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「迷ったらリーチ」って、本当なんですか??

「うわ、これリーチかダマか分からない… 時間がなくなる… どうしようどうしようどうしよう」

といった経験は誰にでもあると思います。

今回のテーマは、そういった場面で以前から格言として使われている「迷ったらリーチ!」の有効性についてです。

迷う範囲は人それぞれです。

初級者の方はどうしたらいいか分からないことばかりでしょう。一方、上級者の方は、「こっち!」と実戦で判断出来ることが多いでしょうね。

ただ、上級者の方でも完璧に選択が出来るのかというと、そうでもないですよね。打っている最中、リーチ判断で迷うことは多いかと思います。それくらい、麻雀というのは難しいゲームです。

そして、「あとからじっくり考えて」どちらがいいかを結論付けることは可能ですが、実戦では短い時間の中で決断することが求められるのです。これがまた難しい。

そういうときの大まかな指針として「迷ったらリーチ!」ってたまに聞くけど、どうなん?というのを、この記事では解説していきますね。

当たり前ですが、局面ごとにリーチすべきかどうかの度合いは違ってきます。また、どちらがいいかを的確に判断すること自体や、後で振り返りながら精査をして次以降に活かすことは、それぞれもちろん大切です。思考停止をしていい、と言っているのではありません。

繰り返しますが、実戦での「指針としての有効性」がテーマです。

私が、こういった抽象的な戦術を取り上げるのは珍しいと思います。

それくらい、使う機会が多いんですよね。

また、今月牌譜を見せていただいた方で、「リーチ判断を迷っている人が多かった」のもあります。同様の悩みを持ってらっしゃるプレイヤーがもしかして多いのかな?と考えて、ピックアップした感じですね。

初級者~中級者向けの記事ですが、リーチ判断自体は難しいものもあるので、上級者の方もぜひご一読ください。

では、立体何切るを見ながら、「迷ったらリーチしていいの?」というを考えていきましょう。


何切る一覧

※ラス回避ルールでの基準でお話しします。他のルールでは「リーチの強さ」などによって適宜調整をしてください。

リーチしますか?

A.打1m外し B.打8p外し C.打8sリーチ D.打8sトリダマ 


リーチしますか?



リーチしますか?

A.打r5mリーチ B.打r5mダマ C.打8mリーチ D.打8mダマ 


リーチしますか?

A.打1m外し B.打8sリーチ C.打8sトリダマ D.打8p外し

さて、悩ましい手牌ですが、ここで「迷ったらリーチ!」とするのはアリかナシかでいうと、


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