見出し画像

ラス目の押し引きで【超重要な】ポイントを説明します。

麻雀は「こうすれば必ず勝てる」というのが決まっていないゲームです。例えば「字牌のドラはいつ切ればいいのですか?」という質問をよく受けるのですが、私の回答としては、

「そのドラがないと価値のある手が組めないときは残す。逆に字牌のドラがなくても魅力のある手が組めるときはさっさと切る」

というものですが、これですべてのパターンが網羅出来るわけではありません。

「リーチ者の現物待ちで、ピンフドラ1やピンフドラ2のテンパイ(単純リャンメン待ち)をしたときは基本的に追っかけ有利」

という暗記しておけばめちゃくちゃ役に立つものでさえ、例外はありますからね。

そんな中で、今回は「フラットならこうだが、4着目だからこそこうする」というシーンを取り上げます。打牌選択そのものより、「そこにたどり着く過程が大事」です。「麻雀には過程しかねぇ!」ってやつですね。

鳳南での牌譜を使っての検討シーンからの抜粋なので、かなりレベルの高い話となります。ポイントとなる思考をたくさん紹介しますので、押し引きの知識を増やしたい方はぜひご一読ください。

何切る一覧(難易度はA〜Eの5段階。Aが最も難しくなっています。)

①上家からリーチ。南家と対面も仕掛けています。何を考えてどうしますか?(難易度A)


②そろそろ中盤に差し掛かるところで、2枚切れの南を持ってきました。何を考えて何を切りますか?(難易度C)


①ラス目親番でも「イーシャンテンから2枚押し」するか?(難易度A)

かなり複雑な押し引きが求められます。

たくさんの要素があるので比較が複雑にはなりますが、1つずつ整理していきましょう。

まず押さない理由ですが、一番大きい要素は、

ここから先は

1,991字 / 3画像

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?