本当に5ブロックにしていいんですか?
今回のテーマは、「テンパイまで遠い段階でのブロック意識」です。
特に1問目の牌姿は、牌譜検討放送中の何切るアンケートで大半の人が間違えてしまったものです。
イーシャンテンの手や、シンプルなリャンシャンテンの牌姿の場合は、大抵5ブロックに受けるのがベターとなります。
しかし、それだけでは正着を導き出すことは出来ません。ゴチャっとした手のときは「一手先を見る力」が必要となってくるのです。
「5ブロック」「6ブロック」とその場で数えるのは出来るけれど、自分が正解を選べているか自信のない方も多いと思います。そんな方はぜひ、このあとの立体何切る2問を解いてみてください。「高度なブロック意識」をバッチリ鍛えることが出来る良問となっています。
何切る一覧
(難易度はA~Eの5段階。Aが最難。)
①5ブロックにしておけば正解、なのか? (難易度C)
「不特定多数と打つフィールドでは、6ブロックよりも5ブロックが有利」という意識は浸透してきたように思います。詳しくはこの動画↓
を見ていただくとして、サラッとだけ説明しますね。
例として、
234m114578p34677s 7巡目ドラ6m
という牌姿で考えてみましょう。ブロックに分けると、
234m+11p+45p+78p+34s+677s
という6つになります。
ここで打7sとして、6つのブロックをキープするのが「6ブロック打法」です。
ピンフによる打点、どのリャンメンを選ぶかを後から決められる、迷彩、といったメリットはあります。
しかし、安全牌などの余剰牌が持てない、イーシャンテンでの受け入れが狭くなる、このあとの巡目で数牌を2枚切らないといけない守備的な不安、というデメリットが大きく、基本的にはオススメ出来ません。
ここは、一番弱いブロックを1つ落として「5ブロック」の構えにするのがいいですね。
234m114578p34677s (再掲)
この場合は、タンヤオがあるので打1pがいいでしょう。迷いなく連打出来ますし、ツモ78pあたりも嬉しいですよね。
234m+45p+78p+34s+677s(+1枚)
の5ブロックとなります。繰り返しになりますが (+1枚)を安全牌や有効牌と持ち替えられるのが大きな魅力です。
では、本題に入りましょう。
この牌姿でも6ブロックを嫌って5ブロックにすべきでしょうか?
それは、
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