3着目で守っているだけでは勝てません。
ラス回避ルールでは、3着で終わるとほとんどポイントが減らずに済みます。「3着は勝ち」と言われることもあるくらいで、確かに「ラスにならずに踏ん張れた」という観点からは、耐えたと考えることも出来るでしょう。
ただ、それはあくまでも「3着でゲームを終えることが出来たら」の話です。牌譜検討や牌譜添削で「3着目になった瞬間に、手組みや立ち回りが消極的になる」方が多くいらっしゃいます。
表題にも書きましたが、3着目で守っているだけでは勝てません。もちろん、不利な勝負に首を突っ込んで、自分からラスになるのは避けた方がいいのは確かです。
ただ、自分が手を組まないと、他の3人が楽になってしまいます。特に、ラス目にのびのびと手を作らせるのは避けたいところですよね。
また、南場で言えることが多いのですが、3着目できちんと迎撃出来る態勢を整えておかないと「ラス目のリーチに、トップ目や2着目はなかなか突っ込んでくれません」。自分がラス目のリーチと戦わないといけない立場であることを自覚しておきましょう。3着目で消極的な手組みをして、ラス目のリーチに全員がベタオリ。終盤でツモられてまくられ、ツイてないとぼやいたことはありませんか?
自分がアガって局消化をすると、他家の加点を防ぐことが出来ます。放銃でのラス落ちを極度に恐れることなく、自分も参加しないといけない立ち位置にいることを忘れないでおきましょう。
今回は、点棒状況判断が難しい何切るを用意しました。どうするのがいいのかを考えながら解いて、実戦での判断力につなげていきましょう。
何切る紹介
③〜⑤は、どこで鳴くのがいいかをぜひお考えください。
①終盤に2000点の片アガリテンパイを取るか?(中級者)
この5sは、
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