテンの牌姿の場合は、大抵5ブロックに受けるのがベターとなります。

しかし、それだけでは正着を導き出すことは出来ません。ゴチャっとした手のときは「一手先を見る力」が必要となってくるのです。

「5ブロック」「6ブロック」とその場で数えるのは出来るけれど、自分が正解を選べているか自信のない方も多いと思います。そんな方はぜひ、このあとの立体何切る2問を解いてみてください。「高度なブロック意識」をバッチリ鍛えることが出来る良問となっています。

何切る一覧


(難易度はA~Eの5段階。Aが最難。)

①上家の仕掛けが入っているところに2mを引いてきました。何を考えて何を切りますか?西を切って6ブロックにするか、78pまたは67sを払って5ブロックにするのがいいかをメインで考えてください。(難易度C)


②前巡に1pを切ったところ、裏目の2pを持ってきました。何を切りますか?(難易度B)

①5ブロックにしておけば正解、なのか? (難易度C)

(再掲)何を切りますか?

「不特定多数と打つフィールドでは、6ブロックよりも5ブロックが有利」という意識は浸透してきたように思います。詳しくはこの動画↓

https://youtu.be/Dn29q4DfHaE

を見ていただくとして、サラッとだけ説明しますね。


例として、

234m114578p34677s 7巡目ドラ6m

という牌姿で考えてみましょう。ブロックに分けると、

234m+11p+45p+78p+34s+677s

という6つになります。

ここで打7sとして、6つのブロックをキープするのが「6ブロック打法」です。
ピンフによる打点、どのリャンメンを選ぶかを後から決められる、迷彩、といったメリットはあります。
しかし、安全牌などの余剰牌が持てない、イーシャンテンでの受け入れが狭くなる、このあとの巡目で数牌を2枚切らないといけない守備的な不安、というデメリットが大きく、基本的にはオススメ出来ません。

ここは、一番弱いブロックを1つ落として「5ブロック」の構えにするのがいいですね。

234m114578p34677s (再掲)

この場合は、タンヤオがあるので打1pがいいでしょう。迷いなく連打出来ますし、ツモ78pあたりも嬉しいですよね。

234m+45p+78p+34s+677s(+1枚)

の5ブロックとなります。繰り返しになりますが (+1枚)を安全牌や有効牌と持ち替えられるのが大きな魅力です。

では、本題に入りましょう。

(再掲)

この牌姿でも6ブロックを嫌って5ブロックにすべきでしょうか

それは、

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